2016年02月28日
王禅寺にて 渋かったんだぜ
今日も今日とて管釣り釣行してきました。
場所はフィシュオン王禅寺。
幸いにも晴れて暖かい週末。東京マラソン当日なので多少人手が分散しないかな、とか考えていたけど、全然いつも通りの混み具合。むしろ多いくらい。都心に出るのを避けた人もいるのかな、とか考えたが、きっとそんなことはどうでも良くて、ただ釣りしたい釣りバカ達がいっぱいいるだけなんだろうな。
さて、この王禅寺だが、都心に近い割にロケーションが良くて、そこそこ釣りやすいので最近ちょいちょい行ってます。
結構広く、ルアー用ポンドは大きなイチロー池、ジロー池、小さなサブロー池の3つ。ただ水質はマッディな感じ。
写真も撮りたかったけど、混雑のため見知らぬ人を許可なく写してしまいそうだったので断念。ご容赦下さい。
現地到着は9時、3時間券でスタート。
まずはセオリー通りスプーンでレンジを探す。とりあえず茶色の1.8gで表層を、次にカウントダウンさせて…4カウントあたりでショートバイト。今日のタナはこの辺りのようだ。
と思って重点的に攻めるもなかなかフックアップするまでには至らないバイトばかり。周りは極軽量スプーンの縦釣りの人だけ釣れている感じ。僕も一応持ってはいるが、まずは時間もあるし…とプラグ類で攻めるも、トラウティンサージャーにショートバイト程度。ムキになってルアーを変えていると、ラパラMFRをフォールさせているところでヒット。

って結局フォールかい。
その後しばらくやるもしっくり当たらないので、結局NSTで縦釣りで追加した後、イマイチなのでジロー池に移動。
ジロー池も混んでるぅ…。
ポイントを選べる余地はなく、仕方なしに入れる場所に入る。
足元は浅く、沖は結構水深がある感じ。初めから色々試すも、結果、トラウティンサージャーにヒット。

別の機会に紹介したいと思うけど、このジグミノー、出来るヤツです。
その後やっぱりバベルで追加。人も増えて来たし、何より鵜の来襲が激しくて、群れでマスを襲いに来てる。係員が爆竹だの花火だので追い返すけど、一羽に一匹くらいで中々のサイズのマスを美味しそうに捕食してました。多摩川で魚捕まえるよりよっぽど楽だろうな…。
ということでサブロー池に移動。
奥まった場所にあるからか小さいからか、全然人がいない。やったー。
しかし魚も少ない様子。なんか人々の表情が暗い…。
まあ良いか、とスタートして直後、とあるスポットでマスが溜まっていることを発見!
岸間際なので混んでいると攻められないけど、今ならイケる。ということで軽めのスプーンにて一人プチ爆タイム。毎キャストにバイトあり、キャッチは2投に1匹くらい。みんなの視線が集中…き、気持ちいいw
とか思っているとその場所に1人入ってしまい強制終了。
その後はキャッチまで至らず時間いっぱいになりました。
結果は三時間で8匹、渋かったdeath。
しかしサージャーは優秀な子。なのになぜ釣具屋に置いてないのか。おっさんは納得がいきません。
場所はフィシュオン王禅寺。
幸いにも晴れて暖かい週末。東京マラソン当日なので多少人手が分散しないかな、とか考えていたけど、全然いつも通りの混み具合。むしろ多いくらい。都心に出るのを避けた人もいるのかな、とか考えたが、きっとそんなことはどうでも良くて、ただ釣りしたい釣りバカ達がいっぱいいるだけなんだろうな。
さて、この王禅寺だが、都心に近い割にロケーションが良くて、そこそこ釣りやすいので最近ちょいちょい行ってます。
結構広く、ルアー用ポンドは大きなイチロー池、ジロー池、小さなサブロー池の3つ。ただ水質はマッディな感じ。
写真も撮りたかったけど、混雑のため見知らぬ人を許可なく写してしまいそうだったので断念。ご容赦下さい。
現地到着は9時、3時間券でスタート。
まずはセオリー通りスプーンでレンジを探す。とりあえず茶色の1.8gで表層を、次にカウントダウンさせて…4カウントあたりでショートバイト。今日のタナはこの辺りのようだ。
と思って重点的に攻めるもなかなかフックアップするまでには至らないバイトばかり。周りは極軽量スプーンの縦釣りの人だけ釣れている感じ。僕も一応持ってはいるが、まずは時間もあるし…とプラグ類で攻めるも、トラウティンサージャーにショートバイト程度。ムキになってルアーを変えていると、ラパラMFRをフォールさせているところでヒット。

って結局フォールかい。
その後しばらくやるもしっくり当たらないので、結局NSTで縦釣りで追加した後、イマイチなのでジロー池に移動。
ジロー池も混んでるぅ…。
ポイントを選べる余地はなく、仕方なしに入れる場所に入る。
足元は浅く、沖は結構水深がある感じ。初めから色々試すも、結果、トラウティンサージャーにヒット。

別の機会に紹介したいと思うけど、このジグミノー、出来るヤツです。
その後やっぱりバベルで追加。人も増えて来たし、何より鵜の来襲が激しくて、群れでマスを襲いに来てる。係員が爆竹だの花火だので追い返すけど、一羽に一匹くらいで中々のサイズのマスを美味しそうに捕食してました。多摩川で魚捕まえるよりよっぽど楽だろうな…。
ということでサブロー池に移動。
奥まった場所にあるからか小さいからか、全然人がいない。やったー。
しかし魚も少ない様子。なんか人々の表情が暗い…。
まあ良いか、とスタートして直後、とあるスポットでマスが溜まっていることを発見!
岸間際なので混んでいると攻められないけど、今ならイケる。ということで軽めのスプーンにて一人プチ爆タイム。毎キャストにバイトあり、キャッチは2投に1匹くらい。みんなの視線が集中…き、気持ちいいw
とか思っているとその場所に1人入ってしまい強制終了。
その後はキャッチまで至らず時間いっぱいになりました。
結果は三時間で8匹、渋かったdeath。
しかしサージャーは優秀な子。なのになぜ釣具屋に置いてないのか。おっさんは納得がいきません。
2016年02月24日
でもやっぱりブロンズフックが好きなんだぜ
針ほど魚に近いタックルは無く、針を疎かにする者は魚とは出会えないと心得るべし。
ちなみに日本の釣り針は沢山の種類があるが、これは江戸時代の武士達が戦もない太平の世で釣りに没頭した結果生まれたものらしい。いかにもホビーっぽくて面白いと思う。
ルアー釣りは海外から来たものだからか、僕が釣りを始めた約20年前はさほどトリプルフックに種類はなかったように思う。今ではずいぶん市民権を得たルアー釣りには、各社が高性能で様々な種類が出ていて選択肢が広がった。上手い人ほどこれらを使いこなしている模様だ。僕はそこまで使いこなせていないけれど…。
ところでシーバスを始めたら、バラしが多いのと、それ以上にショートバイトが多くて、針の鋭さには気を使うようになった。
正直バス釣りばかりしていた頃はそこまで気にしなかった。当然プロをはじめとした玄人達はそんなことはないのだか、多分、バスは捕食したものを一度、口の中で留める時間が長い気がする。故に古いラパラのたいして研いでいないブロンズフックでも、アワセがしっかりしていればそれなりにフックアップしてくれた。
シーバスはそうはいかず、針先が甘いとフックアップに持ち込める回数が断然低い。だから針先や針の形状にはとても気を使うようになった。

かといって今ではトリプルフックも結構な高級品。そんなに毎回交換もしてられない。なので僕はフックシャープナーをいつも持ち歩き、気になったら現場でも研ぐようにしている。
コーティングが剥がれるとか化学研磨ほど鋭くできないとかはあるけど、それでもその日その場所でフックが甘くて後悔することは少なくできる。今では研いでいる時の感触で、爪に針先を立てて刺さるかどうかくらいは大体わかるようになった。
ちなみにコツはフトコロから針先に向けて常に一方向に研ぐこと。
さて、そうやって針を研ぐクセがつくと、それぞれの針の素材の癖を感じ始めた。
例えば国産有名メーカーの針は硬くて削れにくく、根掛かりして外れた時に針先が曲がって研ぐ研がない以前に使えなくなることが多いけど、海外のルアーにデフォルトで付いている針は、太めだが金属素材が柔らかめなのか、針先だけがダメになることは少なく、研いでいても研ぎやすい。そういえばアメリカンルアーは針を研いでから使うのが普通らしいし。
その最たる例が上記のブロンズフック。僕史上最も研ぎやすいので、中古の古いラパラを買っても敢えて変えずにそのまま研いで使うようにしている。ロングシャンクなのも僕の好みだ。研いでやれば普通に使えるくらいにはなるし、魚の引きに対して弱い訳ではない。まあ塩には死ぬ程弱いけどね。
何より多分、ブロンズフックを研いでいるあの時間が嫌いじゃないんだと思う。
出来は悪いが好きな子供の世話をしているみたいで「あーもーしょうがないなー」とか言いながらいそいそと針を研いでいる行為、それはLOVEに近いのかも。え、気持ち悪いですかそうですかそうですね。
ちなみに日本の釣り針は沢山の種類があるが、これは江戸時代の武士達が戦もない太平の世で釣りに没頭した結果生まれたものらしい。いかにもホビーっぽくて面白いと思う。
ルアー釣りは海外から来たものだからか、僕が釣りを始めた約20年前はさほどトリプルフックに種類はなかったように思う。今ではずいぶん市民権を得たルアー釣りには、各社が高性能で様々な種類が出ていて選択肢が広がった。上手い人ほどこれらを使いこなしている模様だ。僕はそこまで使いこなせていないけれど…。
ところでシーバスを始めたら、バラしが多いのと、それ以上にショートバイトが多くて、針の鋭さには気を使うようになった。
正直バス釣りばかりしていた頃はそこまで気にしなかった。当然プロをはじめとした玄人達はそんなことはないのだか、多分、バスは捕食したものを一度、口の中で留める時間が長い気がする。故に古いラパラのたいして研いでいないブロンズフックでも、アワセがしっかりしていればそれなりにフックアップしてくれた。
シーバスはそうはいかず、針先が甘いとフックアップに持ち込める回数が断然低い。だから針先や針の形状にはとても気を使うようになった。

かといって今ではトリプルフックも結構な高級品。そんなに毎回交換もしてられない。なので僕はフックシャープナーをいつも持ち歩き、気になったら現場でも研ぐようにしている。
コーティングが剥がれるとか化学研磨ほど鋭くできないとかはあるけど、それでもその日その場所でフックが甘くて後悔することは少なくできる。今では研いでいる時の感触で、爪に針先を立てて刺さるかどうかくらいは大体わかるようになった。
ちなみにコツはフトコロから針先に向けて常に一方向に研ぐこと。
さて、そうやって針を研ぐクセがつくと、それぞれの針の素材の癖を感じ始めた。
例えば国産有名メーカーの針は硬くて削れにくく、根掛かりして外れた時に針先が曲がって研ぐ研がない以前に使えなくなることが多いけど、海外のルアーにデフォルトで付いている針は、太めだが金属素材が柔らかめなのか、針先だけがダメになることは少なく、研いでいても研ぎやすい。そういえばアメリカンルアーは針を研いでから使うのが普通らしいし。
その最たる例が上記のブロンズフック。僕史上最も研ぎやすいので、中古の古いラパラを買っても敢えて変えずにそのまま研いで使うようにしている。ロングシャンクなのも僕の好みだ。研いでやれば普通に使えるくらいにはなるし、魚の引きに対して弱い訳ではない。まあ塩には死ぬ程弱いけどね。
何より多分、ブロンズフックを研いでいるあの時間が嫌いじゃないんだと思う。
出来は悪いが好きな子供の世話をしているみたいで「あーもーしょうがないなー」とか言いながらいそいそと針を研いでいる行為、それはLOVEに近いのかも。え、気持ち悪いですかそうですかそうですね。
2016年02月23日
ラインはこだわっても良いと思うんだぜ
釣り道具の最小単位は針と糸。これがないと釣りというものが成立しない。
プロや上手い人になるほどこの辺りにはこだわりを持っている人が多いのではないだろうか。ぶっちゃけ竿やリールは中古でも安物でも何とでもなる部分はあるのだが、針と糸だけは魚と釣り方、フィールドに合わせないと釣りができない。特にエサ釣りほど顕著に差が出る気がする…。
その中で、糸の話。
一般に、今のアングラーならナイロン、フロロ、PEの三種類のうちをどれかを使うことがほとんどだろう。それぞれ乱暴な分け方と特徴だけど、安くて使いやすいが伸びて紫外線に弱いナイロン、伸びは抑えられるが硬くて太いフロロ、細くて強いが摩擦に弱く比重が軽くて絡みやすいPE。
最近よく行くシーバス釣りなら、個人的には遠投しなくて良いならナイロン、それ以外はセオリー通り普通にPEでナイロンリーダーを使う。ナイロンは柔らかいので結びやすいし、トラブルが少ない。とはいえやはりPEの細さと感度は魅力で、さらに伸びが少ない=アワセの力が遠くまで伝わるということで遠投が必要なフィールドでは特に捻くれず普通に使う。
最近気づいたのだが、PEは細いラインなのでシーバスロッドのような固めの竿でも、ラパラのオリジナルフローティングといった軽いルアーも比較的飛ばせるようになり実用範囲が広がった。伸びない分、シーバスとのファイトはナイロンを使う場合に比べてピーキーではあるけれど、やはり選択肢としてはメインになり得る素材なのだ。

ところで僕はいつもPEのリーダーには銀鱗を使っている。昔からずっと、どの釣具屋にも置いてある、ザ・スタンダード。多分、昭和の時代から釣り糸と言えば銀鱗だ。
10メートル巻きで200円ほどだけど、100メートル換算すれば2000円、まあ実際にはもっと安いだろうけど案外ナイロンとしては高めの糸になる。でもロングセラーはダテじゃなく、適度に伸びて思ったよりも強い。下手な糸を買うよりよっぽど高性能だ。
ナイロンをメインラインにするなら、最近のフェイバリットはラパラ マルチゲームナイロン。ナイロンの物性そのまま、通常の製品よりもう一段細めに作られている上、300メートルボビン巻きで約1000円強とリーズナブル。愛用しているけど特に不具合もない。オススメします。

このマルチゲームナイロンもそうだけど、最近のラインは号数とポンドテスト表示、実際の太さをパッケージに表示してくれるので個人的にはありがたい。少し前までは同じポンドテストのラインでもメーカーによってずいぶん太さが違った。換算式が大体4ポンド1号なんて覚えていたら痛い目を見たのだ。ポンドテストはあくまで引っ張り強度の強さ、号数はあくまで太さなのだ。おかげで4ポンドラインを買っても1.5号くらいの太さの製品もあり、それは表示上間違いでもなかった。騙された感はあるけどね。
同じような事を思った人は多かったのか、今では2つを並記されている製品も多い。僕は一応、表記の直径も見比べておくことにしている。コンマ2桁ミリの差でも結構使うと違うもんだ。まあ根ズレの強さもあるし、それだけで性能は測れないのだが。
不安な人はナイロンなら銀鱗買えばいいと思うよ。
ただあまり話に聞かないけれど、水に隠れやすいのはフロロらしい。素材の屈折率が似ているのだという。そういえば高級ハリスのシーガーシリーズもフロロだ。夜釣りだと関係ないかと思うけど、気になる人は試してみても良いかもね。僕もバスとエサ釣りのハリスにはフロロ使います。根ズレへの強さや感度もあるけど、硬さがちょうどエサやワームの釣りにマッチする気がするので。
長くなるのでこの辺で端折るが、各素材の伸び率なんかを加えると、居酒屋で二時間くらいはその話を肴に酒が飲めるくらい、中々奥深い世界である。
このレベルに入っていけるあなた、立派なマニアですので会社や学校では控えた方が良いですよ…。
プロや上手い人になるほどこの辺りにはこだわりを持っている人が多いのではないだろうか。ぶっちゃけ竿やリールは中古でも安物でも何とでもなる部分はあるのだが、針と糸だけは魚と釣り方、フィールドに合わせないと釣りができない。特にエサ釣りほど顕著に差が出る気がする…。
その中で、糸の話。
一般に、今のアングラーならナイロン、フロロ、PEの三種類のうちをどれかを使うことがほとんどだろう。それぞれ乱暴な分け方と特徴だけど、安くて使いやすいが伸びて紫外線に弱いナイロン、伸びは抑えられるが硬くて太いフロロ、細くて強いが摩擦に弱く比重が軽くて絡みやすいPE。
最近よく行くシーバス釣りなら、個人的には遠投しなくて良いならナイロン、それ以外はセオリー通り普通にPEでナイロンリーダーを使う。ナイロンは柔らかいので結びやすいし、トラブルが少ない。とはいえやはりPEの細さと感度は魅力で、さらに伸びが少ない=アワセの力が遠くまで伝わるということで遠投が必要なフィールドでは特に捻くれず普通に使う。
最近気づいたのだが、PEは細いラインなのでシーバスロッドのような固めの竿でも、ラパラのオリジナルフローティングといった軽いルアーも比較的飛ばせるようになり実用範囲が広がった。伸びない分、シーバスとのファイトはナイロンを使う場合に比べてピーキーではあるけれど、やはり選択肢としてはメインになり得る素材なのだ。

ところで僕はいつもPEのリーダーには銀鱗を使っている。昔からずっと、どの釣具屋にも置いてある、ザ・スタンダード。多分、昭和の時代から釣り糸と言えば銀鱗だ。
10メートル巻きで200円ほどだけど、100メートル換算すれば2000円、まあ実際にはもっと安いだろうけど案外ナイロンとしては高めの糸になる。でもロングセラーはダテじゃなく、適度に伸びて思ったよりも強い。下手な糸を買うよりよっぽど高性能だ。
ナイロンをメインラインにするなら、最近のフェイバリットはラパラ マルチゲームナイロン。ナイロンの物性そのまま、通常の製品よりもう一段細めに作られている上、300メートルボビン巻きで約1000円強とリーズナブル。愛用しているけど特に不具合もない。オススメします。

このマルチゲームナイロンもそうだけど、最近のラインは号数とポンドテスト表示、実際の太さをパッケージに表示してくれるので個人的にはありがたい。少し前までは同じポンドテストのラインでもメーカーによってずいぶん太さが違った。換算式が大体4ポンド1号なんて覚えていたら痛い目を見たのだ。ポンドテストはあくまで引っ張り強度の強さ、号数はあくまで太さなのだ。おかげで4ポンドラインを買っても1.5号くらいの太さの製品もあり、それは表示上間違いでもなかった。騙された感はあるけどね。
同じような事を思った人は多かったのか、今では2つを並記されている製品も多い。僕は一応、表記の直径も見比べておくことにしている。コンマ2桁ミリの差でも結構使うと違うもんだ。まあ根ズレの強さもあるし、それだけで性能は測れないのだが。
不安な人はナイロンなら銀鱗買えばいいと思うよ。
ただあまり話に聞かないけれど、水に隠れやすいのはフロロらしい。素材の屈折率が似ているのだという。そういえば高級ハリスのシーガーシリーズもフロロだ。夜釣りだと関係ないかと思うけど、気になる人は試してみても良いかもね。僕もバスとエサ釣りのハリスにはフロロ使います。根ズレへの強さや感度もあるけど、硬さがちょうどエサやワームの釣りにマッチする気がするので。
長くなるのでこの辺で端折るが、各素材の伸び率なんかを加えると、居酒屋で二時間くらいはその話を肴に酒が飲めるくらい、中々奥深い世界である。
このレベルに入っていけるあなた、立派なマニアですので会社や学校では控えた方が良いですよ…。
2016年02月18日
実はメジャーなルアーで釣れたことがないんだぜ
例えばシーバスで言うと、レンジバイブ、ローリングベイト、エリア10のような。バスだとシャッドラップ。どれもロングセラーで人気で誰しもが購入しよく釣れる鉄板ラインナップ。
なのだが…何故か僕には魚を連れてきてくれないルアー達なのだ。

お前はヘタかと言われれば、はいそうですとしか言いようがない。それは承知してます、はい。
ただ何故か相性が悪い奴らがいるのだ。
もちろん持ってるし使ったことはある。それも結構な頻度で。
釣れるまでガマンして使い続けろと言われればぐうの音も出ない。
まあそれは甘んじて受け入れるとしても、それにしたってもうちょい釣れたっていいんじゃない? という感じ。
まあ僕にも心辺りはある。
バイブはレンジバイブより安くて重くて結構いい動きする580円のウェーバーが好きだし、リップレスミノーならワンダーをまずは投入、水面直下をゆるゆる巻きたいならフラッシュミノーを、中層ならジグミノーのサージャーを使ってしまう。
え、これらのルアーの共通点? 元々安いか中古でよく出回ってることですよw

まあ有名ルアーだから使わなけりゃならないって事はもちろん無いし、何を基準でルアーを選択するかは自由だ。
ただ一つ、悲しいのはメディアや釣友の話についていけないこと。
あ、ちなみに上記のルアー達、みんなバラしたところまでは実績あります。何の足しにもならないけれど。
ただ、シャッドラップ…ラウリ・ラパラの傑作にして遺作…君だけはラパラファンの僕の気持ちに応えてくれない。
こんなにいっぱい持ってるし使ってるのに。

なぜ?
なのだが…何故か僕には魚を連れてきてくれないルアー達なのだ。

お前はヘタかと言われれば、はいそうですとしか言いようがない。それは承知してます、はい。
ただ何故か相性が悪い奴らがいるのだ。
もちろん持ってるし使ったことはある。それも結構な頻度で。
釣れるまでガマンして使い続けろと言われればぐうの音も出ない。
まあそれは甘んじて受け入れるとしても、それにしたってもうちょい釣れたっていいんじゃない? という感じ。
まあ僕にも心辺りはある。
バイブはレンジバイブより安くて重くて結構いい動きする580円のウェーバーが好きだし、リップレスミノーならワンダーをまずは投入、水面直下をゆるゆる巻きたいならフラッシュミノーを、中層ならジグミノーのサージャーを使ってしまう。
え、これらのルアーの共通点? 元々安いか中古でよく出回ってることですよw

まあ有名ルアーだから使わなけりゃならないって事はもちろん無いし、何を基準でルアーを選択するかは自由だ。
ただ一つ、悲しいのはメディアや釣友の話についていけないこと。
あ、ちなみに上記のルアー達、みんなバラしたところまでは実績あります。何の足しにもならないけれど。
ただ、シャッドラップ…ラウリ・ラパラの傑作にして遺作…君だけはラパラファンの僕の気持ちに応えてくれない。
こんなにいっぱい持ってるし使ってるのに。

なぜ?
2016年02月17日
世紀末世代のリールなんだぜ

シマノ ナビ2000で、確か98年モデル。通称黒ナビです。
今から言うと何世代前のモデルなんだろう。まだシマノのスローオシュレートの迷走期前という、最近のアングラーには馴染みのない機体だと思う。
特徴は重くて頑丈。そして今のリールに比べるとデカい。現行モデルの3000番くらいのインパクトはあるかな。
中学生くらいの時に買ったリールで、今で言うとサハラかナスキーくらいのランクだった。スーパーシップ搭載以外は特に特筆すべきスペックはなかったように思う。
しかし、新品の性能をいつまで維持できるかという観点で見ると、多分殆ど性能劣化していないという脅威のリールです。
巻き上げはメンテしているといってももう20年近く前のリールとしては抜群のスムーズさだと思う。理由は構造のシンプルさ以外にも、当時は円高だったのでいい素材を投入できたからという噂もある。バスブーム絶頂期でもあった。
平行巻きではないのでスプールに巻いたラインがやや偏るため、PEの使用は控えているけど、ナイロンを使う分には今でも現役に耐えうる性能はある。ラインローラーがなぜか未だに驚異的な回転を見せるという謎も秘めている…。
個人にな一線を退いてからはエサ釣り用リールとして使っていたのだが、シーバスのバラし病対策としてナイロンラインに回帰しようと、今期復活予定。使っている期間が長いので、多分僕史上最も魚とファイトした回数の多いリールだ。ここまで来ると逆に捨てられない。そのうち妖怪でも宿るかも。

ちなみにドラグ性能は今となっては微妙だけど、微妙な状態のまま全然劣化しないのだ。
これも不思議に思ってバラしてみると、なんと元々ドラグワッシャーが入っていなかった。スプールをキャップが押さえているだけ。ただそれだけでそれなりの性能を発揮し、しかも長年維持するのだから逆にすごい。

ローターがゴツくて、ベールがラインローラーと逆方向に上がっているので、ノーシンカーワームのフリーフォールとかやると、バイトの際に慌ててあわせるとラインローラーに糸が噛まず、べべべべ…って糸が出ちゃうのだが、シーバスならフリーフォールとかやらないので大丈夫でしょう。
20世紀生まれの僕としては、いつまでも現役でいて欲しい、キングカズみたいなリールです。
まあ、今新しく欲しいかと言われればいらないけどねw
2016年02月16日
クランクベイトが苦手なんだぜ

まあ苦手なのはクランクだけじゃないんだけど…特に釣果が少ない。
別に嫌いではないんだけど、なぜかバス釣りにおいてクランクベイトで釣った記憶があんまりない。
ほとんどオカッパリばかりやっているというのも一つの理由かもしれないけど、シャロークランクでもあまり釣ってないので、まあ単純に使い所をわかってないというのが大きいだろうなあ。
まず基本的にシャローのフィールドで釣りをすることばかりなので、2メートル以下のラインを攻める事があんまりない。故にディープダイバーの出番がない。
シャローエリアでボトムノックさせてリアクションで釣るというのも経験がない訳じゃないけど、魚探もない…というかボートにも乗らないのでストラクチャーを探してアプローチするのもひと苦労で、そもそもそういったスポットを探す場合はキャロライナなりテキサスなりで探る。
運良く見つけたスポットはそのままワームで探りを入れるか、別の日にその場所を攻める二回目以降は、水深によってジャークベイトなりジグヘッドなりダウンショットなりでアプローチするので、これといった出番がクランクにやって来ない。
ウィードエリアみたいなところは、まずTDバイブのフローティングチューンを使ってしまう。これはTDバイブのサスペンドモデルのフックを一回り小さくしたもので、名作バイブの性能そのままに水面から50センチまでのレンジを早巻きでも遅巻きでも探れてしまい、しかもストップ&ゴーまでできるので、これまたクランクの出番を失ってしまった。ヘタなメソッドよりよっぽど釣れるのだから、実績のないルアーで冒険するよりも先に手が出てしまう。
ウィードにあえて引っ掛けたい時やスポットのホールを攻めたい時はダブルテールグラブをショートスプリットで使ってしまうし。
クランクベイトというルアー自体は好きなのだ。丸っこいシェイプもブリブリ手元に来るアクションも、正にルアーって感じで。
使わないクセに好きなもんだからタックルボックスには溜まっていく。ピーナッツとか結構あるんだよね。

ちなみにトラウトでは普通に使うし釣れる。トラウト用クランクだけでなくても、ラッキークラフトのベビーバイブやモデルAの最小モデルなんかも投入して釣果もある。
シーバスにも可能性を感じていて、夏の河川デイゲームでの早巻きは良い気がしている。バイブじゃ沈み過ぎて根がかりしてしまうポイントや満潮時のテトラ帯の上かすぐ横を攻めたいときだ。実際釣ったこともあるし。
沖堤のテクトロにも可能性を感じている。なんせ引けばオートで一定のレンジを泳いでくれるのだから下手に鉄板バイブで塩の流れと糸の抵抗でとレンジを刻むのに苦労するくらいなら…なんて考えている。

クランクの世界は奥深いらしく、チューンも含めて使い手達の様々なメソッド情報はそれなりに集まるのだけど、やっぱり僕にはまだ使いこなせない。
もういっそバスは諦めて他魚ジャンルで開拓しようかな。それもひとつのスタイルですよね? …ね?
2016年02月13日
朝霞ガーデンでサクラマスを狙うんだぜ
ようやく週末が晴れて暖かいタイミングが合わさったので、どこかに行こうと思ったら朝霞ガーデンにサクラマスご放流されたらしいとの情報。今年初めての朝霞へ釣行しました。

この朝霞ガーデン、わりと近所なので結構行くのだけれど、その筋のガチ勢達は管釣りの東大と呼んでるほど難易度高い釣り場だ。
でも魚の数は多いし水質はクリア、持ち帰り制限は無くてレギュレーションもうるさくないので僕は割と好きな場所。でもって比較的料金が安いのがありがたい。三時間で会員料金2100円也。
今日は最近買ったロッドのテストも兼ねた。ジャクソンのオーシャンゲート アジングモデル…そう、アジングロッドだ。

年末にたまたま釣具屋で触って、個人的にとてもフィーリングが合ったのだ。本当は6フィート1インチモデルが欲しかったのだけど、行った店には6フィート8インチのこれしかなく購入。その後すぐ違う店で発見するという…ま、まあいいや。バスにもメバルにも使う予定だから悔しくなんかないもんね…。
朝霞ガーデンには2時頃到着。3時間券で開始。
開始早々スプーンでヒットするも、まさかのフックブレイク。ラインじゃありません。針が折れました。
ラインは4ポンドなので針の方が弱っていたのだろう。ショック。
その後もフックアップはするも何度もバラす。どうも今までグラスっぽい低弾性トラウトロッド使っていたそのままのドラグ設定だったのでセッティングが悪い様子。
ソリッドティップなので魚はかかるけれど、バットが強いのでマスのローリングで力がかかってしまうようだった。今までのロッドなら吸収する力を跳ね返してしまう。まあおかげで寄せは早いしルアーの操作はやり易いのだけど。
ドラグを結構緩めにして対処するといい感じだけど、それに気付いたところからアタリ遠のくという僕には良くあるパターン。
泣いていいですか。
ようやくバベルで一匹。なかなか引いた良型だけど、残念ながらサクラマスではない。

その後の約一時間半のことは触れないで欲しい。
最後のチャンスはフライ池のルアー釣り解放。解放直後はルアーにスレてない魚が食ってくれる。
ここでようやく追加。

でも本命ではない。
そのままタイムアウトまであと数分の時に、ようやく…。

なんとか一尾本命確保。お持ち帰りします。
サクラマスは天然フィールドだと幻の魚だけど、朝霞ガーデンならたまに放流があるので僕程度の腕のアングラーでもとりあえず顔は見れるのがありがたい。
普通のニジマスよりミノーへの反応がいいのが特徴だけど、今日はなぜかイマイチだった。
しかしまあ…釣りはもっと上手くなりたいもんです。
追記
持ち帰ったマス、食べてみたらサクラマスじゃなくニジマスでした。
泣いてもいいですか?

この朝霞ガーデン、わりと近所なので結構行くのだけれど、その筋のガチ勢達は管釣りの東大と呼んでるほど難易度高い釣り場だ。
でも魚の数は多いし水質はクリア、持ち帰り制限は無くてレギュレーションもうるさくないので僕は割と好きな場所。でもって比較的料金が安いのがありがたい。三時間で会員料金2100円也。
今日は最近買ったロッドのテストも兼ねた。ジャクソンのオーシャンゲート アジングモデル…そう、アジングロッドだ。

年末にたまたま釣具屋で触って、個人的にとてもフィーリングが合ったのだ。本当は6フィート1インチモデルが欲しかったのだけど、行った店には6フィート8インチのこれしかなく購入。その後すぐ違う店で発見するという…ま、まあいいや。バスにもメバルにも使う予定だから悔しくなんかないもんね…。
朝霞ガーデンには2時頃到着。3時間券で開始。
開始早々スプーンでヒットするも、まさかのフックブレイク。ラインじゃありません。針が折れました。
ラインは4ポンドなので針の方が弱っていたのだろう。ショック。
その後もフックアップはするも何度もバラす。どうも今までグラスっぽい低弾性トラウトロッド使っていたそのままのドラグ設定だったのでセッティングが悪い様子。
ソリッドティップなので魚はかかるけれど、バットが強いのでマスのローリングで力がかかってしまうようだった。今までのロッドなら吸収する力を跳ね返してしまう。まあおかげで寄せは早いしルアーの操作はやり易いのだけど。
ドラグを結構緩めにして対処するといい感じだけど、それに気付いたところからアタリ遠のくという僕には良くあるパターン。
泣いていいですか。
ようやくバベルで一匹。なかなか引いた良型だけど、残念ながらサクラマスではない。

その後の約一時間半のことは触れないで欲しい。
最後のチャンスはフライ池のルアー釣り解放。解放直後はルアーにスレてない魚が食ってくれる。
ここでようやく追加。

でも本命ではない。
そのままタイムアウトまであと数分の時に、ようやく…。

なんとか一尾本命確保。お持ち帰りします。
サクラマスは天然フィールドだと幻の魚だけど、朝霞ガーデンならたまに放流があるので僕程度の腕のアングラーでもとりあえず顔は見れるのがありがたい。
普通のニジマスよりミノーへの反応がいいのが特徴だけど、今日はなぜかイマイチだった。
しかしまあ…釣りはもっと上手くなりたいもんです。
追記
持ち帰ったマス、食べてみたらサクラマスじゃなくニジマスでした。
泣いてもいいですか?
2016年02月12日
「⚪︎⚪︎はエサ」というルアーマンを信用してないんだぜ
エサを使ったら釣れるとか思ってる人はどうかと思う。
ルアーしかやったことないのか、エサ釣りしてボウズになったことないのかな。
よく釣れるルアーの事や、小さいワームなんかで「これはエサだ、こんなもん使って釣ってもしょうがない」なんて言ってる人を見る機会がある。
その度に、この人はきっと本当の意味でエサ釣りしたことがないんだなと思う。
僕はノベ竿でのフナ釣りで釣りを始めて、その後ルアー釣りをするようになったのだけど、今でも別にルアー専門ではなく時々普通にエサ釣りに出掛ける。
イソメを使ったシロギス、カゴ釣りでの青物やマダイ、ノベ竿でのハゼの浮き釣りやや渓流の川虫を取ってのマス釣りなんかは大好きだ。去年は初めて一つテンヤもやった。カサゴしか釣れなかったが楽しさは体験できた。
エサ釣りも当然奥深く、一筋縄ではいかないのは他の釣りと同じだ。単体で魚に針を食わせる能力がルアーより高いのは確かだけど、かといって適当にやって必ず釣れるものではもちろんない。
まず魚を探してレンジを合わせ、もしくは潮を読んで撒き餌を使い、キチンと仕掛けを送り込んでやる能力が必要だ。
そこに誘いや、如何に自然にエサを送るかといったテクニックが要求される。これを外せば当然のごとくボウズになる。ルアーとなんら変わらない。
シーバスで言えば、例えば関西ではエビ撒き釣りというのがあって、琵琶湖のシラサエビと呼ばれるモエビを生きたまま撒き餌として使い、強制的にアミパターンを作り出して釣るという釣法だ。関東の人からすればこの上なく贅沢で強引な方法だけど、それですら潮と時合いの読めない人はあっさりボウズを食らう。
エサ釣りは確かに絵柄が地味ではあるが、手返しの少なさと仕掛けの構造上、ひょっとしたらルアーよりもフィールドの観察力がいるかもしれない釣りなのだ。
もしエサ釣りをやったことのない人、ルアー釣りで全然釣れない人は、一度やってみて欲しいと思う。ルアーも面白いけど、エサも当然面白い。新しい発見は多いと思う。そのままハマったって、もちろん幸せになれると思うよ。そしてエサ釣りが上手い人はきっとルアー釣りも上手い。
僕ですか?
僕はどっちも好きだけど、どっちも下手ですよ。ルアーもエサも普通にボウズ食らいますが、それが何か?
ルアーしかやったことないのか、エサ釣りしてボウズになったことないのかな。
よく釣れるルアーの事や、小さいワームなんかで「これはエサだ、こんなもん使って釣ってもしょうがない」なんて言ってる人を見る機会がある。
その度に、この人はきっと本当の意味でエサ釣りしたことがないんだなと思う。
僕はノベ竿でのフナ釣りで釣りを始めて、その後ルアー釣りをするようになったのだけど、今でも別にルアー専門ではなく時々普通にエサ釣りに出掛ける。
イソメを使ったシロギス、カゴ釣りでの青物やマダイ、ノベ竿でのハゼの浮き釣りやや渓流の川虫を取ってのマス釣りなんかは大好きだ。去年は初めて一つテンヤもやった。カサゴしか釣れなかったが楽しさは体験できた。
エサ釣りも当然奥深く、一筋縄ではいかないのは他の釣りと同じだ。単体で魚に針を食わせる能力がルアーより高いのは確かだけど、かといって適当にやって必ず釣れるものではもちろんない。
まず魚を探してレンジを合わせ、もしくは潮を読んで撒き餌を使い、キチンと仕掛けを送り込んでやる能力が必要だ。
そこに誘いや、如何に自然にエサを送るかといったテクニックが要求される。これを外せば当然のごとくボウズになる。ルアーとなんら変わらない。
シーバスで言えば、例えば関西ではエビ撒き釣りというのがあって、琵琶湖のシラサエビと呼ばれるモエビを生きたまま撒き餌として使い、強制的にアミパターンを作り出して釣るという釣法だ。関東の人からすればこの上なく贅沢で強引な方法だけど、それですら潮と時合いの読めない人はあっさりボウズを食らう。
エサ釣りは確かに絵柄が地味ではあるが、手返しの少なさと仕掛けの構造上、ひょっとしたらルアーよりもフィールドの観察力がいるかもしれない釣りなのだ。
もしエサ釣りをやったことのない人、ルアー釣りで全然釣れない人は、一度やってみて欲しいと思う。ルアーも面白いけど、エサも当然面白い。新しい発見は多いと思う。そのままハマったって、もちろん幸せになれると思うよ。そしてエサ釣りが上手い人はきっとルアー釣りも上手い。
僕ですか?
僕はどっちも好きだけど、どっちも下手ですよ。ルアーもエサも普通にボウズ食らいますが、それが何か?
2016年02月11日
天才の破片をありがたく頂戴するんだぜ
国産ルアーの中ではラッキークラフトが一番好きだ。
いや、正確には加藤誠司の作品が好きなのだろう。

かつてのバスブームの際に、ラッキークラフトはプレミアが付くような超人気ルアーだった。ただメーカーの姿勢としては敢えてプレミアを付けるような売り方ではなく、割と広告も地味目で、多少なりともクラフトマンシップを感じるメーカーだったと思っている。
そして初期の作品群は、当時としては神がかっていた。ミドルレンジでの新たな世界を見せつけたベビーシャッド、死にかけの魚を模したと思われるフラッシュミノー、ただ巻きでも良いがジャークした時に定点でぐるっと回るという神業を見せるビーフリーズ。リップレスベイトの元祖ワンダー。かつてデザイナーだった加藤誠司が生み出したルアー群だ。
ご存知の通り、これらは今でも第一線のルアーで、海外も含め非常に多くのアングラーに支持されている。
これらのルアーが優れているのは、それ自体がきちんとツボを押さえているのは勿論だけど、そこに素人でも狙ったアクションを出してくれるというフレンドリーさがあるからだと思う。
例えばF1マシンは早いけど、サタデードライバーが運転したところでパワーを持て余し、普通のスポーツカー程度のスピードを出せるかも怪しい。結局、市販車のアクセルを踏み込んだ方が速いかもしれない。
ルアーも同じで、例えばラトリンログなんかは使いこなすのにある水準のテクニックを要求されると思っているけど、その点ビーフリーズは適当にシャクるだけでも結構グルンとアクションしてくれる。とても一般化してくれているのだ。
ルアーに限らず、本気を出されると困る物って結構あると思う。上記の車しかり、芸術しかり、数学みたいな学術しかり。
我々の手の届くところにない物は、もはや優劣の分からない、ただの謎に近いものがある。
その点、加藤誠司というデザイナーは、本人は僕にとっては超絶技巧のミノー使いだと思うけど、それをちゃんと僕にもその気分を味わえるくらいに作ってくれている。
手加減のできる天才ってもう敵う気がしない。

余談だけど最近の僕の先発シーバスルアーはフラッシュミノーに固定されている。使い方は、こんな事を延々書いておいてなんだけど、ただ巻きだ。微妙にスッキリしないヨタヨタ感がシーバスに何かを訴えるのか、まあ釣れる。大して飛ばないのが玉に瑕だけど。
人間の目には大して良さそうに見えない動きも、魚にとっては違うのだろう。
この辺までデザイナーが意図しているのかは謎だけど、偶然にせよ意図されたものにせよ、気に入ったものには勝手に伝説を見てしまうのがアングラーの性か。
とにかく僕は使い易く切り取られた天才の才能の破片を、水面に向かって投げつけるのだ。
いや、正確には加藤誠司の作品が好きなのだろう。

かつてのバスブームの際に、ラッキークラフトはプレミアが付くような超人気ルアーだった。ただメーカーの姿勢としては敢えてプレミアを付けるような売り方ではなく、割と広告も地味目で、多少なりともクラフトマンシップを感じるメーカーだったと思っている。
そして初期の作品群は、当時としては神がかっていた。ミドルレンジでの新たな世界を見せつけたベビーシャッド、死にかけの魚を模したと思われるフラッシュミノー、ただ巻きでも良いがジャークした時に定点でぐるっと回るという神業を見せるビーフリーズ。リップレスベイトの元祖ワンダー。かつてデザイナーだった加藤誠司が生み出したルアー群だ。
ご存知の通り、これらは今でも第一線のルアーで、海外も含め非常に多くのアングラーに支持されている。
これらのルアーが優れているのは、それ自体がきちんとツボを押さえているのは勿論だけど、そこに素人でも狙ったアクションを出してくれるというフレンドリーさがあるからだと思う。
例えばF1マシンは早いけど、サタデードライバーが運転したところでパワーを持て余し、普通のスポーツカー程度のスピードを出せるかも怪しい。結局、市販車のアクセルを踏み込んだ方が速いかもしれない。
ルアーも同じで、例えばラトリンログなんかは使いこなすのにある水準のテクニックを要求されると思っているけど、その点ビーフリーズは適当にシャクるだけでも結構グルンとアクションしてくれる。とても一般化してくれているのだ。
ルアーに限らず、本気を出されると困る物って結構あると思う。上記の車しかり、芸術しかり、数学みたいな学術しかり。
我々の手の届くところにない物は、もはや優劣の分からない、ただの謎に近いものがある。
その点、加藤誠司というデザイナーは、本人は僕にとっては超絶技巧のミノー使いだと思うけど、それをちゃんと僕にもその気分を味わえるくらいに作ってくれている。
手加減のできる天才ってもう敵う気がしない。

余談だけど最近の僕の先発シーバスルアーはフラッシュミノーに固定されている。使い方は、こんな事を延々書いておいてなんだけど、ただ巻きだ。微妙にスッキリしないヨタヨタ感がシーバスに何かを訴えるのか、まあ釣れる。大して飛ばないのが玉に瑕だけど。
人間の目には大して良さそうに見えない動きも、魚にとっては違うのだろう。
この辺までデザイナーが意図しているのかは謎だけど、偶然にせよ意図されたものにせよ、気に入ったものには勝手に伝説を見てしまうのがアングラーの性か。
とにかく僕は使い易く切り取られた天才の才能の破片を、水面に向かって投げつけるのだ。
2016年02月10日
個人的に理想的なミノーに出会えた至福を感じるんだぜ

昔、ヒロ内藤がテレビ番組で「無人島に一個だけルアーを持っていっていいと言われたらミノーを選ぶ」と言っていました。さすがジャーキング名人。
僕はそこまでテクニックがないので無人島でミノーに限定して生き延びる自信がない。そもそも無人島で生き残る自信はない。
でも、トゥイッチとジャークを覚えたあたりから、ミノーはNo.1フェイバリットルアーになった。操る感じもそうだし、特にトゥイッチしている瞬間にドン!とくるバイトは病みつきになる。
ちなみにシーバス釣りで一個だけミノーを選べと言われたらラパラCD-7で、二個目も選んでいいと言われたら迷わずアスリートS7を選ぶ。どちらもロングセラーで基本性能が高く、とりあえず釣れる。
一方、ブラックバスで一個だけと言われたらラパラHJ-6でを選び、トラウトならラパラHJ-6を選び、とにかく初めてのフィールドならHJー6を選ぶ。大好きなのだ。

僕の理想のミノーはただ巻きでもしっかり泳ぎ、トゥイッチでもジャークでも反応が良くて、飛距離は普通でいいので泳ぎ出しの良い固定重心でスローライザーなものだった。
ハスキージャークはこれをパーフェクトにクリアしてくれたのだ。ラパラはやっぱりバルサだろうとなんとなく手が伸びなかった日々を後悔する。僕はあの日の自分を殴ってやりたい。
個人的にはデフォルトのフックをサイズはそのままに細軸のものに変えるチューンを施して使用している。これでよりロッドワークへの反応が良くなるし、かといって暴れすぎない。
オススメのアクションは強トゥイッチというか弱ジャークというか、竿を振りすぎない半端な力の入れ方でシャクったところがいい動きをしてくれる。
こいつを水没したテトラの上なり流れ込みなりで動かしてやれば、魚がシャローを意識していれば高確率で反応してくれる。早いテンポで探れる事もあり、自分の中ではワームよりも実績が高い。

なのに…どうも今では廃盤なのか新品は忽然と消えてしまった。あまり表沙汰にはならないけれどファンは多いのか、中古でもあまり出回らない。HJー8はシーバスにも高実績なのだが…。
塗装が浸水するとかリアルさが足りないとかどうでもいいと思えるのがラパラ使いの良いところ。そのままのクオリティでいいので、ぜひ再販させて欲しいですラパラジャパンさん。僕は五体投地して願ってますよ。