23レガリスは間違いなかったぜ

大盛貝塚

2024年11月12日 07:49

11月に入り、僕の中ではそろそろエリアトラウトのシーズンに。

そこで、リールを新調しました。
ダイワ(Daiwa) 23レガリス LT2000S-P

23レガリス2000S-P。
リリース以来、高評価を重ねているダイワのバランスブレイカー。
実売1万円を切りながら、クラスを超えた性能を惜しげもなく投下したコスパモンスターです。
最近、ただ安いリールをコスパが高いとか言うサイトも多いけど、本当は「コストパフォーマンス」なのだから高くても安くても、それ以上の品質がないとコスパが良いとは言えない。
その点、23レガリスは、ガチでした。

詳しいスペックはもう方々にあるので今更語りませんが、噂通り素晴らしいリールだった。

僕の手元にはエリア向けには17エクセラー2000S−Hと16エアノス1000があって、エアノスがさすがにくたびれてきたのと、エクセラーはやっぱりギア比が高くて巻きの釣りがやりづらいので、この辺で買い換えようかと思っていたところだった。
やっぱりスプーンタダ巻きにはローギアだね…。

前モデルの18レガリスもよかったけど、唯一の弱点がボディ剛性だった。
ちなみに持っていたのは2500D。基本バス釣り用でした。
ボディ素材のDS5は軽くてもたわみやすく、それでもエリアトラウトやバス釣り程度なら支障はなかったけど、剛性厨の僕はやっぱりボディはカチカチが好き(笑)
まあ…それよりも18レガリスはATDドラグが流石にオイル切れして、ドラグが怪しくなったのが一番の不具合だったけど。
今回新たに搭載されたATD type−Lも気になっていたところ。

でもって、これまでレガリスは一つ下のクラスのレブロスの噛ませ犬的なところだったこともあり(笑)
18レガリスはリアクションバイトしたけど、今思えばこの世代は20レブロスでも良かった。

と思って1年待って、24レブロスが出たこのタイミングで、今回はやっぱりレガリスだな、と購入に踏み切りました。
実売1000円少々程度の差で、ザイオンVとねじ込み式ハンドルが手に入るなら、レガリス一択だろうと。


で、早速、王禅寺でシェイクダウン。


ところで、これまでナイロン一辺倒だった僕は、今季フロロを導入してみた。
ナイロンの伸びはとても好きなのだが、王禅寺みたいなポンドではレンジ調整に沈むラインが欲しかったのだ。
ナイロンだと深場を巻いても、どうしても浮き上がってしまうし、といってエステルは使いこなす自信がない。
僕はある程度ドラグを締めて、ロッドで魚の引きを楽しみたいのだ。
伸びないエステルだとブチブチ切れそうだし、大したロッドもないのでバイトも弾きそうだし。

フィールドに来たのは午後3時頃。
序盤はさほど魚の活性が高くない感じ。
スプーンの巻きを試したいので、ひたすら巻いてみるも、カウント2でショートバイト。

これ、ナイロンでよかったやん…。
そのせいかどうか確信はないが、5連続でバイトを取れず。
こういうことされると、伸びがあって食い込みの良いナイロンに戻りたくなる…。

慣れるためにも、ここはグッと我慢してフロロで通す。しかし頑張りを嘲笑うように悶絶は続き、開始1時間ノーフィッシュ。
心折れかけた頃、陽も傾き始め、魚の活性が上昇。
さらにレンジは上がったが(笑)、ここでようやくファーストフィッシュ。


入魂、完了。
ようやくポツポツ釣れ始め、




時速5匹ほと。
やっぱりフロロは積極的にアワセに行かないと、リトリーブでオートに乗るというのがあまり無い。
僕が欲しいのは低伸性ではなく比重なので、この点はデメリットだね。グラスのロッドが欲しくなる…。

なお、レガリスは箱出し状態でのグリスが馴染んでないせいか、巻きは若干重い。もしかしたらローターが軽すぎて慣性が弱いせいかもしれない。
まあ…あと2、3回使えばギアにアタリも出てもう少し軽くなるでしょう。
巻きの質感はそれほどだけど、ノイズはなくて十分にスムーズ。3ポンドフロロとエリアでは太めの糸を使っていたが、ライントラブルも皆無。
ドラグは、謳い文句通りに出だしがスムーズだが、ATDの特徴である負荷時の粘りもあり、魚が暴れても適度に粘って寄せるのに時間がかからない。
ローギアは、スピードが速いとすぐ泳ぎが破綻する樹脂製の1g以下のスプーンを巻くのに楽で、まさにエリア向けのスペック。
ちなみに1000番ではなく2000番を選んだのは、このローギア設定があったのと、硬いフロロを使うにはスプール径が大きいほうがライントラブルを防げるからだ。

ちなみにドラグ音は結構変わって、派手で大きくなった。
シマノ系:チリリリリン…
18レガリス:チチチチ…
23レガリス:ヂヂヂヂヂ…!
って感じ。
高級さはないけど、ジャンキーで嫌いではない。
むしろ人のテンションは上がる。

リールに何の不満もない。
普通に釣りをするのに、これ以上の性能が必要だろうか?
この先は、機能ではなく官能の世界だろう。質感とか好みとかの世界だ。
ショアジキとかの負荷のかかる釣りにはメタルボディのモデルがいいだろうけど、多分ライトゲームやフッコ程度の湾奥シーバスくらいなら、ザイオンVのレガリスで十分だと思う。
(僕はそれでも金属ボディが好きだけど)

マジでこれはバランスブレイカーだ。
シマノならアルテグラあたりからでないと対抗できないくらい。
でも、アルテグラは14000円くらいするよね?

日が暮れて、真っ暗な中でジロー池に。
エリアスプーンとしては大きな、ブルーフォックスのモアシルダミニで巻いていると、本日の最大魚をゲット。


40センチくらいかな。
いい引きでした。もちろん、リールは何にも不具合なく、スムーズに寄せられた。

といった感じでこの日の釣りは終了。
魚は全部で7匹と、前半の悶絶のおかげで伸びなかったが、リールのシェイクダウンとしては上々だったかと。

最近のダイワのU-1万円リールはすごいですね。
悪いけど、シマノはだいぶ遅れを取っている印象。
まあセドナやサハラも、使って不満は出ないけど、レガリスと並べた時に積極的に選ぶ理由がない…。
本来シマノ派だった僕は来春、シマノの巻き返しに期待したいところ。
いっそ違う路線で、メタルボディ&ローターの25ナスキーとか出してくれたら面白いけどね。

ということで、23レガリスは間違いない、という話。
ダイワさん、逆にここまでやってしまったら、次のレガリスどうするんだろう(笑)

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