ニゴイさんは河川系アングラーの隣人なんだぜ

大盛貝塚

2019年06月07日 08:02

ニゴイ。
川をフィールドにしているアングラーなら一度くらい釣ったことのある魚ではなかろうか。


名前の通り、鯉みたいな見た目っぽさはあるのにやっぱり違うという、ビジュアル的にはちょっと損している魚(大きなお世話でしょうね)。

在来種ながらフィッシュイーターでもあり、バスや河川シーバスのいるようなポイントで生活環が重なっているらしく。
外来種の繁殖にも負けずに生息していて、ルアーにも結構食ってくる。
典型的な外道なのだけれど、大きくなれば60センチくらいにもなり、引きは特段強いわけではないもののそのサイズから意外とファイトが大変、裏を返せば結構楽しい魚ではなかろうか。

あんまり専門で狙う人はいないようだけど、個人的には冬やバスが低活性な時にでも積極的にアタックしてくれるので、良き隣人として遊んでもらっている。と勝手に思っている。
まあつまり言いたいのは。
わりと好きなのだ、ニゴイさんのことが。

夕マズメにライズがあるのでミノーを巻いてるとニゴイさんだったり。


ナマズの代わりに。


ラージ、スモールマウスの代わりに。


シーバスの代わりに。


ちなみに食べても味は不味くはない。
ただ骨が多いので料理法は揚げるに限る模様。
ずいぶん昔に読んだ本に書いてあったのだけども、縄文時代前期の貝塚からニゴイの骨が見つかるのに、後期になると減ってくるという研究もあるそうな。
やっぱり小骨が食べづらくて、人間知恵と余裕が出てくると、小さくてももっと美味しい魚に走るらしい。
ちなみに縄文後期の貝塚には鮎の骨が増えるという。

ただ、皆がガチで捕りはじめるとすぐ絶滅しそうなので、程々に楽しみたいと思うこの頃。

ということで僕はニゴイさんと良好な関係を築いていきたいので、皆様も優しく接してあげていただくと嬉しいです。

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