2024年04月20日
大手なのに激安なフロロラインをインプレするぜ

先日、48cmのスモールを釣ったときに使っていたのが、東レの激安フロロ、フリーダムだった。

このご時世に320m巻で千円ちょいちょいという、圧倒的な低価格で売られているフリーダム。
今回はこのラインのインプレをご紹介。
結論から言うと、僕としては良くない。
安くても、もう買わないかな。
・太さ
僕の買ったのは川でバス釣りに使うための5ボンド。約1.2号だそうな。太さは他の糸と変わらない。
実際使ってみても、特別な印象もなく。
・しなやかさ
これはもう、明確に柔らかい。ナイロンラインかと思うくらいのしなやかさ。
フロロっぽい硬さとハリを期待していると裏切られると思う。
個人的にはしなやかな方が好みなので、僕としてはプラスポイント。
・伸び
伸びる。普通に伸びる。
特に引っ張ったときの初期の伸び。フロロの特性として、力がかかった時に、はじめは伸びず力が増すにつれ伸びていくという特徴があり、これが感度やフックアップしやすさにつながるのだけど、このラインは最初から伸びる。
糸に感度を求める人には合わないだろう。
一方でバイトを弾きづらいというメリットもあるので、巻物にはいいのかもしれない。
・耐摩耗
これが最大のネック。弱いと思う。
実用に耐えられないかといえばそこまでではないと思うけど、擦るとフロロ特有の、縦に糸が裂ける現象がすぐに起こる。
例えば、スプリットショットのためにガン玉を打つ。使っていると、どうしてもガン玉がずれてくる。するとその部分が裂けているのだ。
他の安物バルクラインでも、そこまで顕著には起こらなかった。
案の定、根ズレやエアノットでリールに絡んだあとは、その場所が裂けてしまうので、しょっちゅうラインをカットして結び直さなければならない。
僕はフロロはほとんどスピニングタックルでワーミングに使う。特に川スモールはスプリットショットやライトキャロで、ハードボトムをズリズリ引きずるのでこれは致命傷。
正直、ダイワのバスXのほうがよっぽど強い。
少なくとも、新品のバスXをスプリットショットリグにして、ガン玉がずれても裂けることはなかった。
フロロらしい比重の高さはあるので、糸を沈めたいという要望には応えられる。
でも他の要素は、おおよそナイロンっぽく、耐摩耗性に関してはルアー用ナイロンよりも低いのではないか。
だから、例えばウィードエリアやエリアトラウトなんかで、巻物ルアーを浮かせることなく引きたいという時にはピッタリだと思う。
でもそれが、カバーにからめて当てていきたいクランキングなんかだと不安だ。
実売1500円/320mくらいで、よくあるフロロの1/3ほどの値段という安さはあるが、消耗性を考えるとコストパフォーマンスは決して良くないと思う。
まあ逆に、どうしてここまで安いんだ、という理由が上記の通りかと。
多分、表面のコーティングが薄いか品質が低いんじゃないかな…。
ナイロンライン愛好家の僕としては、ナイロンっぽさは許せても傷つきやすさだけは耐えられないかな。
今ある分は使うけど、リピートはない。
そういうラインでした。
個人的にはこっちの方がオススメ。
2024年04月16日
春バスが釣れたんだぜ…!
長かった今年の冬もようやく明けて、急に暖かくなったと思えばもう夏日まで出る始末。
異常気象の雰囲気はあれど、ついに釣りシーズン到来である。
気温もさることながら、僕の中のシーズンは、マルタウグイや稚アユなんかの海から上がって来る魚が到来したところでスタートする。
以前まで荒川水系の住人だった僕も、先般引っ越して多摩川水系の住人に。
多摩川もマルタウグイや稚アユが遡上する川ということで有名。その声が聴こえてきた今は、ようやく僕にも春が来たと感じられるようになった。
実はこっそりとマルタウグイを狙いに行って、しっかりボウズを食らっていたのだけど、まあそれは無かったことにしていいじゃない。
ということで、稚アユのいるであろう田園調布の取水堰へ赴いたところ、ほとんど魚っ気がない…。
てっきり遡上してきた稚アユを追いかけて、シーバスやスモールマウスが溜まっているかと思いきや、生命感に乏しい。
これがデフォルトなのか潮回りのようなタイミングによるものなのかは、多摩川初心者としては判断がつきません。
しかし、ベイトの小魚すら見えない状況では希望を持てないということで、早々に切り上げて、僕自身が川を遡上。
いくつかの堰を超えて、集中して川スモールを狙うことに。
とある堰上。川ではあるがダムのように水を溜めているので、部分的に止水域となっているエリア。
去年の秋に偵察したときに、一面のウィードが生えていたので、久しぶりにウィード攻略でもしたいと思って覗いたところ。
が、ほとんどウィードなんて生えてない。
しまった、時期が早かったのか…。と思ってみていると、なんといいサイズのバスがカップリングしているではないか。
しかもラージとスモールのペアリング。
クリアウォーターの目の前で二匹がいかにもネストを作りそうな勢いでイチャコラやっているのだが、ラージとスモールってチンパンジーとオラウータンくらい違うと思うのですが…交配とかできるんだろうか。
ともあれサイトできる魚は、釣れないとわかっていても狙いたくなるのがアングラーの性。
ひとまず阿修羅ミノーで近くをジャーキングしてみると、なんとスモールの方がスルスルっと近づいてきてバクッ。
しかし惜しくもフッキングならず…。
普通ならこれで散るのだけど、ネストを作ろうとしているのか2匹で周囲をクルージングし続けている。
ラージの方でも釣れないかと、フォローを入れる。
20年前の激釣れワーム、スミスのトゥースピックワームをスプリットショットに組み、マス針でワッキーリグに刺す。
このワーム、全長のうち半分が中空になっているエアテール形状で、ワッキー刺しするとシンカーを埋め込まなくても水中で立つ。おまけにハリのあるマテリアルなので、シェイクするとスプリットショットにしてもピクピクとよく動くのだ。
これをバスの2メートルほど先に投げ、視界に入るように引いてくると、ラージも反応。
しかしそれよりも、さっきバラしたスモールの方が興味津々で、スルスルっと寄ってきてスポッと吸い込む。
ラインが走ったのを確認してフッキング!
ミノーでバラしたのにアグレッシブな個体だ。フックアップすると、思ったより大きいぞ…!
それでも春の、体の重いバスだ。多少暴れたけれど、秋の暴力的なファイトではなく、落ち着いて対処すればさほど苦労せず寄せて来られる。
幸い足場がいいので、慎重に寄せてランディング。

やりました…。サイトのバス釣りは興奮するね。
想像以上の大きさに、これは大台に乗ったかと思ったが、一歩手前の48cm。
まさかのラージとのカップリング個体なので、実質ネストでもない謎のシチュエーションフィッシュでしたが、キャッチできればこっちのもんよ。
さすがにこれで魚が散ったので場所移動。
堰下へ進むと、いかにもスモールが付きそうなカレントのあるポイントには先行者多数。
やはり多摩川。世界有数の都市を流れる川だけあって人が多い。
が、1箇所、流れがあるのに人がいないスポットが。見るとボトムに平たくテトラが敷き詰めてあり、なるほどここは川スモール基本のワームのドリフトはし辛いエリアだ。
だがテトラの陰に魚は付いているだろう。こういう場所の魚は、いればアグレッシブなはずと、阿修羅ミノーに戻してトゥイッチしながら流すとギュン! と引ったくるバイト。

川スモールといえばこれですよ。
この気持ちいいバイトのせいで、いつからか僕はミノーを投げるとトゥイッチ&ジャークしてしまう病気にかかっているのだ。
サイズは36cmとさっきほどではないが、よく走る運動能力の高い魚でした。
この辺りでタイムアップ。
春らしいサイズのスモールを捕れたので満足です。
多摩川中流エリアは、下流域よりもベイトも多くてカマツカが群れをなして泳いでいたので、今のところ状況は悪くないのかもしれない。
さて、でも次は本格的にシーズンインしているシーバスも釣りたい…。
浮気性の、春の雑食系首都圏アングラーは欲が深い。
異常気象の雰囲気はあれど、ついに釣りシーズン到来である。
気温もさることながら、僕の中のシーズンは、マルタウグイや稚アユなんかの海から上がって来る魚が到来したところでスタートする。
以前まで荒川水系の住人だった僕も、先般引っ越して多摩川水系の住人に。
多摩川もマルタウグイや稚アユが遡上する川ということで有名。その声が聴こえてきた今は、ようやく僕にも春が来たと感じられるようになった。
実はこっそりとマルタウグイを狙いに行って、しっかりボウズを食らっていたのだけど、まあそれは無かったことにしていいじゃない。
ということで、稚アユのいるであろう田園調布の取水堰へ赴いたところ、ほとんど魚っ気がない…。
てっきり遡上してきた稚アユを追いかけて、シーバスやスモールマウスが溜まっているかと思いきや、生命感に乏しい。
これがデフォルトなのか潮回りのようなタイミングによるものなのかは、多摩川初心者としては判断がつきません。
しかし、ベイトの小魚すら見えない状況では希望を持てないということで、早々に切り上げて、僕自身が川を遡上。
いくつかの堰を超えて、集中して川スモールを狙うことに。
とある堰上。川ではあるがダムのように水を溜めているので、部分的に止水域となっているエリア。
去年の秋に偵察したときに、一面のウィードが生えていたので、久しぶりにウィード攻略でもしたいと思って覗いたところ。
が、ほとんどウィードなんて生えてない。
しまった、時期が早かったのか…。と思ってみていると、なんといいサイズのバスがカップリングしているではないか。
しかもラージとスモールのペアリング。
クリアウォーターの目の前で二匹がいかにもネストを作りそうな勢いでイチャコラやっているのだが、ラージとスモールってチンパンジーとオラウータンくらい違うと思うのですが…交配とかできるんだろうか。
ともあれサイトできる魚は、釣れないとわかっていても狙いたくなるのがアングラーの性。
ひとまず阿修羅ミノーで近くをジャーキングしてみると、なんとスモールの方がスルスルっと近づいてきてバクッ。
しかし惜しくもフッキングならず…。
普通ならこれで散るのだけど、ネストを作ろうとしているのか2匹で周囲をクルージングし続けている。
ラージの方でも釣れないかと、フォローを入れる。
20年前の激釣れワーム、スミスのトゥースピックワームをスプリットショットに組み、マス針でワッキーリグに刺す。
このワーム、全長のうち半分が中空になっているエアテール形状で、ワッキー刺しするとシンカーを埋め込まなくても水中で立つ。おまけにハリのあるマテリアルなので、シェイクするとスプリットショットにしてもピクピクとよく動くのだ。
これをバスの2メートルほど先に投げ、視界に入るように引いてくると、ラージも反応。
しかしそれよりも、さっきバラしたスモールの方が興味津々で、スルスルっと寄ってきてスポッと吸い込む。
ラインが走ったのを確認してフッキング!
ミノーでバラしたのにアグレッシブな個体だ。フックアップすると、思ったより大きいぞ…!
それでも春の、体の重いバスだ。多少暴れたけれど、秋の暴力的なファイトではなく、落ち着いて対処すればさほど苦労せず寄せて来られる。
幸い足場がいいので、慎重に寄せてランディング。

やりました…。サイトのバス釣りは興奮するね。
想像以上の大きさに、これは大台に乗ったかと思ったが、一歩手前の48cm。
まさかのラージとのカップリング個体なので、実質ネストでもない謎のシチュエーションフィッシュでしたが、キャッチできればこっちのもんよ。
さすがにこれで魚が散ったので場所移動。
堰下へ進むと、いかにもスモールが付きそうなカレントのあるポイントには先行者多数。
やはり多摩川。世界有数の都市を流れる川だけあって人が多い。
が、1箇所、流れがあるのに人がいないスポットが。見るとボトムに平たくテトラが敷き詰めてあり、なるほどここは川スモール基本のワームのドリフトはし辛いエリアだ。
だがテトラの陰に魚は付いているだろう。こういう場所の魚は、いればアグレッシブなはずと、阿修羅ミノーに戻してトゥイッチしながら流すとギュン! と引ったくるバイト。

川スモールといえばこれですよ。
この気持ちいいバイトのせいで、いつからか僕はミノーを投げるとトゥイッチ&ジャークしてしまう病気にかかっているのだ。
サイズは36cmとさっきほどではないが、よく走る運動能力の高い魚でした。
この辺りでタイムアップ。
春らしいサイズのスモールを捕れたので満足です。
多摩川中流エリアは、下流域よりもベイトも多くてカマツカが群れをなして泳いでいたので、今のところ状況は悪くないのかもしれない。
さて、でも次は本格的にシーズンインしているシーバスも釣りたい…。
浮気性の、春の雑食系首都圏アングラーは欲が深い。