先日導入しました22サハラC3000。
このところ使い込んでおりました。
60cmのナマズを釣ったり、
57cmのシーバスが掛かったり、
80cmのハクレンをスレで捕ったり(写真なし)
多数のニゴイを釣ったりしてました。
僕には久しぶりのシマノの新品スピニング。エントリー機のレンジではあるものの、前評判は上々?だったこのリール、実力はいかに。
・巻きがヌメヌメ
空回しでは分からないのだけど、実際にルアーを巻いてみると、HAGANE非搭載機種や他社の同価格帯のリールに比べると明らかに違う。
何というか、ダイワ18レガリスもシマノ16エアノスも、もしくはリョービのマチュリティも十分シルキーに感じたのに、22サハラは例えるならオイリー。
ヌメヌメした巻き心地なのだ。
全体的なノイズが少なく、故に逆に僅かなサラつきを感じてしまう。それが逆に気になるレベル。
この現象、ステラとかにもあるらしいですが。
僕はHAGANEギアは初めてなので、このヌメヌメがギアによるものかは分からないのだけど、むしろサイレントドライブの効果なのだろうか?
・ドラグは普通
うん、至って普通。
それなりにスムーズで、可もなく不可もなく。
個人的にはダイワのATDが好きなので、グリスだけ塗ってやったりしたい気分ですが、今のところそのまま使用中。
・ライントラブルは無し
AR-Cスプールはやっぱり優秀。
マチュリティだとまれにあった、スプールキャップを跨いでしまうような巻き込みも無し。
ストレスフリーで使えます。
余談ですが、16エアノスの時代と、スプールエッジの角度が微妙に違うのね。
・ラインローラーに引っ掛かるは都市伝説
ずっとPE0.8号で使ってますが、巷で気にされている、ラインローラーに細いラインが引っ掛かる現象は皆無。
元々、逆にワンピースベールを使ったことが無い僕の経験上、無いと思っていたけどね。
本物のラインカッターだった03エアレックスを知っている僕には、普通に快適。
ちなみにラインローラーの回転が悪くてヨレるというのも、今のところ感じたことはありません。
・高負荷時は多分、ボディが歪む
唯一気になった点。
デカい魚...60cmを越えるような魚とファイトすると、何故かハンドルが緩んだような感覚があった。
魚を上げてから確認しても緩みはなかったので、おそらくファイト中、極僅かにボディが歪んでいるのだと思う。
それでハンドルを巻く時の感触が変わったのだろう。
これはメタルボディのマチュリティにはなかった要素だ。
22サハラは確か普通の樹脂ボディ。剛性面ではやはりそれなりか?
とはいえ昔使っていた12サハラでハクレンを掛けた時は、明らかにグニャーンとなった記憶があるので、その時代に比べると随分マシではある。
Cl4ボディだと大丈夫なのか?
使ったことがないので分かりません。
まあそもそも大物狙いなら、C3000ではなくもっと大きい番手を使えって話もある。
・逆転スイッチはあると嬉しい
ファイトのためというか、ローターに糸が絡んだ時にほどきやすいので(笑)
防水?
ドボンザブンしなけりゃ大丈夫でしょ(適当)
総じて優秀なリールだと思います。
これより良いものを、と言うなら素直にアルテグラ買えば良い。
ただ、欲を言うならやっぱりメタルボディが欲しかった。
アンダー1万円リールは多すぎるほど機種があるので、どうせならサハラくらいメタルボディの剛性機種にしてくれればよかったのに、と思う。
シマノならストラディックの2万円弱、ダイワはレグザLTの12000円代まで出さないとメタルボディは買えないのだから、1万円以下の機種のうち、ひとつくらいメタルボディで作ってくれた方が、キャラが立つと思うのだけど。
今、現役で買える1万円以下のリールでは、メタルボディなのはリョービのマチュリティだけになってしまった。
マチュリティにAR-CスプールとHAGANEギアを搭載すれば最強なのに...。
いや、それは既にシマノか(笑)
うーん、何故かマチュリティ愛がにじむレビューになってしまった。