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大盛貝塚
大盛貝塚
人生色々ありますが、魚が釣れるとそれなりに幸せな人。

2025年04月17日

チニング始めようと思うんだぜ

はるは しごと
やうやう あけゆく きまつ
けっさんじき たんとうへんこう しんそしき しんにゅうしゃいん しんきじぎょうけいかく
いとすさまじ

どうも、毎年春は業務がパンクする僕です。
できることなら平安貴族のように花鳥風月を愛でて過ごしてみたいものです。

僕の仕事に関わらず、季節は進み春爛漫。
水の中も徐々に生命感が出てきているようで。
バスはスポーニング、メバルは盛期、シーバスはバチ抜け、チヌは乗っ込み。
あゝ釣りに行きたい…。

フラストレーションが溜まると新しい釣りにも興味が湧くもので、最近チニングが気になってます。
バスやシーバスもいいのだけれど、どうしても最近釣果が厳しい…。

チヌは最近、東京湾でも温暖化の影響か数が増えているみたいだし、タックルも比較的手持ちのもので流用しやすい。

それに、僕はチヌという魚に憧れもある。

昔はチヌはそうそう簡単には釣れない魚、しかし一度掛かれば強烈な引きで楽しめるという、なんだか1ランク上の魚として位置づけられていたと思う。
そういえば最近関東でもチヌという名称が一般的になりましたね。元々はカイズとかクロダイと呼ばれていたはず。

磯や堤防で、ダンゴ釣りや落し込みで狙っていた往年のアングラー達は、さながら求道者のような雰囲気で、憧れつつも近寄りがたいところがあった。
それが今ではルアーで手軽に釣れるらしいじゃないか。
雑食系アングラーの僕にはもってこいだ。

実は2、3回程チニング的なものをしてみたことがある。
シーバスのポイントでイマイチ潮回りが良くないスキマ時間に試してみたのだが、バイトは出たもののキャッチには至らず。
このバイトだけ出るというのが曲者で…可能性を感じたらやりたくなっちゃうじゃない。

ということで、軽く道具を揃えてみた。

基本はフリーリグらしいということで、ナローゲイブのオフセットフックを調達。ワームは定番らしいケイテックのクレイジーフラッパーを調達。

でも以前はスイングインパクトでもバイトが出たので、この辺は色々やってみないと分からないといったところ。


シンカーは専用品が高いので、ナス型オモリ+スナップサルカンで代用。ちょっと試したところ何の問題もなし。糸を切らずにシンカー変更できるし。

ロッドは僕の何でもロッドのトラウトワンNS71Lで試したところ、十分使えそうだがあと一歩、バットパワーが欲しい感じも。
ちょうど、昔、ボート釣り用に調達したダイコーのソルカ76MLがあるので、次はこれで行こう。ていうかこのロッド、元々がチニングロッドだよね(笑)
最近のロッドと違いマイクロガイドではないので、僕の好みである。


リールはライトゲーム用に23レガリス2000S-Pがあるので、フリーリグのタダ巻きするにはローギアでピッタリでしょう。
ちょうどピットブルG5の0.6号を巻いている。シンギングPEを使ってみたくてメバル用に巻いていたけど、リーダーを変えればちょうどチニングのセオリーに一致する。

さて、後は釣りに行くだけ…。
しかしシーバスも釣りたいよね。稚鮎につられて川にも上ってきているはず。
上げ潮はシーバス、下げ始めたらチニングとかにしようかな。

妄想は広がります。
が、社畜は甘くないので、なかなか時間が取れません。
おっさんは平日、フルに働くと体力を使い切るので、土日も無理はできない…。

すさまじきは みやづとめなり  


Posted by 大盛貝塚 at 11:39Comments(0)私見

2025年01月24日

2025年の新商品について淡々と述べるんだぜ

勝手に毎年恒例にしている、超個人的な釣り具の新商品に対する感想を淡々と述べる行事です。
今年も釣りフェスティバルを終え、大体のラインナップが出揃いましたのでここで開催。

でも、僕の好きな安いグレードのラインナップは、最近は秋に出ることが多い…。
この行事、来年から秋開催にしようかな…。

・シマノ アルテグラ
完成度の高すぎた21アルテグラにもモデルチェンジのタイミングが来ました。
どうなるかと思ったけど、正直あんまり変わってない印象。
どうせアンチツイストフィンを付けるなら密巻きにして欲しかった…。

25年前の第一次シマノ密巻き時代のラインナップも、悪名高いPEラインカッターのラインローラーさえ無ければ名作揃いだったのに。
個人的には密巻き推進派です。

・シマノ SLX BFS
旧モデルは今でも愛用しているSLX BFS。
多分、性能はそこまで変わらないと思う。
が、青の差し色を辞めたのは大英断。ロッドとリールは地味でいいのだよ。特に青と赤は他のタックルと合わない(笑)

・ダイワ アーモンド
クランクベイトのピーナッツをリップを取って逆付けしたような見た目のトップウォーター。
キワモノ感が強いが、ダイワがちょいちょい見せるこの冒険心が嫌いじゃない。
アクションは何となく想像できるが、悪くないのではと思う。

・ダイワ カシューナッツ
上記アーモンドに引っ張られたであろう木の実シリーズ。
どうでも良いが、アーモンドとカシューナッツは木の実だがピーナッツは草の実である。
こちらはエリアトラウトのうにょうにょ系アクションだろうか。ちょっと使ってみたくなるルアーだ。

・アブガルシア MAX X EZCAST
ベイトリールにまさかの新ギミック、フラップ式アナログコントロールが登場。まだ公式サイトでは公開されてないが…。
説明を読んでも仕組みがよくわからない(笑)
ただ、どんな感じなのか使ってみたい…。
多分、ベイトリールに慣れたアングラーなら1時間で使わなくなるだろうけど(笑)

・アブガルシア MAX X(スピニングリール)
あまりに斬新で若干異様でもあったゼノンのボディデザインが廉価グレードにもインストール。
アブに限らず、ほとんどのメーカーで上位機種向けに開発したデザインを徐々に下位グレードに落とすのだが、多分金型を流用できるからだと思われる。
樹脂製ボディだろうけど、デザイン由来の性能は素材ではなく機序で発揮されるので、興味津々。
でもこのデザイン、金属ボディを前提に軽量化を図ってた気もするが、樹脂でも大丈夫なのだろうか。
もちろんテストはしているのだろうけどね。

しかし、かつてほどワクワクするようなラインナップは減りましたね。
対象魚種もバスがすっかり鳴りを潜め、オフショア系が増えた印象。

まあ…池が釣り禁止、運河も釣り禁止、防波堤も立ち入り禁止、公園は投げ釣り禁止、エリアトラウトはかつてほどイージーに釣れない。
もはやアングラーは船を出すしか釣りができなくなるのだろうか。

業界の衰勢を感じる令和の冬。
願わくば、もっと釣りができることを祈りつつ。  


Posted by 大盛貝塚 at 07:51Comments(0)私見

2024年10月30日

タダ巻きの力を舐めてたぜ

ステディリトリーブ、いわゆるタダ巻きは、ルアー釣りの基本である。

ほとんどのルアーはタダ巻きで動くように設計されていて(もちろん例外はある。ペンシルベイトとか)、タダ巻きのアクションはルアーを評価する上で欠かせない。
しかしある程度経験を積んだアングラーなら、タダ巻きだけでは物足りなくなるのも事実。
なんかこう、ジャークしたりシェイクしたりパンプさせたりと、ちょっとテクニックを使ってみたくなるのだ。
その方が「釣った感」があるし。

かく言う僕も、特にミノーを投げるとトゥイッチやジャークしたくなってしょうがないのだが、先日YouTubeでデイシーバスの動画を観ていたとき。
投稿者が「今日はタダ巻きの日ですねー」とミノーのタダ巻きで連発していたのを見て、デイシーバスでも普通のタダ巻きでも釣れるんだな、と。

そこでとある日、デイシーバスに繰り出して、シーバスハンターXをゆるゆるタダ巻きしてみたところ程なくグイッと引っ張られて。


あっけなく、久しぶりにシーバスが釣れました。

タイミングもあったろうけど、その後トゥイッチしてもストップ&ゴーでも来ず、やっぱりタダ巻きじゃないと釣れない時もあるのね、と認識した次第。

以来、今まで余計なアクションを入れすぎていたのでは、と反省しています。
よく考えれば川スモールだってドリフト釣法が普通だし、これも一種のタダ巻きである。
どうしても人間の目で見て釣れそうな気がする、わかりやすいアクションを入れがちだが、それこそが余計なのかもしれない。

そんなことで、先日行ったとある海でのロックフィッシュゲームでも試してみた。
ルアーは懐かしのギャンブラースタッドにジグヘッド。これで底付近をゆっくりタダ巻きすると、びっくりするくらいバイト多発。



試しにテキサスリグなんかでボトムパンプさせたり、ジグを沈めてシャクってみたりしても、完全ノーバイト。
ジグヘッドのスイミングに戻すと途端にバイトが出る。
スタッドのようなピンテールのストレートワームはついついワインドしたりミドストしたりしてしまうのだけど、何のことはない、ただ巻くだけで十分だったのだ。

当たり前だけど、いつでもこれで良いとは思ってない。
が、人間の感覚にとらわれず、余計なことはしないでみる、というのも一考だなと思った。
タダ巻きはやってみると、ずっと一定の速度で安定して巻くというのは難しく、突き詰めると実は割とテクニカルなアクションではあるのだが。

一度ただ巻いてみる。自分を信じない。
というのも時には必要かもしれません…。  


Posted by 大盛貝塚 at 13:52Comments(0)私見釣行記

2024年10月10日

シーバスはもはやオワコンなのかもしれないぜ

僕の大好きで、世間の評価も高いルアー、ラパラのオリジナルフローターやカウントダウン。


永久定番とメーカーすら謳うこのルアーだが、ふと気づくと最近全然投げてない。
なぜだろうと考えていて、気付いた。
東京湾の湾奥、運河で釣りができないからだ。

ラパラは動きは良くても飛距離は出ない。
それでも近距離戦では無類の力を発揮するのだが、逆に手前で魚が釣れるフィールドでないと活躍できないのだ。

では、手前で魚が釣れる場所とはどこだったか。
それは、都心の運河だった。

江戸という地名は、その名の通り江(内湾)の中に戸(家)があったから付けられたのだろう。
翻って現代。江戸は東京となったが、都市が内湾の水辺にあることは変わりない。
人の身近に静かな海があり、魚がそこにいた。

だからこそ江戸の釣りも現代の東京のシーバス釣りも、身近で手軽でアクセスしやすいレジャーだったのだ。


ところが令和の現代。
平成の中頃まで気軽にできた、都市港湾の水辺へのアクセスが思いっきり制限されてしまった。

約20年前、SOLAS条約の発動とともに、それまでなんとなく黙認されていた港湾部への一般人の立ち入りが厳格に禁止され、釣りができるのは水辺の公園、運河沿いの通路など、明らかに行政が設定した開放区域に限られるようになった。

折しもそのタイミングは釣具業界でのシーバスブーム興隆期。
特定外来生物の問題でブラックバス釣りが大手を振ってやりづらくなり、野池は次々と釣り禁止に。
売上を求める業界はバスブームで培ったマーケティングノウハウを元にシーバスのプロを擁立、パターンに特化したルアーをプロモーションして、バス釣りができなくなったアングラーを海辺へ誘導した。

結果、シーバスアングラーの数は急上昇。
人が増えればトラブルも増える。マナー、場所取り、駐車場の問題、船の通行障害…。

マナー違反をしていなくても、夜な夜な集まる、長い棒を振り回しながら、よくわからない専門用語をブツブツ語るオタクっぽい集団。
それが一般人から見たシーバスアングラーの姿だろう…。

怪訝な顔で見られていた中、コロナ禍を良い口実として、多くの場所が「釣り禁止」「投釣り禁止」となった。
まさにブラックバスと同じ轍を踏んだ形だ。

僕はこの時期に長らく海無し県に住んでいたので、シーバス釣りは疎遠になっていたのだが、久しぶりに東京に戻ってきたのでシーバスを再開したものの、この状況にがっかりしている。
かつての手軽で身近でエキサイティングな釣りは、人目と場所を忍んで行う、肩身の狭い行為になっていた。

願わくば、ラパラCD7を短いバスロッドで投げて釣るような運河のシーバス釣りが戻って来てほしいが、残念ながら状況は不可逆的だろう。

かくして、唯一残されたフィールド、河川で釣りをするため、遠投できるフローティングミノーを揃えて、人の来ない干潟を進んで、オープンエリアの回遊シーバスを拾うしかない。
それが今の都心のシーバス釣りだ。

海外では釣り自体、ライセンス制を取っているところが多い。日本もその時期に入っているのかもしれない。
マナーやルールの問題であれば、ライセンスは確かに抑止力として働くだろう。
有料化には必ずしも賛成しないが(特に子供が生き物と触れ合う機会は減らさないで欲しい)、それで気兼ねなく釣りができるならば、一定の制約も受け入れられると思う。
エリアトラウトがこれだけメジャーになっているのだから。

駅から歩いて行ける水辺で、スニーカーで気軽にできる釣り。そこで投げるのは、飛ばないが釣れる、どこか愛嬌のある顔をしたラパラCD。
都会のビルに囲まれながらも、ああ、東京湾って実はこんなに魚がいるんだと気付かされる。
そんな小さなエポックを与えてくれるのが、僕の好きなシーバス釣りなのだが。  


Posted by 大盛貝塚 at 20:02Comments(0)環境私見

2024年09月30日

アンバサダー4600C3…良かったぜ

海でベイトリールを使うときは、僕はメンテナンスのしやすさからアブのアンバサダー一択。

ベイトリールは、どうやったって機関に塩水が入るので塩害は免れない。
最近のリールは防水機構に腐心されているのだろうけど、構造上、ベイトリールは完全には防げないのだろうと思う。
ピニオンあたりからメインギアの方に、多少なりとも水沫は入ってしまうはず。

いくつか海のベイト使い達のブログを拝見させてもらったが、やっぱりある程度のスパンで全バラしでメンテナンスがいるようだ。
メーカーへオーバーホールに出すのは面倒だし、だったらシンプルな機構でイージーアクセスのアンバサダーがいい。


そんな僕の主力はアンバサダー5600CLロケット。
なのだが、もう一台4600C3も中古品を持っていて、主力機がサビた時の部品取りに使うつもりだった。


なのにメイン機が、メンテナンスがしやすいせいで全然錆びない(笑)
もったいないなと思っていたので、先日ちょっと登板させてみた。

部品取り目的だったのであんまりメンテナンスもしてなかったのだが、釣行に持ってくにあたりバラして手入れ。
グリスはシマノ純正品、オイルはアブのロケットオイルを使用。
ラインはフロロ14lbを70mほど巻いて出撃。

20g程のジグや30gのダイソーの鯛ラバなんかを投げたのだが…やっぱりアンバサダー、イイ!

巻き心地はそれなり。
イマドキの最新リールほどの滑らかさはないけれど、逆に巻いている時のノイズがリールのコンディション情報となってアングラーに伝わる。

アンバサダー伝統のシンクロレベルワインダー。スプール回転に合わせてレベルワインダーが動く機構なのだが、これがキャスト時には猛スピードで往復。
抵抗になるので軽いルアーを投げるのには向かないけれど、初速を抑えるちょうどいいブレーキにもなるので、2点式の素朴な遠心ブレーキしかなくても意外とバックラッシュしないのだ。
音でも視覚的にもスプール回転数を伝えてくるので、サミングのタイミングを図りやすい。

深溝スプールなので、糸をパンパンに巻かなければ、スプールエッジを親指で擦ることで微妙なサミングも可能。

このマニュアル感。機械を操っている感覚は、現代的な設計のリールだと味わえないですね。

アンバサダーは様々な番手があるけれど、近年のパーミングカップのモデルであれば、僕の知る限り主力の4000〜6000番は、カップの大きさ自体は共通だ。

糸巻量はスプールとボディがワイドか否かで決まるので、逆に言えばそれ以外は共通部品。
だから機構は同じで、小番手のほうが軽くなる。

パワーは同じなのに重量だけ軽くなると思ってもらって間違いないかと。
何ならシャフトが短い分、小番手の方が剛性はあるという説も。

4600C3でも、普通のバス用ベイトよりも糸は巻けるが、海でもっとぶっ飛ばしたい時はPE2号くらいでラインキャバ稼ぐ手もある。
むしろPE使うなら、5000番代以上っていらない可能性も…。
しかしあれ、僕のとある記念用に買ったやつで、手放したくないし…。

どうしよう、また処分もできない死蔵リールが増えてしまった。
まあ…好きなものに囲まれる喜びってあるよね。

アングラーにはミニマリストは無理だろう、と常々思います。  


Posted by 大盛貝塚 at 07:54Comments(0)リール私見

2024年08月23日

フックの素材と重量問題を考えるんだぜ

釣りにおいて、何よりも重要なのが針。
針を糸に結んで魚を釣るのが魚釣りなのだから。
そして唯一、絶対に魚に直接触れる部品でもある。

地味で小さな金属片かもしれないが、竿やリールなんかよりよっぽど重要なタックルだと思っている。

一方で針は消耗品でもある。

シーバスなんかやってると体感としては、針先が甘くなったら顕著にバラす。根掛かりしたり、何匹か釣ったりして、鈍ってきたら面倒がらずにすぐ交換だ。
これだけで、高級ロッドを使うよりもよっぽど釣果に影響するはず。シャープナーで研いでもいいのだが、どこかで限界は来るものだ。

でも、今どきフックは高いんですよね…。
トリプルフック1本100円くらいするのもザラな話。
そこで僕は、デュオのリュウキ純正フックを愛用している。

サイズにもよるが、20本で1000円そこそこ、1本50円くらいだ。がまかつやオーナーの半額近い。
形状はベーシック。鋭さは申し分ない。
元々が渓流のヘビーシンキングミノー向けなので番手は限られるが、#10か#8なら、多用する7〜10センチクラスのルアーにマッチする。
防錆性能もそこそこあり、昔のラパラのブロンスフックのように、海で使ったら翌日真っ茶色に錆びている、なんてことはない。

が、しかし。
1点だけ不満が。
このデュオのリュウキ純正フック、どうも重いのだ。

精密秤を持ってないので数値がわからないが、同サイズのカルティバやがまかつのフックから交換すると、明らかにアクションに差が出る。
7〜9センチのジャークベイトなんかにセットすると特によくわかる。
動きがどうしてもモッサリしてしまう。
比較的細軸なのにも関わらず。

おそらく理由は、金属素材。
何の合金か知らないが、それくらいしか思いつかない。
他のメーカーのフックより安い理由も多分これだ。
まあそもそもヘビーシンキングミノー用なので、多少重くたって本来の用途としては問題無いのだが。

故に、調整のシビアなサスペンドのジャークベイトなんかにセットするとバランスが顕著に変わる。
3フックの阿修羅ミノーなんか特にそう。

先述の昔のラパラに付いていたブロンスフックはロングシャンクのクセに、合金が軽いのか、ミノーがわりとよく動く。
もしかしたらフックの素材も考慮してセッティングされていたのかもしれない。
(たまたまだった可能性も大いにあるが)

で、先述のデュオのリュウキ純正フック。
安くて鋭いのだが、この重量の点だけネック。

とはいえ安さに負けてしまう僕は、#8と#10を常備していて、ルアーのデフォルトで#8のカルティバが付いていたとしたらリュウキ純正の#10に落として使う。

確かに小さくなる分、フックアップし辛いのかもしれないが、甘い針先のまま使うよりはよっぽど魚は釣れる。この点は保証するよ。

必ずしも、軽いフックでよく動くようにチューンしたルアーが釣れる、ということではないのがややこしい話ではある。
ただしよく釣る人はすべからくフックに、こだわりを持っているはずだ。

フックの素材。
これまた沼にハマる要素満載である。  


Posted by 大盛貝塚 at 18:56Comments(0)私見針やら糸やら

2024年05月18日

ついに壁を破ったんだぜ

その日は、突然来た。



ランカーバス、51.5cm。
人生初の50アップだった。

僕の釣り歴はもはや30年ほどになるが、少し恥ずかしながら、50cmを超えるバスは釣ったことがなかった。
49cmまでなら何度かあったにも関わらず…。

バスブーム真っ只中も経験しバス釣りにどっぷりハマっていた、今でもさして変わらずハマり続けている僕にとって、50cmを超えるバスは、昔から変わらず憧れの的であった。

その壁は、不意に超えた。

この日は夜明けに目が覚めた。時計は4時台。
いつもならそのまま二度寝なのだけど、せっかくなので朝マヅメに川スモールでも、とベッドからノソノソ這い出す。

天気は曇り。ホームフィールドの多摩川中流は、やや濁った水だった。
ラージ狙いなら悪くないのだが、川スモールには、あまり良いとは言えないコンディション。
それでも朝一はマヅメ時の活性の高い魚を狙おうと、トップやミノーで探るも反応はない。
折しもGW最終日。さんざん叩かれたであろう多摩川の魚は甘くなかった。

仕方ないとスローに落とすべく、ワームをセットしようと思って、はたと気づく。
フックケースがない。

寝ぼけながら出たせいか、家に忘れてきてしまったようだ。これじゃワームが使えない…。
それでも諦め切れずタックルボックスをゴソゴソと探ったところ、幸い、川スモールでは出どころがあまり無い大きめのオフセットフックが袋で出てきた。
センコーやブラッシュホグ向けのストック用に買って、そのまま突っ込んでいたことを思い出す。

これに合うワームは…と探して、クラシカルなゲーリー4インチグラブを発見。テールをカットしてイモグラブに。
これもまた古い手法だ。

ポイントは、川の流れが二股に分かれ、再度ふたつの流れが交差する、ちょっとした深み。
それ自体は川スモールには悪くないが、ガレ場のようなハードストラクチャーが見当たらない。片手落ちのイマイチな印象。

それでも一応、とアップストリームに投げてドリフト。
流れが早いので、ダウンに投げると水の抵抗ですぐ浮き上がってしまう。
1投5分くらいかかるテンポの悪い釣りだが仕方ない。

ゆるゆると流して数投。
反応ないな、と思っていたが、ふと近くを見ると、ベイトを追っていたのか30cm程のバスがシュッと泳いで去っていった。
なるほど、魚はいるのか。

もうしばらくやってみよう、と次のキャストで、妙にふわっとした抵抗を感じる。
これはアタリか?
スイープにあわせるも、そのままルアーが寄ってくる。微妙だな。

だが、これで途切れかけていた集中力が戻る。

次のキャスト。
しばらく流したところで、同じような抵抗感。
今度は慎重に、ゆっくり糸を張って聴いてみる。
重みがある。そして、僅かに竿先が持っていかれた。

確信。
これも、スイープにフッキング。
ロッドに重みが乗り、動き出す。乗った。

ロッドが大きく曲がる。
重い。その重みが、ボトムを這うように走り出す。
ただ、飛び跳ねる気配はない。本当にバスか?
疑い出した瞬間に魚体が見えた。
…デカい!

この辺りで既に確信はあった。これは自己記録だろうと。
魚自体はアフタースポーンだったのかもしれない。重くて走るが、秋の魚のような暴力的なまでの暴れ方ではない。

それでも数分はファイトしていたと思う。
とはいえ、こういう瞬間の自分の時間感覚ほど不確かなものはない。
夢中になったひとときは、長くも、一瞬にでも感じる。

寄ってきた魚の口を見る。
送り込ませた時間が永かったせいか、若干呑まれ気味で、ラインが歯に当たっている。
これ以上、時間をかけるのは危険だ。
最後はやや強引にランディング。幸い、大きく暴れることはなくアゴを掴めた。



こんな噛み合わない日が、人生初のランカーバスが釣れる日になるなんて想像もしていなかった。
幸運にも、たまたまその日にできた事が結果に繋がっただけ。
しかし、壁を乗り越える時なんてこんなもの…なのかもしれない。

歴史上、世界中では星の数ほど釣られたであろう50cm少々のランカーバスを釣ったところで、何のランクにも入らないことは重々承知している。
大きな魚を1匹釣って、それで僕の釣り欲が燃え尽きるわけでもなく。
気持ちも記録も、何ら変わることはないけれど。

たけど、この日は一生忘れないだろう。

上手くいかない日だって、捨てたもんじゃないかもしれない。  


Posted by 大盛貝塚 at 22:24Comments(0)私見釣行記

2024年02月20日

バルサだから釣れたのか、釣れたルアーがバルサだったのか、それが問題…でもないんだぜ

突然ですが、問題です。

アメリカ人は英語を喋っていた。
だから英語を喋る人はアメリカ人だ。

これは正しいか?


これは現代人なら間違いだということはすぐ気づくだろう。


では、もう一問。

ルアーがチドったときに魚が釣れた。
だからチドるルアーは釣れるルアーである。

これは間違いか?

正解は…僕にはわからない。
そんな気もしないでもないが、チドらずとも魚は釣れる。

個人的には、チドるルアーが釣れる説は、まあそんなこともあるよね、くらいの信頼度でみているのだが、そもそもチドるルアーをほとんど持ってないので真偽を確かめることもできない。

この手の有名どころのオールドのウィグルワートも1つ手元にあるのだけど、もったいなくて使えない(笑)

話が飛び飛びになっているが、何の話だ、と言われれば、これはラパラの新作の話である。
ここからが本題。

バルサ製のラパラルアーで魚が釣れた。
だから、バルサ製のラパラルアーは釣れるルアーである。

これは正しいか?


答えは一つ。当たり前じゃん。



ラパラの新作、フローターエリートの話である。



もはや伝説の釣れるルアー、ラパラのオリジナルフローター。

バルサ製のこのオールドスクールのミノーは、昔からあれど、現代ではあんまり使われなくなってしまい、いや実はメッチャ釣れるんだよという説が逆に出てきていて、正に伝説じみてきている。

こっちのルアーは僕も一時期ヘビーローテーションして、なるほど確かに、常にとは言わないが、魚の目の前にルアーをアプローチできて、食性に訴えられる状況では非常に釣れるルアーだと思う。

で、このオリジナルフローターは知っての通り、バルサでできている。
ラパラのアイデンティティ、バルサボディの名作ルアーだ。

ラパラの歴史がこれから始まったこともあるだろう。
ラパラのファンは、バルサ製のラパラが釣れるルアーだと思っており、実際オリジナルフローターだけでなく、カウントダウンやシャッドラップはバルサ製でよく釣れるルアーと評価が高い。

むしろラパラといえばバルサボディ。
SUBARUといえばボクサーエンジンと同じくらい、マニアの間では「そうでなくちゃ」というトレードマークである。

エリートシリーズは、この心理を巧妙に突いてきた。

カウントダウンエリート、シャッドラップエリート、スキッターポップエリート。
みんなバルサ製がオリジナルの、エリートバージョンだ。


そしてついに本丸中の本丸、フローターエリートをリリースしてきた。
もちろん、バルサ製で。

ルアーがバルサでできていることの利点と言われる理由については、愛好家たちが昔から様々に語っているのでここでは触れない。
ここでそれを語るのは、むしろ野暮ってもんだ。

そういうことじゃないのだ。
僕ら、ラパラファンがバルサ製のエリートシリーズを買う理由は。

バルサ製だから買うのだ。

ラパラの出したバルサルアーだから買うのだ。
たとえ結構高くても、でもツインクルやバルサ50なんかに比べれば全然安いよねとか言いながら買ってしまうのだ。

フローターエリートはきっと釣れる。
なぜならバルサ製だから。
バルサのラパラは、バルサだから釣れるのだ。


(まだ使ったことないけど)  


Posted by 大盛貝塚 at 22:37Comments(0)私見

2023年10月23日

引っ越ししたんだぜ

お久しぶりです。
基本、月に一度は更新することにしていたけど、私生活がバタバタして9月は更新できず。
無理はしない、というのもこのブログのポリシーでもあります。

仕事の事情で、埼玉の荒川水系の住人から、東京の多摩川水系の住人に変わりました。
都内の方ならわかると思うけど、多摩川のそばの人って、それはほぼ川崎市民なんじゃないかと言われれば、うん、そこはネットなのでぼやかしておきましょう(笑)

さて、アングラーが多摩川のそばに住むのであれば、多摩川で釣りをしない理由はない。
僕の家は、遠くによみうりランドの見える多摩川中流エリア。
とりあえず川スモールが釣れるらしいので、ポイント開拓のために、汎用性の高い(ある意味中途半端な)ライトな本流トラウトロッドのトラウトワン71Lを携えてブラブラしてみました。

川の水はクリア。
荒川はマッディなエリアが多かったので、大都会を流れる川としては非常にキレイで印象的。
昭和の時代は排水で泡立つ死の川だったのが、各種の努力でアユも上る水質まで回復したのだそう。

しかし川スモールのアングラーとしては、正直なところポイントに乏しいプアなフィールドが続く。
河原とチャラ瀬が続き、明確なハードストラクチャーが少ない。取水堰は周囲立入禁止なので攻められないし。
こういう環境に強いのは、実はアユとオイカワ。
そのせいか、そこら中でオイカワらしきライズが散発。フライで狙うと楽しいかも。

ルアーアングラーとしては、フィッシュイーターのいるポイントを絞り込まないと非効率。
何キロも歩いて、明確なポイントは3箇所程度かな。
この感じだと、バスのストック量もさほど多くなさそう。端的に言ってなかなか厳しい。
流域人口の割には釣り人の数が少ないように思ったので、それを反映しているのかも。

この日は様子見ということでハードルアーでチャチャッと探る戦略。
ようやく見つけたテトラ帯で、運良くボイルを発見したので、こういうシチュエーションで手堅いレッドペッパーベイビーを投入しなんとか一匹ゲット。


25cmほどのスモール。
体高のある、元気な魚ではあった。

ワームでネチネチすればもう少し捕れそうな気もしたけど、この日はこれでタイムアップ。
うーん、ここで釣るなら戦略を再構築しなければ。

しかし、羽田も近くなったのでシーバスにも行きやすいし、車を使って足を伸ばせば津久井湖のラージなんかも視野に入ってくる。
川スモール狙いならもっと上流の方に行くのもいいだろう。
アングラーは地図にも夢を見るのだ。

新天地でどんな魚と出会えるのか。
これから徐々に開拓していきたいと思います。  


Posted by 大盛貝塚 at 18:42Comments(0)私見釣行記

2023年07月07日

大水の中で魚がどこにいるのか未だに想像がつかないんだぜ

毎年、この時期になると、日本列島は大雨に見舞われる。
梅雨の終わりは大雨が多いが、気候変動のせいだろう、僕が子供の頃よりも激しくなったのは確かだ。

僕が子供の頃、真夏の最高気温は32℃あたりだった。今では32℃は、夏の暑さとしては「全然マシ」の感覚。
温暖化は確実に進んだ。

これから来るであろう温暖化が叫ばれていた30年前は、北極・南極の氷が溶けて海面が上昇するとしきりに言われていたが、事後となった現代、事はさらに深刻なことがわかっている。

海面上昇は、地球の極の氷が溶けることよりも、温度の上昇による水の膨張...小学校で習う、温度計の原理で、莫大な海の水の体積が膨らむことの方が深刻だった。

そして気温上昇で海の水の蒸発量が増え、従って空気中の水分量が増え、雨の量が増えたことが近年の大雨に繋がっていると言われる。
なお同様に雪の量も増え、ドカ雪になる年も多くなったらしい。
日本は水没の危機にある。

この手の話は語りだすとキリがないが、このブログは釣りブログ。
ひとまず釣りの事に話を戻す。

題名の通り、小さい頃に釣りを初めてから30年近く続けているけれど、この時期の大雨になるといつも不思議に思うのが、増水の川で魚はどこに隠れているのか、ということ。

たとえ洪水が起きた後でも、水が引けば魚は戻り、翌年にはある程度元に戻る。
確かに、流されてしまう魚はいるのだろうけど、回復の早さを考えると、全てを飲み込むような濁流の中でも多くの魚はどこかに留まって水が引くのを待っているはずだ。

大きな川だと、ワンドの奥や水門に、台風後の大水の時に大きな魚が溜まっていたりするのは見たことがある。
でも、川中の魚が集まったにしてはあまりにも少ない。せいぜい、石を投げたら当たるくらいで、もし本当に全ての魚が寄ってきたら、イワシ漁の網を揚げるときのような密度になるはずだ。

とすると、多くの魚は濁流のどこかに潜んでいるのだと思われる。

でも、どこに?

平時なら岩の裏だの岸際の陰だの、釣りをしていればわかる、ある程度のポイントに隠れているのだろうけど、そんな些細な物陰など自然の脅威の中では取るに足らないはず。

底にべったり張り付いたとしても、とても何日も耐えきれる水の力ではないだろう。

大雨の川は、当然危険なので生態調査なんて出来ないし、当たり前だが水が濁るので目視は無理。
真実は濁流の中にあり、僕には手の届かない場所で魚たちは密かに耐えているのは確実だけれど。

僕のよく行く、川スモールのいる川では、水が引いた後、流されて倒れた岸辺の夏草を眺めながら、川の地形すら変わった後でも、変わらず魚は釣れてくれる。
実は僕は増水時の釣りは苦手で、良い釣果に出くわした思い出はないけれど...。

温暖化が進もうとも、外来種であろうとも、何が起きてもその場で生きようとする魚たちには、感嘆すら覚える。
けれど、素朴な疑問が残る。

君はどこにいたの?
  


Posted by 大盛貝塚 at 08:26Comments(0)私見