今年の新商品情報が出揃ったにも関わらず、新規に古いリールを調達してしまいました。
ダイワ 17エクセラー。
番手は2004H。
メタルボディのカチカチな汎用スピニングです。
LTコンセプト以前の機種で、今となっては機構に特徴はないものの、このモデルをもって廃盤となった機種なので成熟された感はある。
中古ですが、キズの見あたらない、ネジ穴もそのまんま=分解改造されていない新品同様の個体が6000円台。
これは買いだろうと僕の中のバイヤーが言いました。
用途はエリアトラウトと川スモールの予定。
エリアトラウトのスプーニングを考えると、本音はハイギアでない方が好みに合うのだが、それを差し置いても買ってもいいだろう。
と、思えるスペックがこの機種にはある。
まず、何よりメタルボディ。
ぶっちゃけバスやトラウトには金属ボディが必要なほどの剛性は要らないのだが(笑)、過剰性能は男のロマンですよ。
それでも1つメリットを挙げるとすれば、歪まないボディは安定した回転につながるので、リトリーブが安定しやすいだろうということ。
車のエンジンマウントでもないんだからそこまで影響しないだろうとも思えるのだが、この点はリョービのマチュリティで体感している。
まあ、ハンドルは供回り式だけどね。
とはいえ、新品で買った機種で、気になるほどハンドルがカタついた記憶は僕にはない。
またダイワのドラグであるATDは僕の中ではとってもお気に入りの機構。シマノも悪くないけどね。
ラインテンションのかかり方で摩擦力がイイ感じに可変するというこの独特のグリス性能は、特にファイトに際して楽になる。
スプール形状は非LTなので煮詰められてはいない。まあ特筆するようなデメリットもないのだけど、シマノのAR-Cが優先過ぎるのだ。
次の世代のLTコンセプトリールはLCスプールと銘打った段差付きのものになる。
マグシールドに関しては...正直、僕はこれまで避けてきた。
別にマグシールドの機構が嫌いな訳じゃない。嫌なのは、これの本体である液体磁石(?)が時々注入しなければならないものであるということ。
それが自分ではできず、メーカーに依頼しなければならないものだということだ。
ただでさえ、ものぐさな僕。メーカーにリールをわざわざ送って、しかも数千円かかるなんて。
そういうのが嫌なので避けてきたのだけど、最近考えを改めました。
はじめから要らないのなら、マグシールドが失くなっても放っておけばイイじゃない。
...うん、間違いない。
巻き心地は悪くない。が、22サハラほど滑らかでもない。
問題になるようなレベルではなく、まあ現代のリールとしてはエントリーグレードによくある感触と思って間違いないかと。
ちなみに14エクセラーは持っているけど、それにドラグ、マグシールドをアップデートしたのがこのリールだな。
14エクセラーは記事にしたように、個人的には名機だと思っているので、根本を変えなかったことは逆に好印象なのだ。
なお、現行の機種で最も近いのはレグザだ。17エクセラーをLTコンセプトに置き換えた(+リールの格を二つ上げた)のがメタルボディのレグザで、18年登場で既に5年目になるのに未だに人気機種の様子。
値上げ前の12000円台の時に買っとくべきだった...。
さて、期末の社畜は忙しくて釣りに行けませんでしたが、今日ようやく近所の川へ、川スモール狙いで2時間ほどシェイクダウンへ。
結果は一匹。
これではあんまりファイトの具合はわからないが、飛距離や巻き心地は問題なし。
しかしながら、重さはずっしり感じますね。
公称で、普段使っているレガリスLT2500Dで210g。この17エクセラー2004Hだと250gらしい。
差が40gということはビッグベイトひとつ分くらいの重量差はあるわけか。
まあ、かといって2時間程度で疲れるほどではなかったが。
今年は、サイズ感の割に過剰剛性のこいつで、川スモールやらトラウトやらを釣り倒してやりたいですね。