三寒四温。徐々に春っぽい、暖かい日も出だした今日この頃。
しかし海は今が一番水温の低い時期。夜のメバルも実は海の中が寒くて中休みなのが2月。
それでも魚が釣りたい僕は、久しぶりに王禅寺へエリアトラウトに繰り出しました。
とある日曜日、昼過ぎにフィールドへイン。
王禅寺はこの日も盛況。
そして知らなかったのだけど、今年からレギュレーションが変更され、イチロー池とジロー池でフェザーとフロントフックのルアーが禁止されていました。
おぅ…悶絶時間の釣果セーフティネットがなくなってしまった…。
しかもこの日、やたら鵜が多く、常時何羽も池の中を荒らしている。
たまに係員が爆竹や花火で脅してみるものの、慣れきった鳥たちはどこ吹く風。食べ物の少ない冬の最高の餌場として、バシャバシャとあちこちでマスを追いかけている。
お陰で魚は警戒心MAX。岸際に追い詰められたマスたちが逃げ回っている。
これは厳しい…。
人と鳥の二重のプレッシャーに晒され、なかなか口を使う状況では無さそうです。
セオリー通りスプーンで巻いてみるものの、たまに触れるか触れないかのバイトはありつつ…いや、口ではなくて体にぶつかっているだけかもしれない。
朝霞ガーデンよりもイージーだったはずの王禅寺も、きれいに沈黙。
エリアトラウトガチ勢すらも苦労しているようで、ほぼ釣れている人を見かけない。
たまらず縦釣り、フェザーが許されているサブロー池に逃げるも…こちらは餌、フライ、ルアーの全てOKの池になっているのだけど、餌ですら釣れていない。
フライのウキ釣りでも沈黙。
そもそも魚の気配を感じられない。
池には、絶望感が漂っている。例えるならば、電車が事故で止まってしまった時の駅のホームのような…。
もう無理だよねって感じの。
当然僕にもバイトすらなく、早々にギブアップ。
この時点で2時間経過、3時間券で入った僕は、エリアトラウトでボウズという最悪の事態が見えだす。
一縷の望みでジロー池に。
ここは水深が深いし魚のサイズが大きいので、イチロー池よりは鵜の攻撃がマシだろうと。
とはいえ、ここにも鵜の大群が押し寄せていて、沖の方では鳥たちが悠々と食事中。
岸際に追いやられた魚たちが回遊している。
当然、沈黙…と思ったが、やっぱり水深という逃げ場がある分、イチロー池よりはマシらしい。
手前に魚が寄っているので、小さめのスプーンでショートキャスト。
こういう悶絶の時はなぜか効く、真っ黒なスプーンで通していると、手前2m先の見えるところでようやくパクっ。
良かった…ボウズは逃れた…。
もう一匹釣れたが、そちらはネットインに失敗して写真なし。
で、でもエリアトラウトのトーナメントではネットに触れればキャッチ判定なので、これはキャッチ扱いしていいですよね? ね?
最後、イチロー池で15分ほど再開するも、ワンバイトで終了。
完膚なきまでに負けた1日でした。
敗因。
縦釣りに代わるテクニックの引き出しがない。
僅かなショートバイトを取れない(フロロで通したけれど、やっぱりナイロンの方がいいかも)
早起きして行かなかった。
単純に釣りが下手…。
最近、エリアトラウトでは二桁釣果が続いていたので、完全に驕っていました…。
そうだよね、釣りはこういうものだよね。
バチ抜けシーバスの声も聞こえてきたこの頃。
春が来たら、もっと魚に出会いたい。