2021年01月14日
魚を釣るにあたって大事な事を理解できた気がするぜ
新年も明けてしばらく経ちますね。
あけましておめでとうございました。
新年早々、緊急事態宣言が出て世の中は暗いまま。コロナはこのまま春までの完全な終息は無理でしょう。
そういえば去年、花見の自粛を要請する際にアナウンスされていた。
「桜は来年も咲きます」
桜はきっと今年も咲くだろう。人の営みがどうあれ、春が来れば。
暗い世の中だからこそ人生を楽しむことは大事にしなければいけない。
ということで、釣りには行ってます。混まないフィールドであれば幸いにも感染リスクは低い遊びだと思うので。
なるべく感染に気を付けつつ、事故にあって病院のお世話にもならないように気をつけながら。
大分投稿が遅れたけれど、昨年の釣り納めは朝霞ガーデンでした。
この日、僕は大事なことに気づいたかもしれない。
バベルゼロで釣ることを覚えて、朝霞ガーデンで釣ることがずいぶんハードルが下がった僕。
釣果はバベルゼロを知る前の2~3倍になりました。
三時間で10匹前後でしょうか(まだそんなもんorz)

しかし魚が釣れると、わかることも相対的に多くなってくる。アングラーのテクニックはやっぱり魚を釣らないと上達しないんだなぁと思う。
この日も、バベルゼロを使っていてふと気がついた。
この日は魚がいるのは表層。しかし表層を巻いても喰わない。
喰ってくるのは水面から70センチほど下のレンジ。
しかしこのレンジに定位している魚は少ない。
だが出会い頭的にルアーを追いかけて釣れる魚がいる。
かといって1メートルも沈めるとやっぱり口を使わない。
だけどそこには魚がいる。密度で言えば、表層>下層>中層。しかし喰うのは中層のみ。
そうか。ここには、
①魚がいる場所
②喰う魚がいる場所
③いる魚が喰う場所
の三種のレンジがあったのだ。
①は魚がいるからといって釣れるとは限らない。
もちろん魚がいないことには釣りは成立しないのだから、魚がいるところを把握するのは非常に重要な作業なのだけど、いることとアタックしてくることは必ずしもイコールではないようだ。
②を探し当てるのは重要だけど、最適解ではない気もする。
なぜなら一匹釣っても後が続かない。喰う魚がいる場所で釣ってしまうと、その場所にいた魚がみんなスレてしまう。
朝霞ガーデンのようなクリアで魚の数の多い釣り場でやると良くわかる。
あいつらはよく見てる。仲間がどんなルアーで釣られていったのかを。
ということで③を見つけることが重要。
ただ、③の場所に魚がいるとは限らないのが難しいところ。
ここは補食場所であって定位する場所とは限らないからだ。
結論としては①②の魚を寄せて連れてきて、③で喰わせることができれば大正解。
なるほど、巻き上げや巻き下げで喰わすというテクニックはこれを指していたのか。

この日は表層に厚く、低層に薄く魚が定位していて(①)、中層に疎らにテンションの高い魚が泳いでいる(②)。
表層から巻き下げかフォールで中層に魚を連れてきて喰わせると調子が良い模様(③)。
クランクで中層をダイレクトに釣ると、一匹で後が続かずorz
場休めしないと虚無に飲まれる...。

朝霞名物?のサクラマスは低層におり、でも口を使うのは中層で。
サクラマスはミノーに反応が良く、シャッドでトゥイッチするとゴンとくる。
これは妙によく釣れるシュガリーシャッド。バスディの廃盤ミノー。
ジャークアクションは水押し系。分類で言えばログ系かな?
普通に使うとレンジが入りすぎたので、ティップを高くしてのトゥイッチでキャッチ。

アリスという、中古で200円そこそこだったソルトミノーっぽいやつでも。
これは逆にヌルッとしたスライド系の動き。正直、操ってる感が薄い、人間にはあまり良さそうに見えない動きなのだが、魚は釣れた。
人間にとっての良い動きが魚にとって魅力的かどうかは別問題。
アングラーがよく陥る罠ですね。
この話、多分上手い人は当たり前にやっていて、改めて語ってくれないから(もしくは語られても理解できなかったから)別に新しい発見でも何でもない。
正直、僕もこれに薄々気づいてはいたけれど、中々言語化できるほど掴めてもいなかったのだ。
それに上級者なら、僕みたいなファジーなレンジ感覚じゃなくて、あの魚をここで振り返らせてここで喰わせる、みたいな個のレベルまでコントロールできるのを知識として知ってはいる。
この日、ようやく視界が開けた気がしただけなのだ。
釣りという沼は遥かに広く深い。
でも考えれば、これはすべてのルアーフィッシングにおいて通ずるのかもしれない。
この日はエリアトラウトというフィールドの特殊性から、縦のレンジでしか考えなかったけど、ストリームのトラウトや川スモールだって岩の奥から追いかけさせて流れのヨレで喰わせるなんてことも多いし、シーバスだってそうだ。
バスはかなりストラクチャーに依存する魚なので、①②③が重なるから一見当てはまらなさそうに思うけど、実際に餌を食べるのは水面やストラクチャーへベイトを追い詰めた場所だ。
確かに中層で追いかけて喰う魚もいるけど、それができるのは中型までの小型で体力のある若者達だ。
戦闘機のドッグファイトみたいなもんで、遊泳能力の高い、小回りの効くボディじゃないと、何もない中層で小魚を捕まえるのは至難の技。
観光の養魚場なんかで魚のつかみ取りをしたことのある人ならわかってくれると思う。魚を掴めるのは端に追いやって追い詰めてからですよね。
エリアトラウトで、なぜ何もない中層で喰うのかという疑問は残るけど...。
ネイティブストリームでは見られない現象かと。
ともあれ、ひとつアングラーとしてのレベルが上がった気がした2020年の暮れの出来事でした。
願わくば、2021年は穏やかで、そして良い釣りのできる年でありますように。
あけましておめでとうございました。
新年早々、緊急事態宣言が出て世の中は暗いまま。コロナはこのまま春までの完全な終息は無理でしょう。
そういえば去年、花見の自粛を要請する際にアナウンスされていた。
「桜は来年も咲きます」
桜はきっと今年も咲くだろう。人の営みがどうあれ、春が来れば。
暗い世の中だからこそ人生を楽しむことは大事にしなければいけない。
ということで、釣りには行ってます。混まないフィールドであれば幸いにも感染リスクは低い遊びだと思うので。
なるべく感染に気を付けつつ、事故にあって病院のお世話にもならないように気をつけながら。
大分投稿が遅れたけれど、昨年の釣り納めは朝霞ガーデンでした。
この日、僕は大事なことに気づいたかもしれない。
バベルゼロで釣ることを覚えて、朝霞ガーデンで釣ることがずいぶんハードルが下がった僕。
釣果はバベルゼロを知る前の2~3倍になりました。
三時間で10匹前後でしょうか(まだそんなもんorz)

ROB LURE(ロブルアー) バベルZEROウェイトチューン
しかし魚が釣れると、わかることも相対的に多くなってくる。アングラーのテクニックはやっぱり魚を釣らないと上達しないんだなぁと思う。
この日も、バベルゼロを使っていてふと気がついた。
この日は魚がいるのは表層。しかし表層を巻いても喰わない。
喰ってくるのは水面から70センチほど下のレンジ。
しかしこのレンジに定位している魚は少ない。
だが出会い頭的にルアーを追いかけて釣れる魚がいる。
かといって1メートルも沈めるとやっぱり口を使わない。
だけどそこには魚がいる。密度で言えば、表層>下層>中層。しかし喰うのは中層のみ。
そうか。ここには、
①魚がいる場所
②喰う魚がいる場所
③いる魚が喰う場所
の三種のレンジがあったのだ。
①は魚がいるからといって釣れるとは限らない。
もちろん魚がいないことには釣りは成立しないのだから、魚がいるところを把握するのは非常に重要な作業なのだけど、いることとアタックしてくることは必ずしもイコールではないようだ。
②を探し当てるのは重要だけど、最適解ではない気もする。
なぜなら一匹釣っても後が続かない。喰う魚がいる場所で釣ってしまうと、その場所にいた魚がみんなスレてしまう。
朝霞ガーデンのようなクリアで魚の数の多い釣り場でやると良くわかる。
あいつらはよく見てる。仲間がどんなルアーで釣られていったのかを。
ということで③を見つけることが重要。
ただ、③の場所に魚がいるとは限らないのが難しいところ。
ここは補食場所であって定位する場所とは限らないからだ。
結論としては①②の魚を寄せて連れてきて、③で喰わせることができれば大正解。
なるほど、巻き上げや巻き下げで喰わすというテクニックはこれを指していたのか。

この日は表層に厚く、低層に薄く魚が定位していて(①)、中層に疎らにテンションの高い魚が泳いでいる(②)。
表層から巻き下げかフォールで中層に魚を連れてきて喰わせると調子が良い模様(③)。
クランクで中層をダイレクトに釣ると、一匹で後が続かずorz
場休めしないと虚無に飲まれる...。

朝霞名物?のサクラマスは低層におり、でも口を使うのは中層で。
サクラマスはミノーに反応が良く、シャッドでトゥイッチするとゴンとくる。
これは妙によく釣れるシュガリーシャッド。バスディの廃盤ミノー。
ジャークアクションは水押し系。分類で言えばログ系かな?
普通に使うとレンジが入りすぎたので、ティップを高くしてのトゥイッチでキャッチ。

アリスという、中古で200円そこそこだったソルトミノーっぽいやつでも。
これは逆にヌルッとしたスライド系の動き。正直、操ってる感が薄い、人間にはあまり良さそうに見えない動きなのだが、魚は釣れた。
人間にとっての良い動きが魚にとって魅力的かどうかは別問題。
アングラーがよく陥る罠ですね。
この話、多分上手い人は当たり前にやっていて、改めて語ってくれないから(もしくは語られても理解できなかったから)別に新しい発見でも何でもない。
正直、僕もこれに薄々気づいてはいたけれど、中々言語化できるほど掴めてもいなかったのだ。
それに上級者なら、僕みたいなファジーなレンジ感覚じゃなくて、あの魚をここで振り返らせてここで喰わせる、みたいな個のレベルまでコントロールできるのを知識として知ってはいる。
この日、ようやく視界が開けた気がしただけなのだ。
釣りという沼は遥かに広く深い。
でも考えれば、これはすべてのルアーフィッシングにおいて通ずるのかもしれない。
この日はエリアトラウトというフィールドの特殊性から、縦のレンジでしか考えなかったけど、ストリームのトラウトや川スモールだって岩の奥から追いかけさせて流れのヨレで喰わせるなんてことも多いし、シーバスだってそうだ。
バスはかなりストラクチャーに依存する魚なので、①②③が重なるから一見当てはまらなさそうに思うけど、実際に餌を食べるのは水面やストラクチャーへベイトを追い詰めた場所だ。
確かに中層で追いかけて喰う魚もいるけど、それができるのは中型までの小型で体力のある若者達だ。
戦闘機のドッグファイトみたいなもんで、遊泳能力の高い、小回りの効くボディじゃないと、何もない中層で小魚を捕まえるのは至難の技。
観光の養魚場なんかで魚のつかみ取りをしたことのある人ならわかってくれると思う。魚を掴めるのは端に追いやって追い詰めてからですよね。
エリアトラウトで、なぜ何もない中層で喰うのかという疑問は残るけど...。
ネイティブストリームでは見られない現象かと。
ともあれ、ひとつアングラーとしてのレベルが上がった気がした2020年の暮れの出来事でした。
願わくば、2021年は穏やかで、そして良い釣りのできる年でありますように。