釣り納めは奥多摩のストリームなエリアにしたんだぜ

大盛貝塚

2021年12月31日 08:35

結局コロナに振り回され続けた2021年も、もうすぐ終わろうとしています。
年末、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

僕はといえば、この時期はエリアトラウト通い。
ホームは朝霞ガーデンで、最近はちょこちょこ秋川湖に行っているけど、実はポンドタイプのエリアより、川を利用したストリームタイプの方が好きだったりする。
僕は田舎の川育ちなので、幼い頃の刷り込みがまだ効いているのかもしれない。

朝霞も秋川湖も行き慣れてくると、少々飽き性の僕は新しいフィールドに行きたくなる。

昔よく行ったリヴァスポット早戸もいい。
が、現在の埼玉県在住の僕の家からは結構億劫になる距離。
そこで色々調べて、発見したのが奥多摩フィッシングセンター。
青梅の先にあるこのエリア、天然の川を利用したストリームタイプのエリアで、僕の家からそこまで遠くない。
午後券もあり、比較的値段も手頃。
Youtubeで上がっている動画を見ても、ロケーションは良さそうだ。行かずともそんなものが確認できるなんていい時代になりましたね。

そんなことで、年末のとある日に車を走らせ、奥多摩フィッシングセンターへ。
場所は青梅駅から20分ほど車を走らせたところ、JR御岳駅の近く。
すぐ側に、日本酒好きにはそれなりに知られている、サワガニマークの可愛い酒蔵、澤乃井酒造がある。
としまえん亡き今、珍しく電車で行きやすい管釣りだと思う。

そんな比較的、市街に近い場所なのだが、ロケーションは抜群。

キレイな水と素晴らしい景色。
釣りの醍醐味はこういうところもありますよね。

さて、早速フィールドをチェック。
渓流を段差をつけたエリアがいくつか別れていて、それぞれにマスが放されている、この天然河川スタイルの管釣りではベーシックなつくり。
ただ魚影はリヴァスポット早戸に比べると薄い印象。まあその分安いということで。

ざっと区画を観察したところ、受付近くの区画か、もしくは水深のそれなりにある淵を有する区画にマスが溜まっている様子。
チャラ瀬のようなところには魚影が見えない。
本当の天然河川と傾向は同じかな。

ということで、落ち込みと淵の絡む区画に入れたので、ここからスタート。
ルアーは普通に1.5gスプーンで。これを3カウントほど沈めて、反転流の起こるところにドリフトさせると、数投目でヒット。

うーん素直な反応。ありがたい。
ストリームタイプのエリアはポンドと違い、バーチカルなレンジを探るのが少なくて助かる。それよりは本流と反転流、岩影とその周辺の流れを平面で読めば、後は大体ボトムから10センチ以内を流せば間違いない。

とはいえ、流れが複雑になっている場所はボトムもかけ上がっていたりドン深だったり。
そこをボトムから10センチ以内を正確にトレースするなんて超絶テクニックだ。
素人でそんなこと出来るのは餌釣りでのミャク釣りくらい(ミャク釣りは偉大!)。

現実的には、ルアーのトレースラインと水深と流れのヨレが重なるピンポイントを、ドリフトさせながら点で当てていくことになる。
これがストリームでのスプーン使いの正体。見た目は面の釣りなのだが、実際は点の釣りなのだ。

とまあ講釈垂れてしまったが、その点を見つけられれば、このエリアは素直に釣れた。

ちなみにクラピーの反応が絶大。
ドリフトさせていると、チェイスしてきた魚が迷いなく喰ってくれる。




楽しい...。

敢えてクラピーをベイトフィネスタックルに付けて、無理やりSLX BFSのトラウト入魂も(笑)




ベイトフィネスには6ポンドナイロンを巻いている。
こっちの方がゴリ巻きしてしまえるからバラシは少ない。

ルアーと場所のローテーションをしながら、途中でブングの縦釣りも交えつつ、午後券で20匹ほどの釣果でした。
うん、満足。

年内最後の釣りで楽しめたのは嬉しい。
実はその前に秋川湖に行って、6時間券で20センチ代の魚2匹しか釣れなかったという完膚なき敗北を期していたので余計に嬉しい。
(あまりに辛くて記事にしなかった...)

願わくば、来年は良い年になることを。
そして皆様にも、良い釣りができますよう願いを込めて。


大年の 日落ち流水 尚見ゆる(中村草田男)

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