秋川湖で恋するマスにちょっかい出してきたぜ

大盛貝塚

2021年11月17日 08:08

僕のウインターシーズン恒例のエリアトラウトが開幕。
盛期を過ぎて釣りづらくなったバスやスモール、下流に下っていったシーバス達を追いかけるのも悪くはないが、サラリーマンの僅かな休日は、なるべく釣れる釣りをしたいじゃないですか。

実は今シーズン初のフィールドは朝霞ガーデンで消化済み。
3時間で10匹程の釣果だったが、取り立てて上げるほどの内容でもなかったので記事にはしていない。
まあ真冬に比べて今はまだ大分釣りやすいので、比較的数は出るよね。

朝霞ガーデンもいいのだけど、飽き性の僕はいろんなフィールドを楽しみたい。

ということでこの日はあきる野市のfish up秋川湖へ。
リリースオンリーながらアベレージサイズが40センチになるという大物を狙うコンセプトのエリア。
代わりに数は出ませんが。

本当は朝イチから入りたかったけど、日々の仕事の疲れがたまって起きられず...。
さらに家の用事もあるので3時間券で。
ゆるゆると家を出て、釣りを始めたのは午前11時。

さほど大きなポンドではないけれど、ロケーションは素晴らしい。
人の数も思ったほど多くはない。

季節柄、マスたちは繁殖期。
婚姻色の出た大きなマスが、岸際でグルグルとカップリングを試みている。
おそらくここの大型魚は3倍体という、大きくなるが生殖能力が無いという個体のはず。
卵を産めないのにも関わらず恋はするのだなぁと妙な感慨に耽る。
まあ...人間も変わらないか。

セオリー通り上のレンジからスプーンで刻んでいくが、上も中層も反応なし。
時間的にもボトムかなー、とシマノのスリムスイマーで底辺りを巻くと、早々にヌーンというバイト。

シマノ(SHIMANO) TR-0020 カーディフ スリムスイマー


幸先いいぞ、とフッキングするも、僕のスプーニングの愛竿、ダイワの絶版ファントムATが、これでもかとグニューと曲がる。これはデカイ。
しかし数秒のファイトであえなくフックオフorz
数釣れない秋川湖ではこのミスは痛い。

しかし予想通りボトムでバイトすることはわかった。
試しにバベルゼロでフォールさせてみると、グン、と糸が走りフィッシュオン。

これも秋川湖名物のアルビノ。
しかしサイズは20センチ台と、このフィールドではオマケの小物サイズ。
まあ、それでも普通にボウズがあり得る秋川湖では、精神的に落ち着ける待望のファーストフィッシュ。

しかしフォールではこの一匹だけ。
これもパターンではないと見て、ラッキークラフトのクラピーに変えてボトム付近を巻くと、再度ヌーンと当たる。

これはキャッチ成功。とはいえサイズはあまり伸びず30センチ程度。体色的に放流から時間の経っていない魚っぽい。

ラッキークラフト(LUCKY CRAFT) マグナムクラ・ピーMR


後で知ったが、この日は9時半ごろに放流があったらしい。タイミングを見事に外したな...。

その後は悶絶タイムに突入。
あまりに釣れないので、空いていた初心者向けポンドで癒される。
このポンドは数は多いが小型のみ、というボウズ逃れの場所。





ここでバベルゼロで5匹ほど釣ったところで本懐を思い出す。
秋川湖ではでっかいの釣らないと...。

ここで残り時間は一時間。
場所を移動して再開。
色々試すが、やっぱりボトムのようで、ポンド中心部の島を狙って遠投。カケアガリをクラピーで巻いてヌーン。

やっぱり当日放流の30センチ台。これを2匹追加。
釣れるのは嬉しいがここまでくるとサイズが欲しい。

再度スリムスイマーに戻し遠投。風に乗って島の際の良いところに落ちたと思ったら直後にヌーン!
フッキングすると、今日一番の重み。ロッドがバットからひん曲がる。

あ、これはスレちゃったか。

とは思ったが、スレ掛かりほど水の抵抗は感じない。そのうち魚体が走り出す。

ダッシュはそれほどでもないが、しかし相当な重さ。
ラインはナイロン3ポンド。朝霞ガーデン基準で巻きっぱなしのものを、面倒だからとそのまま持ってきていた。せめて4ポンドにしとくべきだったと後悔。

それでもなんとか寄せてきて、魚体が見えると、おおデカイ。ちゃんと口に掛かっている。
幸い、口の横のかんぬきに刺さってくれているようだ。これならバーブレスでも中々バレないだろう。

しかし、ネットインを試みたところで暴れだす。一度仕切り直し、軽く走らせてからもう一度寄せて、ようやくネットイン。

これはデカイ。秋川湖に来た甲斐があった。手寸で50センチくらいか。
まあ、3ポンドで捕れるくらいだから相対的に引きは強くないのだが、このサイズを釣り上げられるとやっぱりテンションが上がる。

この魚でちょうどタイムアップ。
終わってみれば3時間で10匹と、僕としては悪くない釣果で、サイズも最後に出てくれてまずまずの釣行でした。

徐々に寒くなってきた今日この頃。各地のエリアがオープンして、本格的な管釣りシーズンに入ってきました。
今期のエリアトラウトは、どこまで釣果を伸ばせるか。できるだけ楽しみたい所存です。

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