バルサだから釣れたのか、釣れたルアーがバルサだったのか、それが問題…でもないんだぜ

大盛貝塚

2024年02月20日 22:37

突然ですが、問題です。

アメリカ人は英語を喋っていた。
だから英語を喋る人はアメリカ人だ。

これは正しいか?


これは現代人なら間違いだということはすぐ気づくだろう。


では、もう一問。

ルアーがチドったときに魚が釣れた。
だからチドるルアーは釣れるルアーである。

これは間違いか?

正解は…僕にはわからない。
そんな気もしないでもないが、チドらずとも魚は釣れる。

個人的には、チドるルアーが釣れる説は、まあそんなこともあるよね、くらいの信頼度でみているのだが、そもそもチドるルアーをほとんど持ってないので真偽を確かめることもできない。

この手の有名どころのオールドのウィグルワートも1つ手元にあるのだけど、もったいなくて使えない(笑)

話が飛び飛びになっているが、何の話だ、と言われれば、これはラパラの新作の話である。
ここからが本題。

バルサ製のラパラルアーで魚が釣れた。
だから、バルサ製のラパラルアーは釣れるルアーである。

これは正しいか?


答えは一つ。当たり前じゃん。



ラパラの新作、フローターエリートの話である。



もはや伝説の釣れるルアー、ラパラのオリジナルフローター。
Rapala(ラパラ) オリジナルフローター(Original Floater)

バルサ製のこのオールドスクールのミノーは、昔からあれど、現代ではあんまり使われなくなってしまい、いや実はメッチャ釣れるんだよという説が逆に出てきていて、正に伝説じみてきている。

こっちのルアーは僕も一時期ヘビーローテーションして、なるほど確かに、常にとは言わないが、魚の目の前にルアーをアプローチできて、食性に訴えられる状況では非常に釣れるルアーだと思う。

で、このオリジナルフローターは知っての通り、バルサでできている。
ラパラのアイデンティティ、バルサボディの名作ルアーだ。

ラパラの歴史がこれから始まったこともあるだろう。
ラパラのファンは、バルサ製のラパラが釣れるルアーだと思っており、実際オリジナルフローターだけでなく、カウントダウンやシャッドラップはバルサ製でよく釣れるルアーと評価が高い。

むしろラパラといえばバルサボディ。
SUBARUといえばボクサーエンジンと同じくらい、マニアの間では「そうでなくちゃ」というトレードマークである。

エリートシリーズは、この心理を巧妙に突いてきた。

カウントダウンエリート、シャッドラップエリート、スキッターポップエリート。
みんなバルサ製がオリジナルの、エリートバージョンだ。


そしてついに本丸中の本丸、フローターエリートをリリースしてきた。
もちろん、バルサ製で。

ルアーがバルサでできていることの利点と言われる理由については、愛好家たちが昔から様々に語っているのでここでは触れない。
ここでそれを語るのは、むしろ野暮ってもんだ。

そういうことじゃないのだ。
僕ら、ラパラファンがバルサ製のエリートシリーズを買う理由は。

バルサ製だから買うのだ。

ラパラの出したバルサルアーだから買うのだ。
たとえ結構高くても、でもツインクルやバルサ50なんかに比べれば全然安いよねとか言いながら買ってしまうのだ。

フローターエリートはきっと釣れる。
なぜならバルサ製だから。
バルサのラパラは、バルサだから釣れるのだ。


(まだ使ったことないけど)

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