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大盛貝塚
大盛貝塚
人生色々ありますが、魚が釣れるとそれなりに幸せな人。

2020年04月24日

ドクターミノー2にはマーケティングを勉強させられるぜ

今年新発売のルアーの中で、個人的に注目していたドクターミノー2。
ダイワの良心、安価なのに使えるドクターミノーがフルモデルチェンジ。公式サイトで見る写真も洗練された現代ルアーのシェイプなかなかの期待を持たせてくれるとあって、発売を心待にしていました。

ダイワ(Daiwa) Dr.ミノー2 S


そして店頭で見かけて、早速確保。
僕のよく行く川スモール用ミノーにしたいと思って。
川スモールにはネイティブトラウト用のミノーがよく利くのだが、いかんせんロストが多い。
価格の安いドクターミノーが使えるなら大歓迎と。
よって買ったのはシンキングの70S。


実物はこんな感じ。キレイなルアーです。シェイプは比較的、メガバスのワンテン系なスタイル。
ホントに実売700円程度だとは思えない仕上がり。
早速キャスト。

...ムムッ。

これは...

思ったのと違う。

正直なところ、期待していたのはDUOのリュウキやシルバークリークミノーみたいな渓流ミノーだったのだけど、ドクターミノー2、それとはキャラがずいぶん違う。
説明にはヒラ打ちもダートもいけるとのことだが、使ってみるとむしろダート幅の大きなダーターだ。
沈降速度も思ったより遅い。同じレンジまで沈む時間は、シルバークリークミノー61Sに比べれば倍以上か?

渓流のヘビーシンキングミノーはトゥイッチやジャーク時の移動距離が短く、ヒラ打ちに特化しているが、このルアーは逆。
どちらかと言えばザラスクープのようなペンシルベイトのスケーティングのように、水中をスイーと左右に泳がせるイメージの方がしっくり動く。
同類のミノーで言えばラパラのX RAPが近いかな?

ただ巻きではプリプリと普通に泳ぐ。ファストリトリーブでも破綻なし。この辺は渓流を念頭に置いた設計だからかな。
逆にスローだとあまりウォブリングしないが、これはフローティングモデルなら変わるかもしれない。

川スモールに使えるかと言われれば、70Sに限ればあまり小場所向きではないので、僕のホームでは使用頻度は多くないかとorz
むしろドブ川シーバスの方が向いている。
そしてこれがドブ川シーバスを狙って釣れたニゴイw


ちなみにフックは#10くらいの細軸。これがまあよく曲がる。
けど、根掛かりもよく外れてくれるので、実は僕はこの手の曲がるフックの方が好きだ。
刺さりは問題ないし、そもそもせいぜい50センチくらいまでの魚を想定したルアーだから実用上問題ないだろう。
シーバスやるのなら替えた方がいいかも。

ぶっちゃけ、ルアーとしての性能ひとつひとつは、悪くないが突出してもいない。
バランスのいい汎用ミノーの域を出ないルアーではある...逆に言えば汎用性の高さが突出しているのだけど。
ただ、機能的に中級以上のアングラーが積極的に手に取る理由は無さそうかな。

しかしドクターミノーの前で、そんな理屈は不要だ。

悪くないクオリティーのルアーが700円そこそこで買える。
それこそがドクターミノーの価値。

V(バリュー:価値)=Q(クオリティー:品質)÷C(コスト:価格)

経済の基本ですね。
ドクターミノー2はダイワのマーケティングの結晶なのかもしれない。  


Posted by 大盛貝塚 at 17:56Comments(2)ルアー

2020年04月12日

マチュリティをちょっぴりチューンしちゃったぜ

今期導入した新戦力、リョービのスピニングリールのマチュリティ。
以前記事に上げたけど、値段の割りになかなかの性能を持ち合わせており、すっかりお気に入りになってます。

だがしかし、ひとつだけ不満があったのはドラグ。
悪いわけではないのだけど、出だしたら止まらない、やや粘りの少ない特性で、これはグリスのせいだろうと思慮。
ということで、シマノのドラググリスを足すチューンを施すことに。

個人的にはダイワのATDの、出だしはスムーズなのに、あるところまでは抵抗がかかると粘る、という特性が好きだ。
が、ATDのグリスは単体では市販されていない。まあ、ATDの正体はこのグリスそのものなので、グリスを売ってしまうと全ての過去のリールが最新鋭のドラグを搭載するという、メーカー的にはゾンビに襲われるような事態になるから困るのだろう。
一世代前のUTDグリスは売ってたのにね。

しかし一方で、シマノのドラググリスは普通に売ってます。
嘘かホントか、アリビオからステラまでみんな同じグリスという噂も。
真偽はさておいて、シマノのドラグも嫌いじゃない。程よくスムーズでそれなりに粘る気がする。
そんなシマノのドラググリス、DG01を使って、リョービのリールをシマノ風味に味付けします。


これがDG01。グリスが指につくと不思議な触感で、ヌメるのに滑らないという。


マチュリティのドラグを露出。
ちなみに見辛いけどキャップには縁にゴムパッキンが付いていて防水している。


日本のメーカーのこういうちょっとした気遣いが好きだ。


ばらしていくとフェルトのドラグワッシャー。
ここに綿棒でグリスを塗ればおしまい。


ちなみにスプールの台座の位置には金属製っぽいのカラー(ブッシュ?)。これがベアリングならシマノのリッジサポートドラグと同じ。
こいつをベアリングに変えることも出きるだろうが、ダイワやシマノと違い、六角レンチじゃないと分解できない仕様。しっかりしてる。

その他、ラインローラーとハンドルノブにも注油して終了。


しかし、至極簡単な分解だったけど、各部の組み立て精度とパーツの配置がキッチリしてる。
無理してないのに隙がないような組み立て感。
パーツ構成は、少し昔の設計思想かな。良い意味で余分がある。最新のリールは限界まで合理化を進めているのでパーツが少なく、一部品の機能的な供用が多い。
それは良いことでもあるけど、僅かなクオリティーのブレがドミノ倒しのようにリール全体に波及してしまう。
無駄に全バラするのは悪影響を与えることの方が多いので、今回はメインギアには手を付けずにそっとしておきました。

さて、このチューンの結果について。
後日試すことができました。


ニゴイ約50センチ。


シーバス約30センチ。


ナマズ約50センチ。

きちんとドラグを鳴らしてくれたのはこの魚たち。
結論としては...完璧!
出だしはスムーズだがある程度の勢いになると、柔らかく粘ってくれる感じ。
トータルではクラス(リールの価格帯的に)最高峰の性能になったんじゃないだろうか。
アンダー1万円の巻きスピニングとしては最適かと。

隠れた名品と言っていいでしょう、リョービのマチュリティ。
リョービの釣具はいまだ死なず。  


Posted by 大盛貝塚 at 17:47Comments(0)リール

2020年04月03日

狙って取れたから良しとするぜ

関東は桜が咲き、なのに雪が降り、散ろうとしています。
コロナウイルスも猛威を奮っており、明日も見えぬ生きづらい世の中。
しかし魚はそんなこと知ったこっちゃない。水が温めば動き出す。
川スモール、シーズンインです。

初物は捕獲済みですが、あれはマルタウグイ狙いの事故。アングラーならやっぱり狙って取りたいもの。
ということで春うららな先般の休日に、行ってきました、とある川へ。

ハイシーズンなら魚がいるはずのポイントを見てまわるが、この日はまだ反応なし。
最近なんとなくスモールの居場所が察せられるようになってきたのだけど、彼らは状況の悪いとき(低水温、濁り、増水、人的なプレッシャーなど)は水中のオーバーハングになっているような場所に隠れて、そうでないときはカレントへ繰り出す印象。
逆に言えば、クリアな水ならば、見えバスがいなければあまり粘る価値がなさげ。
カレントでフラフラ泳いでくるバスが見えたらチャンスだ。

ということでサクサクとランガン。
そして川床が岩盤になっている場所で見えバス発見。よしきた。
ミノーで探るが反応なし。まだそこまでアクティブではないようだ。
スプリットショットに変えて、ミニチューでドリフト。しかしこれも反応なし。
ならばと、ロイヤルシャッドでベタ底を流していくと待望のバイト! フッキング!

すかっと、見事にスッポ抜けorz

それでスレたか、以後反応なし。
やっちまった。
しかし可能性は感じる反応。これで腹を括る。
今日はセコくいくと笑

なりふり構わず釣りたい時は、僕はロングリーダースプリットショットかライトキャロ。ワームにレインズのロックバイブシャッド2インチ。
以後、ほぼこれで通す。

少々移動して、テトラ帯かつカレントのあるポイントへ。
なにやら深場に魚の群れを発見。
個体がでかいぞ。
みんな鯉だ笑

しかしその隙間にスモールの魚影がチラホラ。
太陽も傾いてきたので、この場所に懸けることに。
先述のリグを流していくが、ファジーにやっても食わない模様。
ならば、見えバスが泳いでいく進行方向に、あらかじめワームを置いておいて、バスに見つけてもらう作戦に。これは精神を削られるヤツだが、先生、それでも一匹釣りたいです...。

そうして集中していると、待望のバイト。
すかさずフッキング!
スッポ抜け!
またか笑

どうやら体がハイシーズンのタイミングでアワセたがる。
いかん、今日は、この時期はもっと我慢しないと。

そのままやっていたがアタリが遠のいたので、場休めも兼ねて移動。
といっても川の対岸に移って流す角度を変えただけ。
あわせて、しゃがみこんで、水面の反射の中に身を隠す。朝夕にやり易いテクニック。
これ、なかなか有効です。人の姿がどれだけプレッシャーを与えているかが解る。
アングラー側のサイトは犠牲になるが、さっきのバイトで回遊場所の目安はついている。

そしてバイト。
今度は我慢。5秒...まだだ、糸が走るまで。
10秒...糸が流れに逆らって動く。
フッキング。
待望の重み。大きくないが、待ちに待った瞬間。
慎重に寄せてランディング。


やった。狙って捕った。
約25センチ程度だけど、このカタルシスはバス釣りならでは。

その後、実はミドストしてたら激しくバイトしてたヤツが居たけどビックリアワセでスッポ抜け。
僕は何も学習できてないなorz

ともあれ、僕にとっては価値のある一匹を手にすることができました。
今年もシーズン開始です。  


Posted by 大盛貝塚 at 09:50Comments(0)釣行記