2019年10月30日
新しいオールドベイトリールでエリアトラウトに行ってみたんだぜ
前回のエントリーに続き、ダイワ ミリオネアGS1000Cの記事です。

前回メンテナンスしたこのリールを朝霞ガーデンで使ってみました。
朝霞ガーデンも先日の台風の影響で数日間休業していた模様。一番水の多かった時間帯は各ポンドが溢れて、マスがそこら中を泳ぎ回っていたとか...。
その後復旧し、この日は通常営業。しかし水が若干濁っている印象。とは言えさほどひどくもない。
雨で釣りに行けなかったアングラー達が多いのか、この日の人の入りはまあまあ。まずは一号池に。
ベイトタックルは上記のミリオネアにブルーダー56UL、銀鱗1.5号の組み合わせ。
ルアーはまずはラパラ ハスキージャークHJ6からスタート。
実用上、ルアーは問題なく飛びます。フィーリングは遠心ブレーキに近い。このリール、遠心もマグネットも付いてないけどね。
超ローギアの巻きも、ネチネチやる分にはむしろプラス。クランクベイトに変えてタダ巻きしても、ちょうどエリアトラウトにいい、ゆるゆるしたスピードでルアーが泳いでくれる。
が、ヒットはなし。
上のレンジに魚は浮いているものの、反応はイマイチでチェイスに情熱がない。一応見に来ただけ、って感じ。
魚が居ても喰わないのは朝霞ガーデンのデフォルト。表層無視パターンと判断しレンジを下げて、バスディのシュガーリーシャッドでトゥイッチ。
これでしばらくやってると、待望のヒット。

このパターンはサクラマスがよく掛かるのだけど、今回はレインボー。
結構暴れてくれて、手前に走って来たので、超ローギアを超々早巻きで何とか対応、バレずに済みました。
これがオールドリールの一番キツいところ。
その後は反応なく、いつもの朝霞ガーデン。
でもこんな中でも釣る人は釣るのだから不思議。
隣の人はコンスタントに釣れるので、僕はめげて場所移動( ´△`)
ルアー池は混んでいて入る余地がなかったので2号池へ。
ここもそこそこ混んでいて良いところに投げられなかったのだけど、しばらくすると幸運にも水車横でやっていた親子連れがストップフィッシング。ここぞとばかりにさっと入る(大人げない)。
それなりにアクティブな魚が回っているようなので、ここはHJ6に戻すと足元まで追いかけてくる魚が。
写真を撮り損ねたけどイワナでした。
レインボーよりイワナの方がミノーを追いやすいと聞いたことがあるようなないような。
ベイトタックルでの魚は以上で終了。
合間合間にスプーンを巻いたり落としたりしてもう3匹ほど釣りました。
時速1.5匹くらいかorz
今回はスプール逆転スイッチを使うほどの魚が来なかったけど、これを使うくらい大きな魚が来たときは、それはそれは楽しいですよ。
あのマニュアル感は、現代の高性能なリールでは味わえない釣った感があります。
シェイクダウンとしては良かったけど、僕の釣り欲は満たされきってはいません。
あー、早く次の釣りに行きたい。ミリオネアを逆転させたい...。

前回メンテナンスしたこのリールを朝霞ガーデンで使ってみました。
朝霞ガーデンも先日の台風の影響で数日間休業していた模様。一番水の多かった時間帯は各ポンドが溢れて、マスがそこら中を泳ぎ回っていたとか...。
その後復旧し、この日は通常営業。しかし水が若干濁っている印象。とは言えさほどひどくもない。
雨で釣りに行けなかったアングラー達が多いのか、この日の人の入りはまあまあ。まずは一号池に。
ベイトタックルは上記のミリオネアにブルーダー56UL、銀鱗1.5号の組み合わせ。
ルアーはまずはラパラ ハスキージャークHJ6からスタート。
実用上、ルアーは問題なく飛びます。フィーリングは遠心ブレーキに近い。このリール、遠心もマグネットも付いてないけどね。
超ローギアの巻きも、ネチネチやる分にはむしろプラス。クランクベイトに変えてタダ巻きしても、ちょうどエリアトラウトにいい、ゆるゆるしたスピードでルアーが泳いでくれる。
が、ヒットはなし。
上のレンジに魚は浮いているものの、反応はイマイチでチェイスに情熱がない。一応見に来ただけ、って感じ。
魚が居ても喰わないのは朝霞ガーデンのデフォルト。表層無視パターンと判断しレンジを下げて、バスディのシュガーリーシャッドでトゥイッチ。
これでしばらくやってると、待望のヒット。

このパターンはサクラマスがよく掛かるのだけど、今回はレインボー。
結構暴れてくれて、手前に走って来たので、超ローギアを超々早巻きで何とか対応、バレずに済みました。
これがオールドリールの一番キツいところ。
その後は反応なく、いつもの朝霞ガーデン。
でもこんな中でも釣る人は釣るのだから不思議。
隣の人はコンスタントに釣れるので、僕はめげて場所移動( ´△`)
ルアー池は混んでいて入る余地がなかったので2号池へ。
ここもそこそこ混んでいて良いところに投げられなかったのだけど、しばらくすると幸運にも水車横でやっていた親子連れがストップフィッシング。ここぞとばかりにさっと入る(大人げない)。
それなりにアクティブな魚が回っているようなので、ここはHJ6に戻すと足元まで追いかけてくる魚が。
写真を撮り損ねたけどイワナでした。
レインボーよりイワナの方がミノーを追いやすいと聞いたことがあるようなないような。
ベイトタックルでの魚は以上で終了。
合間合間にスプーンを巻いたり落としたりしてもう3匹ほど釣りました。
時速1.5匹くらいかorz
今回はスプール逆転スイッチを使うほどの魚が来なかったけど、これを使うくらい大きな魚が来たときは、それはそれは楽しいですよ。
あのマニュアル感は、現代の高性能なリールでは味わえない釣った感があります。
シェイクダウンとしては良かったけど、僕の釣り欲は満たされきってはいません。
あー、早く次の釣りに行きたい。ミリオネアを逆転させたい...。
2019年10月28日
今冬のエリアトラウトはオールドベイトリールで勤しむんだぜ
台風19号、及びその後の大雨により、この秋、東日本は痛み付けられた。
皆様のお住まいはご無事でしょうか。被災地の復旧を願います。
僕の釣りのホームフィールドである荒川水系もダメージが大きかった。
報道されていた川越市の越辺川氾濫地域は、入間川、荒川、越辺川の合流点に近い地域。
現在、水位はある程度落ち着いてはいるものの、常時よりは高く、水は白く濁ったままだ。
ナチュラルフィールドはこの先、天気が安定したとしても、回復までに数週間はかかると思われる。
そうすると季節はもう冬。リバーシーバスや川スモールは実質、今期はシーズン終了だ。
何より釣りをする安全性を確保しなければならない。増水した川で、ゴミで足下の見えない中、水辺に降りたりするのは、地雷原に手ぶらで突っ込むようなもんです。僕はまだ死ねない。
ということで、僕は今シーズンはエリアトラウトに移行することに。
ラインを交換しなきゃ、と釣具屋に立ち寄ったところ、ある1台のベイトリールに目を引かれる。

ダイワ ミリオネアGS1000C。
70年代から80年代くらいの代物になるのだろうか?
最近リリースされたミリオネアCTの先祖にあたる、ダイワの丸型ベイトリール。
実はこいつの下位グレード、1000STは既に持っているのだけど、あろうことかフィールドでハンドルが脱落。現在は休眠中。
しかしあの現代のベイトフィネスリールにも負けない軽量リールのキャストレスポンスと、ドラグが搭載されていないので逆転スイッチで大物とやり取りするマニュアル感、現代のリールからすると超低速のギア比なんかは、楽しむための釣りでは魅力的なスペックだ。
状態からするとちょっと高めの値段だとは思ったけど、しょっちゅう出会えるリールでもない。
店内を一周したら踏ん切りがついたのでレジへエスコートしました。

結構使い込まれた感。
何十年も寝かせられていたのか、グリスが固着している。
しかしこの時代のリールは中身がシンプルなので、僕でも全バラに近いメンテが可能。

リールフットからレベルワインダーのキャップを外しやすいように穴が空いてます。
今のダイワはユーザーの分解を推奨していないけど、この時代のリールはむしろユーザーのメンテが前提なんだなあ。
往時の釣りの入門書など見ると、ホワイトガソリンで洗ってミシン油を注油する、と書いてあったような。
ミシンが一家に1台あった時代の話。

レベルワインダーを分解。外した順に並べると部品が行方不明になりにくいです。
僕はパーツクリーナーは使わず、ひたすらティッシュと綿棒で研く主義。だってバラしてクリーナーかけているうちに部品が無くなるんですよ。

スプールを外すと、軸受けはブロンズカラーでした。
ベアリングに変えてもいいけど、正直あんまり飛距離は変わらない。磨いてそのまま使用。
ちなみにミリオネア1000STはこれ、プラスチックになってました。
スプール本体はプラスチック製。故に軽量。
安っぽいと言われればそうかもしれないけど、僕はベイトフィネスならこのプラスチックスプールを現代のリールにも導入してほしいと思っている。
限界まで肉薄した金属スプールより丈夫だろうし、歪まない。重量はさほど変わらないはず。
これにアブのアンバサダーみたいな簡単な遠心ブレーキでもあればピッタリだと思うのだけど。
え、それじゃマグネットブレーキが使えないって?
ほらそこはスプールに金属プレート貼ったりすればなんとかなるよきっと(適当)。
ちなみにこのリール、ブレーキはメカニカルだけ。
遠心もマグネットも付いていません。
それでキャストできるのかと言われれば、不思議に出来るし、むしろ軽量ルアーがよく飛ぶ。
アンバサダーと同じシンクロレベルワインダーなので、スプールと一緒にレベルワインダーが動く。これがちょうどいい抵抗になってバックラッシュしにくくなってるようだ。
まあ現代のリールよりはサミングに気を使うけど、少し慣れれば何と言うほどでもない。

メインギアもカッチカチのグリスで固着状態。
なるべく拭き取って、シマノ純正のグリスとオイルで生き返らせる。
スムーズに動き出したら、なかなかの快感です。
組み上げて終了。見違えるように動作がスムーズになりました。
空回しでも、各機構の可動が感じられる、ガバガバな組み上げ精度笑
でもこれが悪くない。車でも、現代のAIが介入する最新式より、昭和の旧車の方が意外と乗りやすかったりするじゃないですか。
これで準備は整った。
長くなるので実釣編は次回に続きます。
皆様のお住まいはご無事でしょうか。被災地の復旧を願います。
僕の釣りのホームフィールドである荒川水系もダメージが大きかった。
報道されていた川越市の越辺川氾濫地域は、入間川、荒川、越辺川の合流点に近い地域。
現在、水位はある程度落ち着いてはいるものの、常時よりは高く、水は白く濁ったままだ。
ナチュラルフィールドはこの先、天気が安定したとしても、回復までに数週間はかかると思われる。
そうすると季節はもう冬。リバーシーバスや川スモールは実質、今期はシーズン終了だ。
何より釣りをする安全性を確保しなければならない。増水した川で、ゴミで足下の見えない中、水辺に降りたりするのは、地雷原に手ぶらで突っ込むようなもんです。僕はまだ死ねない。
ということで、僕は今シーズンはエリアトラウトに移行することに。
ラインを交換しなきゃ、と釣具屋に立ち寄ったところ、ある1台のベイトリールに目を引かれる。

ダイワ ミリオネアGS1000C。
70年代から80年代くらいの代物になるのだろうか?
最近リリースされたミリオネアCTの先祖にあたる、ダイワの丸型ベイトリール。
実はこいつの下位グレード、1000STは既に持っているのだけど、あろうことかフィールドでハンドルが脱落。現在は休眠中。
しかしあの現代のベイトフィネスリールにも負けない軽量リールのキャストレスポンスと、ドラグが搭載されていないので逆転スイッチで大物とやり取りするマニュアル感、現代のリールからすると超低速のギア比なんかは、楽しむための釣りでは魅力的なスペックだ。
状態からするとちょっと高めの値段だとは思ったけど、しょっちゅう出会えるリールでもない。
店内を一周したら踏ん切りがついたのでレジへエスコートしました。

結構使い込まれた感。
何十年も寝かせられていたのか、グリスが固着している。
しかしこの時代のリールは中身がシンプルなので、僕でも全バラに近いメンテが可能。

リールフットからレベルワインダーのキャップを外しやすいように穴が空いてます。
今のダイワはユーザーの分解を推奨していないけど、この時代のリールはむしろユーザーのメンテが前提なんだなあ。
往時の釣りの入門書など見ると、ホワイトガソリンで洗ってミシン油を注油する、と書いてあったような。
ミシンが一家に1台あった時代の話。

レベルワインダーを分解。外した順に並べると部品が行方不明になりにくいです。
僕はパーツクリーナーは使わず、ひたすらティッシュと綿棒で研く主義。だってバラしてクリーナーかけているうちに部品が無くなるんですよ。

スプールを外すと、軸受けはブロンズカラーでした。
ベアリングに変えてもいいけど、正直あんまり飛距離は変わらない。磨いてそのまま使用。
ちなみにミリオネア1000STはこれ、プラスチックになってました。
スプール本体はプラスチック製。故に軽量。
安っぽいと言われればそうかもしれないけど、僕はベイトフィネスならこのプラスチックスプールを現代のリールにも導入してほしいと思っている。
限界まで肉薄した金属スプールより丈夫だろうし、歪まない。重量はさほど変わらないはず。
これにアブのアンバサダーみたいな簡単な遠心ブレーキでもあればピッタリだと思うのだけど。
え、それじゃマグネットブレーキが使えないって?
ほらそこはスプールに金属プレート貼ったりすればなんとかなるよきっと(適当)。
ちなみにこのリール、ブレーキはメカニカルだけ。
遠心もマグネットも付いていません。
それでキャストできるのかと言われれば、不思議に出来るし、むしろ軽量ルアーがよく飛ぶ。
アンバサダーと同じシンクロレベルワインダーなので、スプールと一緒にレベルワインダーが動く。これがちょうどいい抵抗になってバックラッシュしにくくなってるようだ。
まあ現代のリールよりはサミングに気を使うけど、少し慣れれば何と言うほどでもない。

メインギアもカッチカチのグリスで固着状態。
なるべく拭き取って、シマノ純正のグリスとオイルで生き返らせる。
スムーズに動き出したら、なかなかの快感です。
組み上げて終了。見違えるように動作がスムーズになりました。
空回しでも、各機構の可動が感じられる、ガバガバな組み上げ精度笑
でもこれが悪くない。車でも、現代のAIが介入する最新式より、昭和の旧車の方が意外と乗りやすかったりするじゃないですか。
これで準備は整った。
長くなるので実釣編は次回に続きます。
2019年10月16日
激安グラスロッドにはロッドの基本が備わっていたんだぜ
先日導入した1680円のベイトロッド、バスチャレンジャーⅢ。グラス100%のスズミの入門用バスロッドです。

これを使いだして約2ヶ月。
少々ながら魚もキャッチでき、ロッドの特徴なんかも把握できてきたのでインプレ的なものを。
このロッドを導入したのは仕事帰りの一時の遊び用に、バラし辛く粘る、多ピースのグラスロッドが欲しかったから。
実はフエルコのFFシリーズも検討していたのだけど、あちらは2万円強のお値段。
カッコいいしグラスなのにパックロッドと、キャラは良い。
なのに僕はバスチャレンジャーの安さに目が眩んだという裏事情もあるけど、まあそんなことはいいじゃないか。

予定通り、ナイトの小規模河川でラパラなんかの巻き物に使用。
この値段なのでさすがに細部はツメが甘いところはあった。
ロッドの継ぎが最たるものかな。使っているうちにだんだん緩んで来るので、一時間に一度くらいチェックが必要。
中学生くらいの時に使っていた安物ロッドもこんな感じだったなぁ、と郷愁も覚えつつ、時々締め直して使っています。
多分、ロッドの安さの一因に規格精度の甘さがあると思われ。なので買う際は実際に手にとって、ガイドのスレッドや、継いだときのガタツキのチェックをした方がいいだろう。
実際、これを買ったときも二本在庫があり、一本はやや継ぎがカタカタしたので避けた経緯が。
まあ仮にハズレを引いてもルアー1個分のコストなので諦めもつきそうだけど。
さて実際の使用感について。
100%グラスなのだけど、鱒レンジャーとは違いチューブラのブランクなので、それなりに軽量で若干のハリはある。もちろんカーボンロッドと比べてはいけない。
お陰でキャストはそんなに苦労しない。ただ、反発力...というよりも反発スピードが遅いので、カーボンロッドの時よりラインのリリースのタイミングを遅らせる必要はある。
また、ロッドを振るスピードもゆっくりでいい。高弾性カーボンはシュッと素早く振り抜かないとロッドが曲がらずルアーが飛ばないけれど、グラスロッドでそれをやるとロッドの復元スピードが追い付かず、飛点がブレたりバックラッシュしたりする。
ワンキャストごとに力を抜いて丁寧にやれば問題ない。
同じグラスロッドでも、最近よくあるグラスコンポジットのロッドは、カーボンを混ぜてこの辺の特性をカーボンロッドに寄せているようだ。
100%グラスロッドは別物だと思った方がいいかと。
そんな風にのんびりキャストしてやれば、ラパラF9あたりの軽量ルアーでも、リールさえ選んでやればそれなりに飛ぶ。
ベイトフィネスとしては、バスのカバー打ち用のEXファーストのアクションではなくトラウト用のややレギュラーテーパー寄りのロッド感覚の釣りになると思われる。バットを曲げて使うイメージ。
そもそもこのロッドをワームに使う人はあんまりいないと思うけど、ピッチングができないとか言い出すのはナンセンスだ。用途が違います。
バスチャレンジャーはあくまで、投げて巻く為のロッド。初心者が使うのだから。
感度は思ったほど悪くない。
多分、ブランク自体の感度はよくないのだろうけど、穂先がルアーの動きに良く追随するので、結果的にアクションを感じやすいのだと思う。
だからクランクベイトなんかだと、むしろ感度はいい方に感じるんじゃなかろうか。
お陰で巻き物ルアーならバイトもスタックもゴミが引っ掛かったのも良くわかる。
魚なら、プルプル→ググン。
ゴミなら、プルプル→ヌーン、という感じで。
擬音が多くてすみません。
魚とのファイトについてはいっそ優秀な類いだ。
ロッドがよく追随するということは、魚の引きに対してダンパー的によく働いてくれるので、ヘッドシェイクやローリングされてもバレづらい。
実際、ファイトに持ち込めればフックの折れや曲がり以外では、今のところバラしたことがない。
ブランクがよく曲がるので、ロッドワークに余裕ができる。一定のテンションを保ちやすい。
これぞグラスロッド、これを求めて買ったのです。
そして妙に楽しい。きっと、カーボンよりも深く曲がるので、より密に魚の引きを味わえるからだろう。ロッドを曲げる喜びってあるのですよ。
ちなみにパワーはそれなりにあります。

このロッドで釣ったスモールマウス46センチ。大物だ(自慢)。
スモールの突っ込みでもよくいなし、ジャンプや首振りにも対応してくれる。カバーに潜られそうになってラインを止めても、ロッドが絞り込まれてもなお曲がるので、柔らかく引き離してくれた。高弾性カーボンではできない芸当だ。
他に釣った大物はデカいニゴイや鯉なのだけど、みんなきちんとリフトしてくれた。やり取りがイージーで不安が少ない。
このロッドを使うと、普段の釣りで自分がどれだけ竿を曲げられていたのかを考えさせられる。
釣竿というのは曲げるものなのだ。当たり前かも知れないけど。
操作感だのパワーだのXラッピングだので忘れていた、ロッドの本質が思い出される。
このロッドの開発者は釣りをよくわかっているような気がする。
初心者に必要なのは、しっかりロッドを曲げて、投げて巻いて魚を寄せる、その事を覚えること。
この基本が、僕にはできていたのだろうか、なんて考えてしまう。
まあ、デザインはダサいし細部は甘いロッドだけど、使う分には楽しい基本のロッドです。
バスチャレンジャーは使い込むに値する、なかなか面白いロッドでした。

これを使いだして約2ヶ月。
少々ながら魚もキャッチでき、ロッドの特徴なんかも把握できてきたのでインプレ的なものを。
このロッドを導入したのは仕事帰りの一時の遊び用に、バラし辛く粘る、多ピースのグラスロッドが欲しかったから。
実はフエルコのFFシリーズも検討していたのだけど、あちらは2万円強のお値段。
カッコいいしグラスなのにパックロッドと、キャラは良い。
なのに僕はバスチャレンジャーの安さに目が眩んだという裏事情もあるけど、まあそんなことはいいじゃないか。

フエルコ(Huerco) フィッシングロッド FF500-5C
予定通り、ナイトの小規模河川でラパラなんかの巻き物に使用。
この値段なのでさすがに細部はツメが甘いところはあった。
ロッドの継ぎが最たるものかな。使っているうちにだんだん緩んで来るので、一時間に一度くらいチェックが必要。
中学生くらいの時に使っていた安物ロッドもこんな感じだったなぁ、と郷愁も覚えつつ、時々締め直して使っています。
多分、ロッドの安さの一因に規格精度の甘さがあると思われ。なので買う際は実際に手にとって、ガイドのスレッドや、継いだときのガタツキのチェックをした方がいいだろう。
実際、これを買ったときも二本在庫があり、一本はやや継ぎがカタカタしたので避けた経緯が。
まあ仮にハズレを引いてもルアー1個分のコストなので諦めもつきそうだけど。
さて実際の使用感について。
100%グラスなのだけど、鱒レンジャーとは違いチューブラのブランクなので、それなりに軽量で若干のハリはある。もちろんカーボンロッドと比べてはいけない。
お陰でキャストはそんなに苦労しない。ただ、反発力...というよりも反発スピードが遅いので、カーボンロッドの時よりラインのリリースのタイミングを遅らせる必要はある。
また、ロッドを振るスピードもゆっくりでいい。高弾性カーボンはシュッと素早く振り抜かないとロッドが曲がらずルアーが飛ばないけれど、グラスロッドでそれをやるとロッドの復元スピードが追い付かず、飛点がブレたりバックラッシュしたりする。
ワンキャストごとに力を抜いて丁寧にやれば問題ない。
同じグラスロッドでも、最近よくあるグラスコンポジットのロッドは、カーボンを混ぜてこの辺の特性をカーボンロッドに寄せているようだ。
100%グラスロッドは別物だと思った方がいいかと。
そんな風にのんびりキャストしてやれば、ラパラF9あたりの軽量ルアーでも、リールさえ選んでやればそれなりに飛ぶ。
ベイトフィネスとしては、バスのカバー打ち用のEXファーストのアクションではなくトラウト用のややレギュラーテーパー寄りのロッド感覚の釣りになると思われる。バットを曲げて使うイメージ。
そもそもこのロッドをワームに使う人はあんまりいないと思うけど、ピッチングができないとか言い出すのはナンセンスだ。用途が違います。
バスチャレンジャーはあくまで、投げて巻く為のロッド。初心者が使うのだから。
感度は思ったほど悪くない。
多分、ブランク自体の感度はよくないのだろうけど、穂先がルアーの動きに良く追随するので、結果的にアクションを感じやすいのだと思う。
だからクランクベイトなんかだと、むしろ感度はいい方に感じるんじゃなかろうか。
お陰で巻き物ルアーならバイトもスタックもゴミが引っ掛かったのも良くわかる。
魚なら、プルプル→ググン。
ゴミなら、プルプル→ヌーン、という感じで。
擬音が多くてすみません。
魚とのファイトについてはいっそ優秀な類いだ。
ロッドがよく追随するということは、魚の引きに対してダンパー的によく働いてくれるので、ヘッドシェイクやローリングされてもバレづらい。
実際、ファイトに持ち込めればフックの折れや曲がり以外では、今のところバラしたことがない。
ブランクがよく曲がるので、ロッドワークに余裕ができる。一定のテンションを保ちやすい。
これぞグラスロッド、これを求めて買ったのです。
そして妙に楽しい。きっと、カーボンよりも深く曲がるので、より密に魚の引きを味わえるからだろう。ロッドを曲げる喜びってあるのですよ。
ちなみにパワーはそれなりにあります。

このロッドで釣ったスモールマウス46センチ。大物だ(自慢)。
スモールの突っ込みでもよくいなし、ジャンプや首振りにも対応してくれる。カバーに潜られそうになってラインを止めても、ロッドが絞り込まれてもなお曲がるので、柔らかく引き離してくれた。高弾性カーボンではできない芸当だ。
他に釣った大物はデカいニゴイや鯉なのだけど、みんなきちんとリフトしてくれた。やり取りがイージーで不安が少ない。
このロッドを使うと、普段の釣りで自分がどれだけ竿を曲げられていたのかを考えさせられる。
釣竿というのは曲げるものなのだ。当たり前かも知れないけど。
操作感だのパワーだのXラッピングだので忘れていた、ロッドの本質が思い出される。
このロッドの開発者は釣りをよくわかっているような気がする。
初心者に必要なのは、しっかりロッドを曲げて、投げて巻いて魚を寄せる、その事を覚えること。
この基本が、僕にはできていたのだろうか、なんて考えてしまう。
まあ、デザインはダサいし細部は甘いロッドだけど、使う分には楽しい基本のロッドです。
バスチャレンジャーは使い込むに値する、なかなか面白いロッドでした。
2019年10月10日
リバーシーバスのデイゲームで爆ったんだぜ
荒川上流の淡水シーバスゲーム。
このゲームは結構シーズナルパターンがハッキリ決まっていて、特にスタートのシーズンと終了のシーズンが明確だ。
スタートは稚アユが遡上してくる3月後半から。
フィニッシュは落ちアユの居なくなる10月下旬まで。
そこに水温も絡むのだけど、最初と最後は鮎と共に行動している。
...ような気がする。
これは僕の個人的な印象なので定かではありません。
ただ、狙うなら今期は今が終盤戦。最近は川スモールばかりだったので、シーバスも楽しんでおこうと、ある日の昼下がりに行ってきました。
この時期のデイゲームはミノーイングが結果が出やすい。
下げ潮の流れの出るタイミングに、水底のストラクチャーに絡めた流れの変化のある場所で、ジャーキングかトゥイッチでミノーをキラつかせてリアクションで喰わせるイメージ。
荒川水系はただでさえアングラーが多くプレッシャーが強いので、リアクションじゃないとなかなか口を使ってくれません。
そんな感じでルアーを泳がせたら、爆りました。

外道ですけどね。
我らが隣人のニゴイさんたちがアグレッシブに...。

良さそうなラインを通すとガツン。
引ったくるようにガツン。
まあそれはそれで楽しい。
ちなみにヒットルアーはシュガーディープ。
本流トラウトのミノーはリバーシーバスにも有用です。
シチュエーションと使い方が本流トラウトに似てるしね。


本命は結局キャッチできず...。
それらしい引きが一回あったけれどお約束のバラシ。
まあ、何にせよ魚が釣れるのは楽しいですよ。
このゲームは結構シーズナルパターンがハッキリ決まっていて、特にスタートのシーズンと終了のシーズンが明確だ。
スタートは稚アユが遡上してくる3月後半から。
フィニッシュは落ちアユの居なくなる10月下旬まで。
そこに水温も絡むのだけど、最初と最後は鮎と共に行動している。
...ような気がする。
これは僕の個人的な印象なので定かではありません。
ただ、狙うなら今期は今が終盤戦。最近は川スモールばかりだったので、シーバスも楽しんでおこうと、ある日の昼下がりに行ってきました。
この時期のデイゲームはミノーイングが結果が出やすい。
下げ潮の流れの出るタイミングに、水底のストラクチャーに絡めた流れの変化のある場所で、ジャーキングかトゥイッチでミノーをキラつかせてリアクションで喰わせるイメージ。
荒川水系はただでさえアングラーが多くプレッシャーが強いので、リアクションじゃないとなかなか口を使ってくれません。
そんな感じでルアーを泳がせたら、爆りました。

外道ですけどね。
我らが隣人のニゴイさんたちがアグレッシブに...。

良さそうなラインを通すとガツン。
引ったくるようにガツン。
まあそれはそれで楽しい。
ちなみにヒットルアーはシュガーディープ。
本流トラウトのミノーはリバーシーバスにも有用です。
シチュエーションと使い方が本流トラウトに似てるしね。

バスデイ シュガーディープ ショートビル 85F

本命は結局キャッチできず...。
それらしい引きが一回あったけれどお約束のバラシ。
まあ、何にせよ魚が釣れるのは楽しいですよ。