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大盛貝塚
大盛貝塚
人生色々ありますが、魚が釣れるとそれなりに幸せな人。

2024年09月30日

アンバサダー4600C3…良かったぜ

海でベイトリールを使うときは、僕はメンテナンスのしやすさからアブのアンバサダー一択。

ベイトリールは、どうやったって機関に塩水が入るので塩害は免れない。
最近のリールは防水機構に腐心されているのだろうけど、構造上、ベイトリールは完全には防げないのだろうと思う。
ピニオンあたりからメインギアの方に、多少なりとも水沫は入ってしまうはず。

いくつか海のベイト使い達のブログを拝見させてもらったが、やっぱりある程度のスパンで全バラしでメンテナンスがいるようだ。
メーカーへオーバーホールに出すのは面倒だし、だったらシンプルな機構でイージーアクセスのアンバサダーがいい。


そんな僕の主力はアンバサダー5600CLロケット。
なのだが、もう一台4600C3も中古品を持っていて、主力機がサビた時の部品取りに使うつもりだった。


なのにメイン機が、メンテナンスがしやすいせいで全然錆びない(笑)
もったいないなと思っていたので、先日ちょっと登板させてみた。

部品取り目的だったのであんまりメンテナンスもしてなかったのだが、釣行に持ってくにあたりバラして手入れ。
グリスはシマノ純正品、オイルはアブのロケットオイルを使用。
ラインはフロロ14lbを70mほど巻いて出撃。

20g程のジグや30gのダイソーの鯛ラバなんかを投げたのだが…やっぱりアンバサダー、イイ!

巻き心地はそれなり。
イマドキの最新リールほどの滑らかさはないけれど、逆に巻いている時のノイズがリールのコンディション情報となってアングラーに伝わる。

アンバサダー伝統のシンクロレベルワインダー。スプール回転に合わせてレベルワインダーが動く機構なのだが、これがキャスト時には猛スピードで往復。
抵抗になるので軽いルアーを投げるのには向かないけれど、初速を抑えるちょうどいいブレーキにもなるので、2点式の素朴な遠心ブレーキしかなくても意外とバックラッシュしないのだ。
音でも視覚的にもスプール回転数を伝えてくるので、サミングのタイミングを図りやすい。

深溝スプールなので、糸をパンパンに巻かなければ、スプールエッジを親指で擦ることで微妙なサミングも可能。

このマニュアル感。機械を操っている感覚は、現代的な設計のリールだと味わえないですね。

アンバサダーは様々な番手があるけれど、近年のパーミングカップのモデルであれば、僕の知る限り主力の4000〜6000番は、カップの大きさ自体は共通だ。

糸巻量はスプールとボディがワイドか否かで決まるので、逆に言えばそれ以外は共通部品。
だから機構は同じで、小番手のほうが軽くなる。

パワーは同じなのに重量だけ軽くなると思ってもらって間違いないかと。
何ならシャフトが短い分、小番手の方が剛性はあるという説も。

4600C3でも、普通のバス用ベイトよりも糸は巻けるが、海でもっとぶっ飛ばしたい時はPE2号くらいでラインキャバ稼ぐ手もある。
むしろPE使うなら、5000番代以上っていらない可能性も…。
しかしあれ、僕のとある記念用に買ったやつで、手放したくないし…。

どうしよう、また処分もできない死蔵リールが増えてしまった。
まあ…好きなものに囲まれる喜びってあるよね。

アングラーにはミニマリストは無理だろう、と常々思います。  


Posted by 大盛貝塚 at 07:54Comments(0)リール私見

2024年09月08日

とはいえ飛距離は正義だぜ

前回の投稿とはうって変わって、いかにもイマドキなミノーである。
ダイワ ショアラインシャイナー バーティスR。
[


最近は多摩川河口でシーバスを狙ったりしているのだが、そこは干潮時には干潟広がるシャローフラット。
魚の通り道は、その先にある流芯や船道のブレイクなのだ。
その距離、干潮時でも多分、水際から50m以上。
(もちろん場所による)

元来はラパラのCDやビーフリーズなんかの固定重心ミノーが好きなのだが、いかんせん、魚に届かなければ釣れない。
メタルバイブのような重いルアーで無理矢理届けたとしても、ブレイクを過ぎれば延々と砂泥のフラットエリア。おまけに牡蠣殻のついたゴロタが点在していて、ルアーのロストが激しすぎる。

これまではそんなスポットで釣りをする機会がなく、むしろ足下の水深が深い小場所が多かったので、タックルボックスには小型のシンキングミノーばかりだった。
これでは勝負できない。

飛距離の出るフローティングミノー。
こういう時に必要なのか、と実感。
そこで引っ張り出したのは、今は廃盤のブルーブルー、ミニローディ。
昔、遠征に行くのにサーフでヒラメ釣りたいな、と買ったものの、ほとんど出番なく埋もれていたものだ。

干潟はサーフみたいなもんだろ、と登板させると、その飛距離に感動…。
9cm程度のサイズにも関わらず、少々の逆風ならものともせずすっ飛んでいく。
多分、腰の太い後方重心のシェイプと、ボディ幅を超えない大きさのリップが飛型を安定させて距離を伸ばすのだろう。
元々は磯ヒラとかに使えるように作ったルアーらしい。余談だけど、ブルーブルーは磯ヒラ好きだよね。

しかしミニローディはリップレスミノー。基本的にタダ巻きルアーである。
僕はミノーを投げるとジャークしてしまう病気に罹っているので、できればジャークした時にヒラ打ちしてくれるようなルアーがいいのだが。

で、ミニローディを例のゴロタでロストしてしまい、代わりを探して見つけたのがバーティスRだった。

ミニローディに似たシェイプだったし、ルアー界のトヨタと勝手に思っているダイワのメインラインのルアーならハズレはないだろうと。

まあ、別にサイレントアサシンでもなんでも良かったが、たまたま特価で安かったから、というのが正直なところ。

で、使ってみると、期待を裏切らない優秀さ。
飛距離は当然出るし、スローフローティングで、ちょうどいい水面下数十cmを泳いでくれる。アクションはシーバス向けの、やや大人しめなウォブンロール。
いいじゃない。試しにジャークしてみる。
意外と大きなスライド幅で、横っ飛び系のヒラ打ち。
前後移動が抑えられて、1つのスポットである程度粘れそうだ。

ええやん…。

どうしてもローディの影響で、腰太のミノーはジャーキングは得意じゃないというイメージだったのだが、そうではない模様。
これは目から鱗。

バーティスRは優秀だけど、シマノならサイレントアサシンも定評通り飛んで泳ぐ良いルアー。ワールドミノーとかも多分一緒。
ブルーブルーの、多分ミニローディの後継であろうテロテロ君(このネーミングとか、センスはイマイチ好きになれない。アイの無駄なファンシーさとか)もやや気になるが、名前通りならテロテロ引き向けなのでジャーク病の僕としては登板機会が少なそう。


で、コスパも含めて今、一番期待しているのはダイワのシーバスハンターZ。


バーティスRそっくりのシェイプ、信頼のダイワ製で、なのに1000円程で買えるという…。
動画を見る限りはトゥイッチやジャークも良さそうだ。

なお、飛んで沈みすぎないということであればスプーンも選択肢の1つ。
ラパラのモアシルダは一部界隈でサーフの神ルアーと呼ばれていて、飛んで泳いで潜りすぎない。しかも安い。
トゥイッチするとダート幅は狭いながら、その場でギラギラッと誘う優等生だ。
これも有力な選手。


まあ、こうしてルアーを揃えるばっかりで、釣果は全然伴ってないのだが…。
釣果が伴わないのはルアーのせいだと、まずは揃えてみるのがアングラーの悪いクセ。
タックルボックスの半分以上は夢と妄想でできているのだ。

という感じで、やっぱり飛距離はあるに越したことはない、という話。
早く釣りに行って、彼方の夢に向かってルアーをぶん投げたい…。  


Posted by 大盛貝塚 at 20:58Comments(0)ルアー

2024年09月07日

アスリートミノーはミノー界の極北だったんだぜ

久しぶりにルアーのレビューを。
しかも新製品ではなく、今さらになってミノーの完成形と言っても過言ではない、名作アスリートミノーである。


ミノーの元祖で基本がラパラのオリジナルフローターならば、アスリートミノーはベーシックミノーの完成形だ。
シンメトリーなシェイプ。これぞミノーというスタイル。
緩やかなアールで縁取られたボディに、存在感はあれど主張しすぎないリップ。
ミノープラグを絵に描け、と言われればこの形になるだろう。


アクションもベーシックなウォブンロール。派手すぎず、静かすぎず。
固定重心のせいか、レスポンスは申し分ない。
加えてトゥイッチやジャークすれば、スライド系の機敏な動きでリアクションを誘う。
ステイさせればブルっと一度、体を震わせてから停止。さすがにラッキークラフトのビーフリーズ程ではないが、魚のアタックまでの最後の1cmはこれで稼いでいるのではないかと思った。

現代ではミノーも細分化が進んで、ジャークなら腹の凹んだメガバスのワンテン型、遠投なら腰の太いシマノのサイレントアサシン型など、進化の枝が広がるように多様だが、バランス型の極地はこのアスリートミノーだったと思う。
無個性を突き詰めたが故に個性的。それがアスリートミノー。

サイズは5.5cmからあったはずだが、多くは廃盤に。
今では14cmなんかの大型しか現行モデルで生き残っていない。ぜひ9cmまでの小型モデルも復活させて欲しい。汎用性が高いルアーなので、今でもバスやトラウトにも有効なはずだ。

確かに飛距離は最新のミノーには及ばないし、ジャークの水押しはジャークベイトと比べれば今一歩。
でも、物事は多くがゼロか100かではなく、その間で起こるはず。
マーケティングとしては、1本のルアーでカバーされるより多くの専門ルアーを揃えて欲しいのかもしれないけれど、逆にそれでは掬えない領域もあるはずだ。

青物向けのピンテールチューンをはじめとした派生モデルも多く、それぞれ良いルアーだと思うけれど、やっぱり僕はオリジナルのアスリートミノーを推したい。
ミノーを選ぶときに最初に手に取るルアー、それがアスリートミノーなのだ。  


Posted by 大盛貝塚 at 07:53Comments(0)ルアー