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大盛貝塚
大盛貝塚
人生色々ありますが、魚が釣れるとそれなりに幸せな人。

2024年11月12日

23レガリスは間違いなかったぜ

11月に入り、僕の中ではそろそろエリアトラウトのシーズンに。

そこで、リールを新調しました。

23レガリス2000S-P。
リリース以来、高評価を重ねているダイワのバランスブレイカー。
実売1万円を切りながら、クラスを超えた性能を惜しげもなく投下したコスパモンスターです。
最近、ただ安いリールをコスパが高いとか言うサイトも多いけど、本当は「コストパフォーマンス」なのだから高くても安くても、それ以上の品質がないとコスパが良いとは言えない。
その点、23レガリスは、ガチでした。

詳しいスペックはもう方々にあるので今更語りませんが、噂通り素晴らしいリールだった。

僕の手元にはエリア向けには17エクセラー2000S−Hと16エアノス1000があって、エアノスがさすがにくたびれてきたのと、エクセラーはやっぱりギア比が高くて巻きの釣りがやりづらいので、この辺で買い換えようかと思っていたところだった。
やっぱりスプーンタダ巻きにはローギアだね…。

前モデルの18レガリスもよかったけど、唯一の弱点がボディ剛性だった。
ちなみに持っていたのは2500D。基本バス釣り用でした。
ボディ素材のDS5は軽くてもたわみやすく、それでもエリアトラウトやバス釣り程度なら支障はなかったけど、剛性厨の僕はやっぱりボディはカチカチが好き(笑)
まあ…それよりも18レガリスはATDドラグが流石にオイル切れして、ドラグが怪しくなったのが一番の不具合だったけど。
今回新たに搭載されたATD type−Lも気になっていたところ。

でもって、これまでレガリスは一つ下のクラスのレブロスの噛ませ犬的なところだったこともあり(笑)
18レガリスはリアクションバイトしたけど、今思えばこの世代は20レブロスでも良かった。

と思って1年待って、24レブロスが出たこのタイミングで、今回はやっぱりレガリスだな、と購入に踏み切りました。
実売1000円少々程度の差で、ザイオンVとねじ込み式ハンドルが手に入るなら、レガリス一択だろうと。


で、早速、王禅寺でシェイクダウン。


ところで、これまでナイロン一辺倒だった僕は、今季フロロを導入してみた。
ナイロンの伸びはとても好きなのだが、王禅寺みたいなポンドではレンジ調整に沈むラインが欲しかったのだ。
ナイロンだと深場を巻いても、どうしても浮き上がってしまうし、といってエステルは使いこなす自信がない。
僕はある程度ドラグを締めて、ロッドで魚の引きを楽しみたいのだ。
伸びないエステルだとブチブチ切れそうだし、大したロッドもないのでバイトも弾きそうだし。

フィールドに来たのは午後3時頃。
序盤はさほど魚の活性が高くない感じ。
スプーンの巻きを試したいので、ひたすら巻いてみるも、カウント2でショートバイト。

これ、ナイロンでよかったやん…。
そのせいかどうか確信はないが、5連続でバイトを取れず。
こういうことされると、伸びがあって食い込みの良いナイロンに戻りたくなる…。

慣れるためにも、ここはグッと我慢してフロロで通す。しかし頑張りを嘲笑うように悶絶は続き、開始1時間ノーフィッシュ。
心折れかけた頃、陽も傾き始め、魚の活性が上昇。
さらにレンジは上がったが(笑)、ここでようやくファーストフィッシュ。


入魂、完了。
ようやくポツポツ釣れ始め、




時速5匹ほと。
やっぱりフロロは積極的にアワセに行かないと、リトリーブでオートに乗るというのがあまり無い。
僕が欲しいのは低伸性ではなく比重なので、この点はデメリットだね。グラスのロッドが欲しくなる…。

なお、レガリスは箱出し状態でのグリスが馴染んでないせいか、巻きは若干重い。もしかしたらローターが軽すぎて慣性が弱いせいかもしれない。
まあ…あと2、3回使えばギアにアタリも出てもう少し軽くなるでしょう。
巻きの質感はそれほどだけど、ノイズはなくて十分にスムーズ。3ポンドフロロとエリアでは太めの糸を使っていたが、ライントラブルも皆無。
ドラグは、謳い文句通りに出だしがスムーズだが、ATDの特徴である負荷時の粘りもあり、魚が暴れても適度に粘って寄せるのに時間がかからない。
ローギアは、スピードが速いとすぐ泳ぎが破綻する樹脂製の1g以下のスプーンを巻くのに楽で、まさにエリア向けのスペック。
ちなみに1000番ではなく2000番を選んだのは、このローギア設定があったのと、硬いフロロを使うにはスプール径が大きいほうがライントラブルを防げるからだ。

ちなみにドラグ音は結構変わって、派手で大きくなった。
シマノ系:チリリリリン…
18レガリス:チチチチ…
23レガリス:ヂヂヂヂヂ…!
って感じ。
高級さはないけど、ジャンキーで嫌いではない。
むしろ人のテンションは上がる。

リールに何の不満もない。
普通に釣りをするのに、これ以上の性能が必要だろうか?
この先は、機能ではなく官能の世界だろう。質感とか好みとかの世界だ。
ショアジキとかの負荷のかかる釣りにはメタルボディのモデルがいいだろうけど、多分ライトゲームやフッコ程度の湾奥シーバスくらいなら、ザイオンVのレガリスで十分だと思う。
(僕はそれでも金属ボディが好きだけど)

マジでこれはバランスブレイカーだ。
シマノならアルテグラあたりからでないと対抗できないくらい。
でも、アルテグラは14000円くらいするよね?

日が暮れて、真っ暗な中でジロー池に。
エリアスプーンとしては大きな、ブルーフォックスのモアシルダミニで巻いていると、本日の最大魚をゲット。


40センチくらいかな。
いい引きでした。もちろん、リールは何にも不具合なく、スムーズに寄せられた。

といった感じでこの日の釣りは終了。
魚は全部で7匹と、前半の悶絶のおかげで伸びなかったが、リールのシェイクダウンとしては上々だったかと。

最近のダイワのU-1万円リールはすごいですね。
悪いけど、シマノはだいぶ遅れを取っている印象。
まあセドナやサハラも、使って不満は出ないけど、レガリスと並べた時に積極的に選ぶ理由がない…。
本来シマノ派だった僕は来春、シマノの巻き返しに期待したいところ。
いっそ違う路線で、メタルボディ&ローターの25ナスキーとか出してくれたら面白いけどね。

ということで、23レガリスは間違いない、という話。
ダイワさん、逆にここまでやってしまったら、次のレガリスどうするんだろう(笑)  


Posted by 大盛貝塚 at 07:49Comments(0)リール釣行記

2024年09月30日

アンバサダー4600C3…良かったぜ

海でベイトリールを使うときは、僕はメンテナンスのしやすさからアブのアンバサダー一択。

ベイトリールは、どうやったって機関に塩水が入るので塩害は免れない。
最近のリールは防水機構に腐心されているのだろうけど、構造上、ベイトリールは完全には防げないのだろうと思う。
ピニオンあたりからメインギアの方に、多少なりとも水沫は入ってしまうはず。

いくつか海のベイト使い達のブログを拝見させてもらったが、やっぱりある程度のスパンで全バラしでメンテナンスがいるようだ。
メーカーへオーバーホールに出すのは面倒だし、だったらシンプルな機構でイージーアクセスのアンバサダーがいい。


そんな僕の主力はアンバサダー5600CLロケット。
なのだが、もう一台4600C3も中古品を持っていて、主力機がサビた時の部品取りに使うつもりだった。


なのにメイン機が、メンテナンスがしやすいせいで全然錆びない(笑)
もったいないなと思っていたので、先日ちょっと登板させてみた。

部品取り目的だったのであんまりメンテナンスもしてなかったのだが、釣行に持ってくにあたりバラして手入れ。
グリスはシマノ純正品、オイルはアブのロケットオイルを使用。
ラインはフロロ14lbを70mほど巻いて出撃。

20g程のジグや30gのダイソーの鯛ラバなんかを投げたのだが…やっぱりアンバサダー、イイ!

巻き心地はそれなり。
イマドキの最新リールほどの滑らかさはないけれど、逆に巻いている時のノイズがリールのコンディション情報となってアングラーに伝わる。

アンバサダー伝統のシンクロレベルワインダー。スプール回転に合わせてレベルワインダーが動く機構なのだが、これがキャスト時には猛スピードで往復。
抵抗になるので軽いルアーを投げるのには向かないけれど、初速を抑えるちょうどいいブレーキにもなるので、2点式の素朴な遠心ブレーキしかなくても意外とバックラッシュしないのだ。
音でも視覚的にもスプール回転数を伝えてくるので、サミングのタイミングを図りやすい。

深溝スプールなので、糸をパンパンに巻かなければ、スプールエッジを親指で擦ることで微妙なサミングも可能。

このマニュアル感。機械を操っている感覚は、現代的な設計のリールだと味わえないですね。

アンバサダーは様々な番手があるけれど、近年のパーミングカップのモデルであれば、僕の知る限り主力の4000〜6000番は、カップの大きさ自体は共通だ。

糸巻量はスプールとボディがワイドか否かで決まるので、逆に言えばそれ以外は共通部品。
だから機構は同じで、小番手のほうが軽くなる。

パワーは同じなのに重量だけ軽くなると思ってもらって間違いないかと。
何ならシャフトが短い分、小番手の方が剛性はあるという説も。

4600C3でも、普通のバス用ベイトよりも糸は巻けるが、海でもっとぶっ飛ばしたい時はPE2号くらいでラインキャバ稼ぐ手もある。
むしろPE使うなら、5000番代以上っていらない可能性も…。
しかしあれ、僕のとある記念用に買ったやつで、手放したくないし…。

どうしよう、また処分もできない死蔵リールが増えてしまった。
まあ…好きなものに囲まれる喜びってあるよね。

アングラーにはミニマリストは無理だろう、と常々思います。  


Posted by 大盛貝塚 at 07:54Comments(0)リール私見

2023年08月20日

雨後のデイシーバスに出撃したんだぜ

春はあけぼの、夏は夜。
雨後の濁りはシーバス。

首都圏河川シーバスアングラーなら知っている、古典となるくらいの通説。
このところ猛暑ばかりで渇水の川に訪れたデイシーバスのタイミング。台風の影響でようやく降った雨を頼りに、大潮も重なったここを逃すまいと、久しぶりに出撃してきました。

この日は、前エントリーで紹介した19レグザのデビューも兼ねて。
ついでに最近、全然使ってないアンバサダー5600CLロケットも巻きたくなったので、ちょっとかさばるスピニングとベイトの2本差しで挑んでみました。



ちなみにタックルは以下の通り。

スピニング
ロッド∶ジャクソン オーシャンゲート901ML S/FF
リール∶19レグザLT3000
ライン∶PE1号+ナイロン3号リーダー3ヒロ

ベイト
ロッド∶フェンウィック HMX T86L-2
リール∶アブガルシア アンバサダー5600CLロケット
ライン∶PE1.5号+ナイロン3号リーダー3ヒロ

うーんマニアック。
特にこのロッドなんて知っている人は少ないんじゃなかろうか。

でもジャクソンオーシャンゲートは個人的には名竿だと思ってる。買ったのはもう5年くらい前だけど、当時1万円ちょっとのロッドとしては調子と、パワーと粘りのバランスが素晴らしい。
ガイドがOリングの旧式Yガイドではあるが、このデメリットを感じたことはない。

もう一つのフェンウィックHMXは、元々アメリカで(?)大型トラウト用にデザインされたロッドで、8.6ftもあるのに、トラウトロッドの常でベナンベナン。
キャスト上限が1/2oz表記になってるけど、20g以上のルアーを投げても不安感はない。むしろベナベナなアクションがシーバスを食い込ませて、さらにいなすのに最適で、ただ巻きルアーにはもってこいである。
キャストするにはとってもクセが強いけれどね。

干潮からの上げ始めのタイミングに合わせてフィールドに。
川を逆流する流れが出始めたところで、アンバサダーでプライアルの鉄板バイブ...IPのそっくりさんをキャスト。

うーん、やっぱりアンバサダーでキャストするのは気持ちいい。
現代の設計のリールのようなシャープさはないが、シンクロレベルワインダーの独特のフィーリングが心地よい。
これのおかげでPEラインへのダメージも減るし、独特の抵抗が逆にバックラッシュを抑えてくれたりする。
どノーマルで注油くらいの基本メンテナンスしかしてないけど、ベナベナロッドでも18gのルアーが40mほど飛ぶので、実用域では普通に使える。
巻き心地は多少のノイズはあれど、気になる程でもなく。

そんな感じで巻いていると、ヌーンとしたバイトを感じてフィッシュオン!
ロッドがグラスロッドのようにコシがないのではっきりしなかった(笑)

あんまり大きくないようで、ベイトリールのパワーならグリグリ巻ける。魚の動きはロッドが大部分をフォローしてくれるので、多少暴れても高弾性のロッドのように気を使わなくてよい。
足下まで寄せると40cmくらいのシーバス。

一気に抜き上げると、ベナベナなのに意外とパワーのあるブランクスがポーンと魚を持ち上げて、

空中で暴れた魚がそのままフックアウトして。

ノータッチでボチャンと帰って行った。

しまった...。
このロッドも使うの久しぶりすぎて見誤った。
せめて抜く方向がもう少し陸寄りなら捕れたのに...。

がっかりしてその後もキャストを続けるも、魚の絶対数が少ないのか、ベイトのイナッコもピチャピチャと水面に遊んで追われる様子もなく。
貴重なチャンスを逃した代償は大きい。

仕方なく、スピニングに持ち替えてミノーのジャークに切り替える。
ルアーは実績の高いデュエルのフラットミノー95SP。

これ、バス向けのただ巻きミノーとしてデビューしたらしいが、ジャークベイトとしてもとても優秀。
フロントフックがラインを拾いがちなことだけ面倒ではあるが、ジャークしたときのスライドと水押しが秀逸で、さらにポーズの瞬間にボディをプルッと震わせて、フラットサイドボディを反射させてくれる。
シーバスがシャローに差してきたときの、僕の一軍である。

しかし、しばらくは音沙汰なく。
そろそろ時合も終了かというタイミングで、ようやくグン!とバイト。

今度はがっちりフックアップ。
メタルボディのレグザもリーリングの感触を損なうことなくグリグリと巻けて、今度はキャッチ成功。

これも40cmちょっとのシーバス。
ちょっと黒めの、居付き個体かもしれない。

もう少し粘ったけれど、この日はこれでタイムアップ。
マルチヒットならずも、ボウズは逃れてなんとかレグザの入魂もできました。

19レグザ、良いですね。
ファイトのとき、ボディが歪まずグリグリ巻けるのもそうだけど、普通のリトリーブでもギアのマウント部がしっかりしているからか、安定感がある。
試しにクランクベイト(ダイワ ラピッズクランク)やラパラCD7等、抵抗の大きめのルアーも投げたけど、こういうルアーこそメタルボディの本領発揮でラクに巻ける。
ボディがごく僅かに歪む普通の樹脂ボディのリールと比べ、瞬間の違いは微々たるものかもしれないけれど、何千回もハンドルを回せばアングラーの疲労感が軽減されるのだろう。
例えば普通のコンパクトカーからちょっといいセダンに乗り換えて、高速をロングドライブしたときの疲労感の軽減に似ている(この例えもマニアック)。

もう早い人は23レグザを入手しているかもしれないけれど、19レグザもちゃんと良いですね。

お盆も終わり、秋になればシーバスのシーズンも後半戦。
今年はあとどれだけ釣れるのか、釣りに行けるのか。
できるだけ多く、このリールで魚と遊びたいと思うこの頃です。  


Posted by 大盛貝塚 at 11:31Comments(0)リール釣行記

2023年04月02日

今さら17エクセラーをゲットしたんだぜ

今年の新商品情報が出揃ったにも関わらず、新規に古いリールを調達してしまいました。



ダイワ 17エクセラー。
番手は2004H。
メタルボディのカチカチな汎用スピニングです。
LTコンセプト以前の機種で、今となっては機構に特徴はないものの、このモデルをもって廃盤となった機種なので成熟された感はある。

中古ですが、キズの見あたらない、ネジ穴もそのまんま=分解改造されていない新品同様の個体が6000円台。
これは買いだろうと僕の中のバイヤーが言いました。

用途はエリアトラウトと川スモールの予定。
エリアトラウトのスプーニングを考えると、本音はハイギアでない方が好みに合うのだが、それを差し置いても買ってもいいだろう。
と、思えるスペックがこの機種にはある。



まず、何よりメタルボディ。
ぶっちゃけバスやトラウトには金属ボディが必要なほどの剛性は要らないのだが(笑)、過剰性能は男のロマンですよ。
それでも1つメリットを挙げるとすれば、歪まないボディは安定した回転につながるので、リトリーブが安定しやすいだろうということ。
車のエンジンマウントでもないんだからそこまで影響しないだろうとも思えるのだが、この点はリョービのマチュリティで体感している。

まあ、ハンドルは供回り式だけどね。
とはいえ、新品で買った機種で、気になるほどハンドルがカタついた記憶は僕にはない。

またダイワのドラグであるATDは僕の中ではとってもお気に入りの機構。シマノも悪くないけどね。
ラインテンションのかかり方で摩擦力がイイ感じに可変するというこの独特のグリス性能は、特にファイトに際して楽になる。



スプール形状は非LTなので煮詰められてはいない。まあ特筆するようなデメリットもないのだけど、シマノのAR-Cが優先過ぎるのだ。
次の世代のLTコンセプトリールはLCスプールと銘打った段差付きのものになる。

マグシールドに関しては...正直、僕はこれまで避けてきた。
別にマグシールドの機構が嫌いな訳じゃない。嫌なのは、これの本体である液体磁石(?)が時々注入しなければならないものであるということ。
それが自分ではできず、メーカーに依頼しなければならないものだということだ。

ただでさえ、ものぐさな僕。メーカーにリールをわざわざ送って、しかも数千円かかるなんて。

そういうのが嫌なので避けてきたのだけど、最近考えを改めました。
はじめから要らないのなら、マグシールドが失くなっても放っておけばイイじゃない。
...うん、間違いない。

巻き心地は悪くない。が、22サハラほど滑らかでもない。
問題になるようなレベルではなく、まあ現代のリールとしてはエントリーグレードによくある感触と思って間違いないかと。

ちなみに14エクセラーは持っているけど、それにドラグ、マグシールドをアップデートしたのがこのリールだな。
14エクセラーは記事にしたように、個人的には名機だと思っているので、根本を変えなかったことは逆に好印象なのだ。
なお、現行の機種で最も近いのはレグザだ。17エクセラーをLTコンセプトに置き換えた(+リールの格を二つ上げた)のがメタルボディのレグザで、18年登場で既に5年目になるのに未だに人気機種の様子。
値上げ前の12000円台の時に買っとくべきだった...。

さて、期末の社畜は忙しくて釣りに行けませんでしたが、今日ようやく近所の川へ、川スモール狙いで2時間ほどシェイクダウンへ。

結果は一匹。

これではあんまりファイトの具合はわからないが、飛距離や巻き心地は問題なし。
しかしながら、重さはずっしり感じますね。
公称で、普段使っているレガリスLT2500Dで210g。この17エクセラー2004Hだと250gらしい。
差が40gということはビッグベイトひとつ分くらいの重量差はあるわけか。
まあ、かといって2時間程度で疲れるほどではなかったが。

今年は、サイズ感の割に過剰剛性のこいつで、川スモールやらトラウトやらを釣り倒してやりたいですね。  


Posted by 大盛貝塚 at 09:12Comments(0)リール

2023年02月07日

2023年の気になった新商品を淡々と述べるんだぜ

横浜のフィッシングショーも終わり、釣具業界は今年の上半期の新商品が出揃った感があります。
そこで毎年恒例に勝手に行っている、僕が気になったものを淡々と述べるエントリーを今年も実施。
まあダイワなんかは12月までも順次新商品を発表したりしているので、純然たる2023年新商品ではないけれど、細かいことはいいじゃないか。

・ダイワ エアリティ
僕は買わないハイエンド笑
何が気になったって、同じカテゴリに属すシマノのバンキッシュが樹脂系ボディなのに対し、エアリティはマグネシウムの金属ボディ。
ぶっちゃけ剛性はどっちも問題ないのだろうけど、金属の方が何となく強い気がするのが釣具オタクの性。
今まではこのイメージ戦略はシマノの十八番だったのだけど、まさかのダイワからの登場。
デザインもいいと思いますよ。
買わないけど笑

・ダイワ JITTE
初見で読めなかった。十手なんですね。
面白いコンセプトとギミックのパックロッド。
スペックの割には値段が高い気がするけど、カバーがグリップに化ける仕組みは興味深い。
モバイルパック並みにスペックダウンして値下げして、同じ機構を搭載してくれると、非ガチ系のアウトドア派にも刺さりそうな気がする。

・ダイワ INLO
これも初見で読めなかった。印籠。水戸黄門が持ってるやつね。本来は薬入れのことらしい。
JITTEの上位交換。まさかの30万円の限定販売。
まあ、鮎竿や和竿はこれくらいの価格のものも多いし、コレクターアイテムとしてはいいんじゃなかろうか。
どうせなら漆塗りにしちゃえば良かったんじゃ。

・ダイワ swagger
ロッドとしてはいいと思う。特徴的なカラーリングも、まあ好きな人は好きだろう。
問題は煽り文句。この価格帯でこの色で、キャンパーを狙うなんて。
非ガチ系のアングラーの流入を狙うなら、アブのズームサファリのように手頃でカッコいい線を狙わないと...。
キャンパーがストラクチャーにピッタピタのキャストを求めるか?

・ダイワ ドクターミノー2ジョイント
コスパ最強ルアーと名高いドクターミノー2にジョイントモデルが新登場。
ドクターミノージョイントは、本家がドクターミノー2にモデルチェンジしたあとも、これまでの旧式ボディで生産されていた。
現行のドクターミノージョイントもドクターミノー2もどちらも良いルアーだ。今回のモデルチェンジにも期待が高まる。
しかも7センチモデルが登場。ラパラのCDJ-7をこよなく愛し、しかし供給不足に悩んでいる僕にとっては試さざるを得ない。
そしてこのご時世に定価1000円!
中の人、このブログ読んでません?
(自意識過剰)

・シマノ バスワンXT+
シマノのエントリー系のバスロッドのバスワンもリニューアル。こちらも今までのモデルはなかなか定評がある機種。
現行モデルで気に食わなかった、ジョイントの無加工っぽさが飾り巻きで改善された。
実用性は問題なくても、あまりにやりっ放し感のあった現行モデルには、何となく手が伸びなかったのだ。
所詮は趣味の道具。見た目も含めて気持ち良く使えるかどうかが購買の鍵になるはず。
しかも、業界ではタブーだが無視できないマーケットの川スモール用にぴったりな6.6フィートのソリッドティップモデルや、伝統の5.8フィートのファストアクションを捨ててリリースした、5.6フィートのレギュラーアクションが登場。
そう、5.6フィートは身長170センチほどの、日本人男性によくある体格の人にはベストマッチだ。
しかもロッドの短さをレギュラーアクションでストロークを確保。小型プラグのキャスト時にも乗せやすく、ファイト時の引きの吸収もロッド全体で受け止めるのでバレにくく、しかも楽しいはず。
遠投さえ求めなければ、これ程使いやすいプラッキングロッドはないのでは。
ボートでのショートキャストや野池なんかでは出番は多いだろう。
エントリークラスにショートロッドを、という主張を続けていた僕にはグッサリ刺さるパーフェクトロッド。ランクダウンになるけど、手持ちのゾディアスから乗り換えようかな...。
もしかしてシマノの中の人、このブログ読んでる?
( 自意識過剰)

・アブ レボ5
一風変わった非対称なデザインで登場。買うならメタルフレームのSX以上のグレードかな。実際のグリップ感は試してみたい。
...が、そんなことよりアンバサダー1500Cを復刻させてほしい。今、状態の良いものなら中古でも10万超えですよ。10年前、1万円台だった時代に買わなかったことを激しく後悔...。

この春はダイワが話題をさらった感じ。
しかし低価格帯の商品が少ないな。U-1万円のメタルボディのスピニングとか出して欲しいのに。
こういうのは秋発売の商品に持っていくのだろうか。
金属ボディのエクセラー復活とか、セドナを金属ボディでモデルチェンジとかしてくれたら選択肢が広がるのだが。
もし中の人がこのブログを見ていたら、一考願います笑  


Posted by 大盛貝塚 at 19:10Comments(0)リール私見竿

2022年09月16日

22サハラを使い込んでみたんだぜ

先日導入しました22サハラC3000。


このところ使い込んでおりました。
60cmのナマズを釣ったり、


57cmのシーバスが掛かったり、


80cmのハクレンをスレで捕ったり(写真なし)
多数のニゴイを釣ったりしてました。

僕には久しぶりのシマノの新品スピニング。エントリー機のレンジではあるものの、前評判は上々?だったこのリール、実力はいかに。

・巻きがヌメヌメ
空回しでは分からないのだけど、実際にルアーを巻いてみると、HAGANE非搭載機種や他社の同価格帯のリールに比べると明らかに違う。
何というか、ダイワ18レガリスもシマノ16エアノスも、もしくはリョービのマチュリティも十分シルキーに感じたのに、22サハラは例えるならオイリー。
ヌメヌメした巻き心地なのだ。

全体的なノイズが少なく、故に逆に僅かなサラつきを感じてしまう。それが逆に気になるレベル。
この現象、ステラとかにもあるらしいですが。

僕はHAGANEギアは初めてなので、このヌメヌメがギアによるものかは分からないのだけど、むしろサイレントドライブの効果なのだろうか?

・ドラグは普通
うん、至って普通。
それなりにスムーズで、可もなく不可もなく。
個人的にはダイワのATDが好きなので、グリスだけ塗ってやったりしたい気分ですが、今のところそのまま使用中。

・ライントラブルは無し
AR-Cスプールはやっぱり優秀。
マチュリティだとまれにあった、スプールキャップを跨いでしまうような巻き込みも無し。
ストレスフリーで使えます。

余談ですが、16エアノスの時代と、スプールエッジの角度が微妙に違うのね。


・ラインローラーに引っ掛かるは都市伝説
ずっとPE0.8号で使ってますが、巷で気にされている、ラインローラーに細いラインが引っ掛かる現象は皆無。
元々、逆にワンピースベールを使ったことが無い僕の経験上、無いと思っていたけどね。
本物のラインカッターだった03エアレックスを知っている僕には、普通に快適。

ちなみにラインローラーの回転が悪くてヨレるというのも、今のところ感じたことはありません。

・高負荷時は多分、ボディが歪む
唯一気になった点。
デカい魚...60cmを越えるような魚とファイトすると、何故かハンドルが緩んだような感覚があった。
魚を上げてから確認しても緩みはなかったので、おそらくファイト中、極僅かにボディが歪んでいるのだと思う。
それでハンドルを巻く時の感触が変わったのだろう。

これはメタルボディのマチュリティにはなかった要素だ。
22サハラは確か普通の樹脂ボディ。剛性面ではやはりそれなりか?
とはいえ昔使っていた12サハラでハクレンを掛けた時は、明らかにグニャーンとなった記憶があるので、その時代に比べると随分マシではある。

Cl4ボディだと大丈夫なのか?
使ったことがないので分かりません。
まあそもそも大物狙いなら、C3000ではなくもっと大きい番手を使えって話もある。

・逆転スイッチはあると嬉しい
ファイトのためというか、ローターに糸が絡んだ時にほどきやすいので(笑)
防水?
ドボンザブンしなけりゃ大丈夫でしょ(適当)

総じて優秀なリールだと思います。
これより良いものを、と言うなら素直にアルテグラ買えば良い。

ただ、欲を言うならやっぱりメタルボディが欲しかった。
アンダー1万円リールは多すぎるほど機種があるので、どうせならサハラくらいメタルボディの剛性機種にしてくれればよかったのに、と思う。
シマノならストラディックの2万円弱、ダイワはレグザLTの12000円代まで出さないとメタルボディは買えないのだから、1万円以下の機種のうち、ひとつくらいメタルボディで作ってくれた方が、キャラが立つと思うのだけど。

今、現役で買える1万円以下のリールでは、メタルボディなのはリョービのマチュリティだけになってしまった。
マチュリティにAR-CスプールとHAGANEギアを搭載すれば最強なのに...。
いや、それは既にシマノか(笑)

うーん、何故かマチュリティ愛がにじむレビューになってしまった。  


Posted by 大盛貝塚 at 08:12Comments(0)リール

2022年07月15日

22サハラを買うのを我慢できなかったぜ

僕の、リョービのマチュリティがゴリってしまって数ヶ月。
それでも実用上さほど問題はないし、メタルボディにネジ込みハンドル、そして何よりリョービということの愛着で使っていたのだが。

ある日、仕事帰りに釣具屋に寄ったのが運の尽き。
そこにあったのは新製品の、シマノ22サハラ。

いや、買うのは相当ためらったのだ。
しかし予感がした。僕は結局、これ買うんだろうな、という(笑)
世の中値上げラッシュの中、税込7000円強で買いやすい値段だったのもあり、何より旧型には付いていなかったローターの逆転スイッチがあるじゃないか。
デザインも悪くない。


ということで、我が家に来ました。
番手はC3000。ノーマルギアです。
用途が主に川シーバスなので、ただ巻きが多いことを考えると、ハイギアよりもノーマルになる僕。
世はハイギアが人気らしいが、それで意識せず巻くとルアーが速くなりすぎる。といってハイギアのものをゆっくり巻くのって難しいのだ。自転車でもそうじゃないかな。


これが決め手のローター逆転スイッチ。
確かに多用するものじゃない。が、魚とのファイトの時というより、エアノットでラインをローターに巻き込んだ時とかよく使う(笑)
結構これは僕にとっては大事な要素。

替わりにコアプロテクトが搭載されていないけど、リバーシーバス程度でそこまでの防水性は求めない。


ラインローラーはシマノとダイワの安価モデルによくあるタイプ。
言っておくけど、ネットで見かけるラインが引っ掛かって切れるなんてトラブルはほぼ無い。よっぽど初期不良で仕上げが悪かったとかならまだしも。
そういう個体はアウトレット品として、ネットの安売りか中古屋の未使用品の棚に行くのだよ。

ローラー回転は初期状態では確かに重め。
とはいえ、スプールに糸を巻いていたら普通に回るようになりました。
ベアリングチューンを勧めるネット記事もよく見たけど、別にそこまでしなくても問題ないと思う。気になるならオイルを差すくらいで良いんじゃなかろうか。
ベアリングの代わりはプラスチックカラーだと思うけど、経験上、このカラーは侮れない性能を持っている。
ベアリングみたいに塩噛みしないし、アタリがつけば意外なほど回るのだ。


説明書には、日本語、英語に限らず各国の言葉が書かれている。パーツリストは全モデルサイズが記載。
ということは、22サハラは世界標準機なのだろう。箱にも日本語の文字は無いのよね。
ちなみにパーツリストから読み取るに、シマノ伝統のクロスギアではなくS字カム方式のオシュレート。僕には問題ないが。
ボディ形状はクロスギアのアルテグラ以上のモデルと同じ形っぽい。
ボディの中はスカスカなのかな...別に構わないけど。
設計のバッファは機能の余裕でもあるはず。


スプールを取り外して観察。至って普通。
リョービのマチュリティみたいに謎なパーツは付いていない(笑)

と思っていたら、何か書いてあった。
アンスクリュー...ネジが緩むのはこっち方向ってことか。
分解は推奨されてないけど、海外ユーザーではバラしてナンボなのかもね。


糸を巻いてみました。
うん、普通...。スプールに巻かれたラインは、取り立てて美しくもなく、気になるほど偏るでもなく。
デフォルトだとダイワのリールは明確に逆テーパーかけてくるが、シマノはフラットですね。
AR-Cスプールは確かにそれだけ優秀だと思う。

あと今回のモデルから?ラインストッパーがダイワと同様、上からも挟めるヤツに。
これは地味に便利ですね。

AR-Cスプールがなんとなく変わった気がして、エリアトラウトに使用している16エアノスと見比べてみる。

気持ち、スプールエッジの角度が変わったかな?

他にも外観からはわからないけど、サイレントドライブやネジ込み式ハンドル、HAGANEギアが搭載されているとのこと。
これでメタルボディのHAGANEボディがついていれば僕としては完璧だったのだけど、さすがにそこまではコストがかけられなかったのかな。
それでも60センチくらいまでのシーバス相手なら不足はないでしょう。
...本当は僕は剛性厨なので残念なのだけど、世の中に折り合いをつけるのが大人ってもんですよ。

あと5000円くらい出して、ダイワのレグザLTなんかを買った方が僕の好みに合うのかもしれないが、このリールは時間が空いたときにパッと釣りするための車載機にする予定。
車のトランクに放置するリールにマグシールドみたいな、揮発しそうな繊細な機構はもったいないのだ。
かといってシマノのHAGANEボディのスフェロスは、一番小さくて3000XGのエキストラハイギアなので、僕には使い辛いし。

実はもう1台、マチュリティを買うことも考えていたんだが、値段とか機能とか値段とか考えてこちらに落ち着きました。
そういやマチュリティの前も14サハラを使ってたな。僕は結局、サハラが好きなのかも(笑)

まだ時間がなくて実釣はしておらず、無駄にグルグル回して遊んでます。
本当はレビュー記事は使ってから書くのが僕のポリシーだったのだけど、コイツは普通にイイだろうってことで書いちゃいました。

あー、早く釣りに行きたい。  


Posted by 大盛貝塚 at 13:01Comments(0)リール

2022年03月10日

マチュリティがゴリっちゃったんだぜ

春の足音が聞こえてきて、僕の釣りはそろそろエリアトラウトからバスやシーバスにシフトの準備。

しかし、この手の釣りの現在の僕の相棒、リョービのマチュリティが、残念なことにゴリ感が出てきてしまった...。

買ってから2年。
7000円程度の低価格ながらメタルボディにねじ込み式ハンドルと、耐久性に富みそうなスペックだったが、まあ使用頻度も多かったことと炎天下の車のトランクに常に置きっぱなしにして使っていたので文句は言えない。

しかもマチュリティ、中々にクセのあるパーツ構成で、構造が判明するまで分解整備できなかったのもある。
きっと暑さでグリスが溶けたあとでそのまま使い続けたからゴリっちゃったのかな。知らんけど。

正直、安い魅力的なリールがあれば買い換えようかとも思ったが、さらっと乗り換えられない程度には僕のマチュリティ愛は深い。
だって今時、現行販売してるリョービだよ。

ということでここ数日間、パーツリストを睨みながら格闘し、なんとか分解に成功。
整備がてら簡単な対策も施したのでご紹介。
しかしこんなマニアック過ぎる記事、需要なさそう感が半端ない笑

さて、マチュリティの設計で唯一、そして最もクセがあるのがスプール受け。

金属製の台座とカラーが付いていて、これがスプールを支えているのだけど、このパーツが引っ張っても回そうとしてもビクともしない。
どうなってんの?

リールに付属していたパーツリストを見ながら戦い続けた結果、原因を発見。

この小さなピンがスプール受けとカラーの微妙な段差に入っていて、ずれないようになっている。
これを外して、はじめてスプール受けをずらすことができるのだ。



そしてスプール受けの下には、シャフトに穴が空いていて、そこにピンが刺さっている。これがスプール受けを固定していて、ピンを抜いたらやっとスプール受けを外すことができるのだ。
これではじめてローターを取り外しできる。
しかし凝った作りだが...これ、要る?


ローターを外すとゴムパッキンが。
本体内部への浸水を防いでいるようだ。
こういうところは不思議とちゃんとしてるんだなぁ。
ちなみにマチュリティは普通のS字カムのようです。
リョービファンとしては、リョービ独自のオシュレート機構、往年のRFOを搭載して欲しかった...。

さて、リールのゴリ感の原因は、大体がベアリングの劣化かギアの磨耗らしい。
ベアリングは交換するしかないが、ギアの磨耗に関しては、軽度ならばワッシャーを入れて押し付けてやると、ギアの噛み合わせが強くなって軽減できる模様。
今回もこの対策を施します。

でも本気でやると、ワッシャーのサイズを合わせて、厚みを何種も試してみる必要がある。
これは面倒臭い。

じゃあ、ともかく何か挟んで押し付けてやればいいんでしょ、とその辺にあった厚紙(ティッシュの空き箱)を適当に輪に切って入れてみる。


ぶ、不細工だか気にしたら敗けだ。
ちなみにそのままでは厚みがありすぎて、組み直してハンドルを回したときの抵抗感が半端じゃなかった。ベイトリールのメカニカルブレーキをMAXまで絞めたときみたいな。
なので厚紙を半分にぺらっと捲って薄くしてやったところ、多少の抵抗感はあるが、まあ実用的には問題ないレベルになった。

ギアやシャフトをティッシュで拭いて、シマノの純正グリスを吹き付けて閉じる。
僕は全バラしてパーツクリーナーをかけるまではしない。
そこまでしても、組み上げが所詮素人。逆にガタガタしそうな予感しかないので、ある程度でやめておきます。

結果、ゴリ感は多少残るものの、若干の改善はみられた。
これでもう1シーズンくらいは大丈夫でしょ。

とまあ、貧乏メンテを施したマチュリティ。
最大のネックだったスプール受けの外し方がわかったので、これからはこまめなグリスアップもできるでしょう。
これでもう1台、マチュリティを買っても問題ないですね笑  


Posted by 大盛貝塚 at 08:27Comments(0)リール

2021年11月24日

エリアトラウト初心者に、これでエエねんというタックル情報を提供するぜ

冬のエリアトラウトを初めて、気がつけば10年程のシーズンを過ごしてきました。

別に無理に行っているわけでもなく、やっぱり楽しいので気がつけばここまで続けていたマス釣り。
最近はコロナの事情もあってアウトドアスポーツが人気ということで、エリアトラウトも新規参入が多い印象。

ですがエリアトラウト、初心者がフラッと行ってそれなりに釣れていたのは昔の話。
最近は競争率が高く、ポイントを押さえていないと、お金を払ってボウズを食らうという悲しい事態になりかねない。
特にタックル面では、スレたマス達と戦うにはそれなりにセッティングが必要。バスロッドの流用も不可能ではないけれど、相当の苦戦を強いられるはず。
といってメーカー推奨の専用タックルを揃えるにはお金がかかる。

そこで、初心者に毛の生えた程度の僕が、逆に下手だからこそお伝えできるタックル情報をお送りしようと思います。
これからやってみようという方の参考になれば幸いです。

・ロッドは身長より長めののULを選ぶ
とりあえず一本選ぶなら、大人なら、安くていい(むしろある程度安い方がいい)ので6フィート(180センチ)前後のULパワーのロッドにしましょう。
もちろん子供ならもっと短くてもいいです。身長の+10センチくらいのロッドがいいと思います。
僕は170センチのおっさんですが、5フィートロッドを使うとたまに、振りかぶってキャストを失敗したときにルアーが後頭部に激突します。
身長+10センチあればこの事故を防げます笑

ロッドは各社から出ていますが、数千円の安いもので構いません。
むしろ安いものの方が低弾性で緩やかに曲がるので、キャストや魚とのやり取りが楽です。

巷では一部熱狂的なファンのいる鱒レンジャーですが、最初の一本としては、僕はオススメしません。
安くて丈夫ではあるのだけど、短くて意外と投げるのにクセがあるので...。

ダイワ(Daiwa) LURENIST(ルアーニスト) 56UL



アブガルシア(Abu Garcia) マスビート III MBS-632UL III



プロマリン(PRO MARINE) CB トラウトエース 56UL



・リールはシマノのシエナかFXの1000番
エリアトラウトに使うリールにパワーは要りません。そこまで遠くに投げる必要もないので、スムーズに回るものなら1000番で十分です。
またエリアトラウトはルアーをゆっくり一定に巻く必要があるのですが、やってみると意外と難しく、慣れないと無意識のうちに速くなったり遅くなったりしてしまいます。

1000番なら初心者でも、多少巻く速度がブレても、リールのギアが小さいのでそんなにスピードが変わりません。
有段式の自転車のギアを軽くしたら、漕ぐスピードを変えても前に進む速度はあんまり変わらないですよね。理屈は同じです。

敢えてシマノの最廉価モデルを選んだのは、シマノは安くてもトラブルの少ない形状のスプール(AR-Cと銘打ってます)を搭載しているから。
ダイワその他が悪いわけではないですが、体感的にはシマノの方がトラブルが少ない気がしています。

シマノ(SHIMANO) 19 シエナ 1000 2号糸付き



シマノ(SHIMANO) 19 FX 1000 2号糸付き



・ラインはナイロン4ポンド
慣れれば3ポンド以下でもいいのですが、不意の大物や安物リールのドラグ性能を鑑みて4ポンドナイロンが最適かと。
また4ポンド程度強さがあれば、多少安物でもブチブチ切れるということも少ないはず。

フロロだとラインが固いのと、同じポンド数ならナイロンより太いのでトラブルが増えます。
かといってナイロン5ポンドではさすがに1g程度のスプーンは飛ばない...。

ということで落としどころは4ポンドナイロン。
ちなみにPEやエステルラインはトラブルも多いし結束が面倒なので、慣れた人以外にはオススメしません。

YGKよつあみ ニトロントラウト GLEN グレン



・ルアーはスプーン数種類とクランクで
エリアトラウトのルアーはスプーンが基本。
しかし釣具屋に行くと棚一面に色とりどりの各種サイズのスプーンが並んでいて、どれがいいのかわからなくなります。

結論から言えば、ミウの1.4gと2.8gを、茶色か抹茶色のものを1つ、白か黄色のものを1つずつ、オレンジやピンクの2gのものを1枚。
これで大概のシチュエーションはカバーできます。
基本は茶色の1gを表層から中層で、2gを中層からボトムで巻く感じ。マスがスレたら派手な色へカラーチェンジ。
これで基本は押さえられる。

FOREST(フォレスト) フォレスト MIU(ミュー)


ミウと名指ししたのは、これが一番平均的で、どの店でも売っている、普通の動きのスプーンだから。基本を覚えるには最適じゃないかと。
なお2.8gのオレンジは放流直後のボーナスタイム用。
こういうときは派手なヤツなら、細かいことを考えなくても食ってくれるので、わりと適当でも大丈夫です。

それでもスプーン自体に魚も人間も飽きる時があります。
そういうときはクランクベイトの出番。
表層用とディープランナーの地味系がひとつづつあれば、ポロっと釣れることも多いです。
個人的にはラッキークラフトのクラピーが好きですが、別に安物でも泳ぎさえすれば普通に釣れます。さすがに慣れてくると不満も出てくるけど...。

シェアーズ CheBitCRANK(チビットクランク) MR



・反則ルアーもひとつは準備
エリアトラウトには反則ルアーと呼ばれるものがあります。
毛針っぽいフェザージグとかイクラ型ルアーなんかです。
これらは経験者が使えばあまりにも釣れるので、フィールドによっては禁止されているのですが、使用できるフィールドなら別に遠慮することはありません。ボウズで帰るくらいなら反則ルアーで10匹釣って帰りましょう。

ダイワ(Daiwa) 鱒ノ華II



ダイワ(Daiwa) 鱒ノ種


マスは虫が大好きなので、フェザージグはそのまま虫を模したもの。餌釣りのような感覚で使います。
イクラ型ルアーは少し特殊。といっても使い方は投げて沈めて放置するだけ。
サケやマスの卵はご存知の通りイクラなのですが、彼らは自身の子孫を優先的に残すため、他の魚の産んだイクラを噛み潰してしまうという習性があります。イクラ型ルアーはこの習性を利用したもの。
なので、放置するだけなのにリアクションで喰ってくるという、問答無用の漁業系。

・ネットは渓流用の折り畳み式がいい
エリアトラウトは糸も細いし、初心者なら釣れてから針を外すのにワチャワチャしがちなので、フィッシングネットはあった方がいいです。

エリアトラウト向けのネットは各種ありますが、なぜかかさばるものばかり。
そこで僕は渓流用の、形状記憶ワイヤー式で折り畳みできるものをオススメします。
これならスマホ2つ分程度のサイズに収まり、電車釣行もラクラク。

ダイワ(Daiwa) ワンタッチ 渓流ダモ 30



・偏光グラスがあると捗りかたが違う
必須とは言いませんが、偏光グラスの使用は強くオススメします。
もちろん目の保護というのもありますが、魚がルアーを追いかけてくるのが見えているか否かで、釣果も人間のモチベーションも大きく違います。
例え釣れていなくても、スプーンの後ろにマスが付いてくるのが見えるのはワクワク感が段違い。
全然追いかけてもくれないなら、ルアーやレンジが間違っているということに早く気づくこともできますし。

偏光グラス自体は安いものでも高いものでも、見え方自体は大きく変わりません。
高級品はレンズ面の写り込み(眼球側のレンズの反射で見え辛くなる)を抑えているので確かに良いのですが、実はこれ、つばの長い帽子で目の回りまで日陰を作ってやれば解決します。
なのでむしろ、値段よりも顔へのフィット感を重視して選んだ方が幸せになれます。

LSD(エルエスディーデザインズ) D.FLYMAN(ディー・フライマン)



以上、メーカーや商業メディアとは少し違う目線で記事を書いてみたのですが、如何でしょうか。
これからエリアトラウトをやってみたい、という方々に参考になっていただければ幸いです。
  


Posted by 大盛貝塚 at 17:18Comments(0)リール針やら糸やら竿

2021年08月17日

SLX BFSを導入したら浦島太郎感が強すぎたんだぜ

今年、発表されてから気になっていたリール、シマノのSLX BFS。

シマノ(SHIMANO) 21 SLX BFS XG 左巻き


春に左巻きのハイギアから発売されたものの、僕はノーマルギアの右巻き派なので、最近まで欲しいモデルがリリースされていなかった。

しかしここに来て右巻きノーマルギアモデルが発売。
お値段は実売18,000円ちょっとと、ベイトフィネスをうたうリールの中ではかなりのお値打ち価格だ。
個人的にはレボX+ディサイダー7のシャロースプールというなんちゃってベイトフィネスで通してきたけど、本物のベイトフィネス機を体験してみたくて導入に踏み切りました。



スペックや概要なんかは、既に多数のネット情報があるので割愛。
最新のシマノのリールを買うのはいつぶりだろう。エリア用に買ったエアノス以来かな...。



外観で気になったのはハンドル。
意外に小さく細いハンドルとノブで、でもなかなか握りやすいシェイプ。
ただこのノブ、シマノ特有の、いつの日かベタベタになるタイプだな...。



SLXシリーズは青がイメージカラー。差し色に鮮やかな青が施してある。
僕の旧ゾディアスに装着すると、ゾディアスの赤色と相まって、うん、全然合わない笑

ともかく、この新戦力をもって、いつもの川スモールへ出陣して参りました。

この日は雨が降ったりやんだり。水位は変わっていないし濁りも入ってない。ローライトなのが少し気になるが...スモールマウスはラージと違って、ド晴天の日の方がよく釣れたりするのだ。
ラージより捕食を視覚に頼っているのかもしれない。

さてさて、SLX BFS。
前情報では、
・軽量ルアーのキャストは上位機種には劣る
・快適なのは5g以上のルアーをキャストするとき
・コスパは最強
・マグネットブレーキながら遠心ブレーキのようなフィーリング
とのこと。

まあ渓流でトラウトを狙う訳じゃないし、1~2gを何十メートルも飛ばせるような性能は求めていない。
キャストのレスポンスはアルデバランなんかには劣るらしいが、リュウキ50S(4.5g)が普通に飛ばせられれば不満はない。

ラインはPE1.5号にリーダーがナイロン3号を5メートルほど。
メインラインを太いPEにしているのは、糸巻き後のスプール重量を落とすためと、シャロースプールでもある程度のラインキャパがあった方が安心感があるから。
また細いPEだと食い込んじゃいそうだし、経験上太い方がライントラブルが少ない。
このセッティング自体はレボX+ディサイダー7シャロースプールの時とほぼ変わらない。

そして初キャスト。
ルアーはレッドペッパーベイビー(5g)。
はじめてなので、メカニカルはゼロポジションよりほんの少し強め、ブレーキは3で力を入れずキャストすると、

いやいやいやいや...。

えっ、マジで?

ウソ、え、いや待って。

メチャ飛ぶんですけど。

今までのリールでも、まあ飛ばすこと自体は問題なかった。
しかし、精度とイージーさが別次元。
軽くロッドを振っただけで低弾道でスパンと決まる。全然ピーキーなところがない。

シマノが伝統の遠心ブレーキを捨ててまでこだわった、独自のマグネットブレーキであるFTBの恩恵か、キャストの最後の数十センチが伸びる。
この伸びで、ストラクチャーへの最後の寄せが簡単。

ブレーキを調整すれば、多少力んでしまっても至極スムーズでノントラブル。
飛距離は25mといったところか(10mごとに色の変わるタイプのPEを使って2色半くらい)。

ルアーを阿修羅ミノー(8.4g)、ベビートーピード(10g)、シルバークリークミノー61S(6.5g)、イモグラブ50(5.7g)と変えていくが、どれも高レスポンスで思ったところにズバズバ放り込める。
5g以上のルアーがストレスがないと聞いていたけど、ストレスフリー度が僕の思っていたのと段違い。

みんなこんな高次元リール使って、良いだの悪いだの言っていたのか。
僕にしてみれば、軽自動車からいきなりスポーツカーに乗り換えたくらいの感覚なのだけど...。
リールの進化の度合いに、全然付いていっていなかったのだと実感。
まあ一番直近で買ったリールは20年以上前のモデルだったリョービのバリウスだったしな笑

さて釣果の方は、この日はあまり活性が高くない上にアングラーが多くてプレッシャーが高く反応が悪かった。

ハードルアーに出ないので、とりあえずスピニングで、いつものロックバイブシャッドのライトキャロにて。

ボウズを逃れた後は足で稼ぎ、合わせて普段とは少し変えて攻めてみる。

これはスモールマウスにはピンク色が効く説の検証のため、ライトキャロのまま中古で買った謎のリングワーム系シャッドテールにて。
実はそれまでの釣行でも試していたのだけど、スモールのポイントで何故かラージしか来なかったり、鯉が食ったりと効果や出しどころが掴めていない。
引き続きテストが必要だな。

少しポイントを変えて、SLX BFS+イモグラブ50で釣れたもの。これで入魂完了。

ゲーリーヤマモト(Gary YAMAMOTO) イモグラブ


イモグラブをルーズに、かつファジーにキャストしても低弾道でスーッと飛んでいく、リールの能力に感動。
これ、逆にキャスト下手になるかも。


イモグラブにも反応が悪くなったので、久しぶりにミドストで。
ミドストすると追っては来るけどがっつく程ではないという微妙な活性。
それでもフワッと食ってくれた1匹。かなり引いた健康的な個体でした。

これに小さすぎて写真を撮らなかったヤツと、撮る前に逃げたヤツを合わせて8匹ほどでフィニッシュ。
うちSLX BFSで捕ったのは2匹、どちらもイモグラブで。

本当はプラグでも釣りたかったが、今回は仕方ない。
しかし、現代のリールの性能はエグいですな。
05カルカッタ50が基準だった僕には隔世の感がすごい。
これは冬のエリアトラウトのミノーイングにも登板するだろうな...。

ただ、一点だけ言いたい。

青の差し色は要らん。
シマノはデザインどうにかならんのか...。
  


Posted by 大盛貝塚 at 08:07Comments(3)リール釣行記