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大盛貝塚
大盛貝塚
人生色々ありますが、魚が釣れるとそれなりに幸せな人。

2025年03月04日

手も足もでなかったぜ

三寒四温。徐々に春っぽい、暖かい日も出だした今日この頃。
しかし海は今が一番水温の低い時期。夜のメバルも実は海の中が寒くて中休みなのが2月。
それでも魚が釣りたい僕は、久しぶりに王禅寺へエリアトラウトに繰り出しました。

とある日曜日、昼過ぎにフィールドへイン。

王禅寺はこの日も盛況。
そして知らなかったのだけど、今年からレギュレーションが変更され、イチロー池とジロー池でフェザーとフロントフックのルアーが禁止されていました。
おぅ…悶絶時間の釣果セーフティネットがなくなってしまった…。

しかもこの日、やたら鵜が多く、常時何羽も池の中を荒らしている。
たまに係員が爆竹や花火で脅してみるものの、慣れきった鳥たちはどこ吹く風。食べ物の少ない冬の最高の餌場として、バシャバシャとあちこちでマスを追いかけている。
お陰で魚は警戒心MAX。岸際に追い詰められたマスたちが逃げ回っている。

これは厳しい…。
人と鳥の二重のプレッシャーに晒され、なかなか口を使う状況では無さそうです。

セオリー通りスプーンで巻いてみるものの、たまに触れるか触れないかのバイトはありつつ…いや、口ではなくて体にぶつかっているだけかもしれない。

朝霞ガーデンよりもイージーだったはずの王禅寺も、きれいに沈黙。
エリアトラウトガチ勢すらも苦労しているようで、ほぼ釣れている人を見かけない。

たまらず縦釣り、フェザーが許されているサブロー池に逃げるも…こちらは餌、フライ、ルアーの全てOKの池になっているのだけど、餌ですら釣れていない。
フライのウキ釣りでも沈黙。
そもそも魚の気配を感じられない。

池には、絶望感が漂っている。例えるならば、電車が事故で止まってしまった時の駅のホームのような…。
もう無理だよねって感じの。

当然僕にもバイトすらなく、早々にギブアップ。
この時点で2時間経過、3時間券で入った僕は、エリアトラウトでボウズという最悪の事態が見えだす。

一縷の望みでジロー池に。
ここは水深が深いし魚のサイズが大きいので、イチロー池よりは鵜の攻撃がマシだろうと。

とはいえ、ここにも鵜の大群が押し寄せていて、沖の方では鳥たちが悠々と食事中。

岸際に追いやられた魚たちが回遊している。
当然、沈黙…と思ったが、やっぱり水深という逃げ場がある分、イチロー池よりはマシらしい。

手前に魚が寄っているので、小さめのスプーンでショートキャスト。
こういう悶絶の時はなぜか効く、真っ黒なスプーンで通していると、手前2m先の見えるところでようやくパクっ。


良かった…ボウズは逃れた…。

もう一匹釣れたが、そちらはネットインに失敗して写真なし。
で、でもエリアトラウトのトーナメントではネットに触れればキャッチ判定なので、これはキャッチ扱いしていいですよね? ね?

最後、イチロー池で15分ほど再開するも、ワンバイトで終了。
完膚なきまでに負けた1日でした。

敗因。
縦釣りに代わるテクニックの引き出しがない。
僅かなショートバイトを取れない(フロロで通したけれど、やっぱりナイロンの方がいいかも)
早起きして行かなかった。
単純に釣りが下手…。

最近、エリアトラウトでは二桁釣果が続いていたので、完全に驕っていました…。
そうだよね、釣りはこういうものだよね。

バチ抜けシーバスの声も聞こえてきたこの頃。
春が来たら、もっと魚に出会いたい。  


Posted by 大盛貝塚 at 07:55 Comments(2) 釣行記

2025年01月24日

2025年の新商品について淡々と述べるんだぜ

勝手に毎年恒例にしている、超個人的な釣り具の新商品に対する感想を淡々と述べる行事です。
今年も釣りフェスティバルを終え、大体のラインナップが出揃いましたのでここで開催。

でも、僕の好きな安いグレードのラインナップは、最近は秋に出ることが多い…。
この行事、来年から秋開催にしようかな…。

・シマノ アルテグラ
完成度の高すぎた21アルテグラにもモデルチェンジのタイミングが来ました。
どうなるかと思ったけど、正直あんまり変わってない印象。
どうせアンチツイストフィンを付けるなら密巻きにして欲しかった…。

25年前の第一次シマノ密巻き時代のラインナップも、悪名高いPEラインカッターのラインローラーさえ無ければ名作揃いだったのに。
個人的には密巻き推進派です。

・シマノ SLX BFS
旧モデルは今でも愛用しているSLX BFS。
多分、性能はそこまで変わらないと思う。
が、青の差し色を辞めたのは大英断。ロッドとリールは地味でいいのだよ。特に青と赤は他のタックルと合わない(笑)

・ダイワ アーモンド
クランクベイトのピーナッツをリップを取って逆付けしたような見た目のトップウォーター。
キワモノ感が強いが、ダイワがちょいちょい見せるこの冒険心が嫌いじゃない。
アクションは何となく想像できるが、悪くないのではと思う。

・ダイワ カシューナッツ
上記アーモンドに引っ張られたであろう木の実シリーズ。
どうでも良いが、アーモンドとカシューナッツは木の実だがピーナッツは草の実である。
こちらはエリアトラウトのうにょうにょ系アクションだろうか。ちょっと使ってみたくなるルアーだ。

・アブガルシア MAX X EZCAST
ベイトリールにまさかの新ギミック、フラップ式アナログコントロールが登場。まだ公式サイトでは公開されてないが…。
説明を読んでも仕組みがよくわからない(笑)
ただ、どんな感じなのか使ってみたい…。
多分、ベイトリールに慣れたアングラーなら1時間で使わなくなるだろうけど(笑)

・アブガルシア MAX X(スピニングリール)
あまりに斬新で若干異様でもあったゼノンのボディデザインが廉価グレードにもインストール。
アブに限らず、ほとんどのメーカーで上位機種向けに開発したデザインを徐々に下位グレードに落とすのだが、多分金型を流用できるからだと思われる。
樹脂製ボディだろうけど、デザイン由来の性能は素材ではなく機序で発揮されるので、興味津々。
でもこのデザイン、金属ボディを前提に軽量化を図ってた気もするが、樹脂でも大丈夫なのだろうか。
もちろんテストはしているのだろうけどね。

しかし、かつてほどワクワクするようなラインナップは減りましたね。
対象魚種もバスがすっかり鳴りを潜め、オフショア系が増えた印象。

まあ…池が釣り禁止、運河も釣り禁止、防波堤も立ち入り禁止、公園は投げ釣り禁止、エリアトラウトはかつてほどイージーに釣れない。
もはやアングラーは船を出すしか釣りができなくなるのだろうか。

業界の衰勢を感じる令和の冬。
願わくば、もっと釣りができることを祈りつつ。  


Posted by 大盛貝塚 at 07:51 Comments(0) 私見

2025年01月18日

ダイワのアジメバルXは真面目なサラリーマンみたいなロッドだぜ

長年の愛機、ジャクソン オーシャンゲートのアジ&メバルモデルが寿命を迎えました。

ティップのソリッドカーボンが裂けてしまい、太さが2/3くらいに。
まだしばらくは使えそうだけど、もう長くは持たないだろう。

購入して8年。
本来の用途であるライトソルトゲームはもとより、川スモールやエリアトラウトの縦釣り、時には乗合船での沖キス釣りまでこなしてくれた優秀なロッドだった。




感度抜群、軽くて振りやすく、細身のブランクに似合わす中々のバットパワーを持った良いロッド。
唯一、セオリーよりやや太糸を使いがちな僕にはガイドがマイクロ過ぎたきらいはあるが、ライトゲームなら何はともあれ携える懐刀だった。
ここは素直に寿命を全うしたとして、殿堂入りさせようかと思う。

そこで代わりのロッドを探していた。
条件は、

・長さは7フィート前後。
海にも川にも池にも持っていきたいので、ショートのアジングロッドでは短すぎ、7フィート半ば以上のメバリングロッドでは長すぎる。

・マイクロ過ぎないガイド。
PE0.6号+フロロ1.5号リーダーで結び目が引っかからないこと。またバス釣りに使う場合も考えると、フロロ5lbでも抜けが良いことが理想。

・パツパツしすぎない弾性。
アジング特化型ロッドは高反発過ぎて使いづらそう。
と言ってグラスロッド程のダルさはこれも過剰。
空振りでシェイクして、ティップが若干フルフルするぐらいが好みだ。

・負荷0.5〜8gくらい。
ライトソルトならジグ単メインだが、ライトキャロやラパラCD5くらいは不安なくフルキャストできるくらいの強さは欲しい。

・値段は実売1万円台くらい
安いに越したことはないよね。

この条件的にピッタリだと思ったのがダイワ アジメバルX 68L-Tだった。


あえてチューブラーを選んだのは、プラッキングやマイクロジグにも使えるようにしたかったから。
さすがにソリッドティップでトゥイッチはやりづらい…。


アナログ派の僕は、実店舗でロッドを触ってから購入。
店で空振りしても大したことは分からないけれど、フィーリングの合う合わないは重要だし、ネットだとアウトレットでも「新品未使用」だからハズレ個体を引きそうなので…。
(同じ理由で、新品のロッド&リールは、型落ち以外は黄色い中古屋の「未使用品」も避けてます。確かに嘘ではないからね…)

で、年末年始に使ってみました。

1万円を切るロッドだけど、性能は十分。
硬すぎずダルすぎず、ベントカーブも素直なミディアムファーストテーパーで使いやすい。
このロッドには専門的過ぎない汎用性を求めていたので、その点は見事に期待通り。

感度は、まあ普通。個人的にはガチのアジングをしたことがないので、僕の使い方ではこれも必要十分かと。

ブランクタッチ風のグリップだけ(実際にはブランクは露出していない)、ネオプレーンの手袋をしているとイマイチ握り辛いが、許容できる範囲かな。ここだけは素直に普通のグリップで良かったのでは。
実際バイトを取る時って、ブランクそのものよりグリップで反響したバイトを取っていると思うので。

メーカーの謳い文句に偽りなし。
価格を考えれば満足できる。

できるのだが…。

なんというか、期待通り過ぎて、それ以上でも以下でもない。めちゃくちゃ手堅いのだ。

手持ちのタックルで言えば、冒頭のオーシャンゲートは、クラスを超えた感度と思わぬパワーを持ったロッドだった。

上州屋のチープロッドのバスチャレンジャーは、明らかに安物なのだが、グラスチューブラーのブランクが想像以上に粘って、なおかつグラスにしては軽くて軽快なロッド。

シマノのトラウトワンNSはライトプラッキングにピッタリのアクションで、フッコ程度ならシーバスにも十分使えるパワーの許容があり、チューブラーながら食い込みのいいティップを備えた優等生。

そこにきてアジメバルXは、要求を100%こなし、その上で定時で帰るような、真面目で優秀なサラリーマンみたいなロッドなのだ(笑)

与えられた仕事をした後で「ではこれで」とすぐ帰る社員と「他に何かやりましょうか?」と言う社員。
使う側として、どっちに愛着を持てるかという。
なんだか、そんな感じ…。

いや、経営者はそれ以上を求めてはならないのだ。出してる給料安いんだから(笑)

そもそもダイワの〇〇Xのシリーズは、そういうコンセプトのロッド。
ここから入って、より性能を求めるなら月下美人を買えって話よ。

そうか…こうしてダイワはよりハイグレードのタックルに誘導するわけだな…商売上手め…。

まあ、もちろん期待通りの働きで不満はないので、アジメバルXはこれから使い込みます。
きっと時間とともに信頼も愛着も湧くでしょう。
ともかくこのロッドで、海辺を徘徊したいと思います。  


Posted by 大盛貝塚 at 09:08 Comments(0) 竿

2025年01月05日

年末年始のライトゲーム戦記だぜ

あけましておめでとうございます。
毎年、1月も終わりかけの頃に新年初投稿する僕。
今年は早めに投稿することに成功しました。

いつも年末年始の釣り納め、釣り初めはエリアトラウトで手堅く魚をゲットしていたのだが、先月行った海のライトゲームがとても楽しかったので、すっかりハマりました。

ということで、今回は休みなのを良いことに、メッキシーズンが終わったのでメバリングに走ろうと、メバルを求めて深夜徘徊したおっさんアングラーの記録です。
メバルは昔から、春先にはちょいちょい行っていたのだけど、その熱も再燃しつつある。

エリアトラウトも悪くはない。
でも僕はやっぱり、ボウズのリスクはあってもナチュラルなフィールドでの釣りが好き。
自然に翻弄されて、ままならない中であれやこれやと試して遊ぶのが面白いと思う。

あと、エリアトラウトで3000円とか4000円払うのであれば、海まで高速代と駐車料金を出しても、払う金額は変わらないじゃないかと…。

釣り納めは葉山あたりでメバリング。

実は前回釣行で、愛用していたジャクソンのオーシャンゲート アジ&メバルモデルの、ティップのカーボンが若干裂けてしまったのだ。

買ってから早8年。エリアトラウト、川スモール、ライトソルトならボートのキス釣りまで、ハードに使ってきたのだから、寿命を全うしたと言っていいだろう。
まだしばらくは使えるかもしれないが、いつ折れるかカウントダウンの状態だ。ここは素直に殿堂入りさせましょう。

代わりに選んだ新ロッドは、ダイワ アジメバルX。こいつのシェイクダウンも兼ねて。
ロッドのレビューについては別のエントリーで…。


場所はちょうど前回、人生初メッキを釣った辺りだ。

年の瀬の、きれいな富士山のシルエットを観ながら深夜まで竿を振る。
素晴らしいロケーション。いい年の瀬だ…。

その後の6時間については、触れないで欲しい。

完全なるノーバイトノーフィッシュ。
何の糸口も見つけられないまま、年の瀬は過ぎて行ったのでした。


明けまして2025年。
鎌倉、葉山エリアのメバル情報は目立ったものは出ないまま。
ならば多少土地勘のある横浜エリアで確率をあげていくか。
ということで釣り初めは八景島あたり。

釣り場に着くと、人は多いですね…。
芳しい様子はないが、デカいクロダイを何枚か確保されているアングラーが2、3人。
あとは飛ばしサビキでアジがチラホラ。

陽のあるうちは、間違ってアジが釣れないかとマイクロジグ投げたりワインドしたりするも無反応。
アジングってどうすりゃいいんですかね。

日が落ちる間際、唯一釣れたのが10cmくらいのカサゴ。

最小記録更新かも。

結論から言えば、メバルはこの日、いなかった(断言)
他にもライトゲームガチ勢が何人もいたけど、メバルもアジも誰も釣れていた気配がない。
通りすがりに「何にもいねぇ…」と言っていたのできっと間違いない。

が、僕はやりましたよ。




カサゴだけど。

日が沈んだ後、潮が動き出す時間帯に連発。
サイズは15cm程と全てリリースサイズだったけど、釣れると釣れないでは大違いだ。

結構早めにメバルを半ば諦めた僕。
何でも釣れれば良いと、少し重めの2g程のジグをボトムに落として巻いていたけど、中々根掛かりが多くてアタリもない。
そこで、ちょっとテンポが悪くてかったるいが、ジグヘッドを1gにしてロングフォール。ボトムに着けた後でフワフワ巻いてくる、というメソッドで、小カサゴがよく釣れました。
これがジグヘッドを重くすると途端にバイトが消える。
なかなかにシビアな調整が要りますな。

小さくても、グリングリンとしたアタリは楽しい。
掛けた瞬間の引きも、サイズの割には強い。
水面から出た瞬間に、軽っ! てなるけど(笑)

写真に撮らなかったのも含めて、計8匹程。
全てリリースしたので、ぜひ大きくなって欲しい。
お持ち帰りはなかったけど、とりあえず魚は釣れて良い釣り初めになりました。

今年は積極的に海に行きたい。
シーバス以外にも青物やライトゲームにも挑戦したいというのが今年の目標です。

そしてブログを始めて、今年でなんと9年目に突入。
ヒット数は先日、20万回を超えました。
今どき、こんな長文の変なブログに訪れて頂いてありがとうございます。

はじめは1日1ケタだった閲覧数も、最近は100前後を安定して推移。ナチュログのランキングも50位以上をマークする事が多くなりました。

そりゃ人気ブログなら、1日でクリアできてしまう程度の閲覧数だけど、僕はこのまま無理せず、時勢になびかず、思いのままに、飽きるまではこのまま心の赴くままに書き散らしてみようかと思います。

2025年が、いい年になりますように。  


Posted by 大盛貝塚 at 16:35 Comments(0) 釣行記

2024年12月25日

人生初メッキ釣ったぜ

釣り物の少なくなる冬。
しょっちゅうエリアトラウトに行ってきたのだが、マスにも少々食傷気味だし(釣りの方でも食べる方でも)、1回の釣行でで3000円とか5000円なり払うのであれば、ちょっと違う釣りもしたいと思っていたとある日。

色々調べていると、江ノ島あたりでメッキが釣れるという情報があった。

メッキ…釣ったことない。

引きも強いらしいので、ちょっとやってみようかと思い、ある日の日曜日、朝から江ノ島へ車を走らせました。


江ノ島といえば言わずと知れた観光地。
全ての日本人は、江ノ島と聞けばサザンが頭の中で流れるであろう。
我々世代は同時にスラムダンクのテーマも。
個人的にはやっぱりWANDSの「世界が終わるまでは…」が好きです。

日の出とともに、江ノ島西浦漁港へ。
あんまり釣果情報はなかったけど、江ノ島の中でも路地を抜けて行かなければならないここは、一番人が少なそうだったので。
せっかくの海釣りだ。できればエリアトラウトのようなアングラー横並びの釣りじゃないことをしたい。

朝イチ、海鳥も飛んでいるのでワンチャン青物回っているかと、メタルジグを投げてみるも反応なし。
場所によるのだろうけど、西浦漁港は浅い。遠投しても水深3m位だろうか。シャクるとすぐ水面にジグが出てくる。
まあ、直ぐ側を流れる川の延長の砂洲みたいな場所なので仕方ないか。島の反対まで行けば水深はもっとあるらしいです。

手前で何かが水面でザワザワしているので、メバル用のジグヘッドにフロートリグで探ってみる。
と、すぐにコココンと生命反応。お、これは期待できるか?

しかしアタれどアタれど針掛かりしない。
アワセてみても、そのまま向こうアワセを狙っても掛からない。ワームはちぎれてないのでフグではないようだが…。
連続で投げ続けるとアタリが遠のくのでスレるのかな…。時間を置けば復活するのだが。

結局正体を掴めぬまま、潮が引くと同時に群れは行ってしまったようで、あるタイミングからアタリも消える。
仕方ないので周囲をランガンしてみると、岩場の陰を通したところでコココン!


予想外のソゲ君。いるんだね、ヒラメ。
サイズは20cmそこそこだけど、釣れてくれたのが嬉しすぎる。
おかげで2000円の駐車料金も報われるよ…。

その後はウンともスンとも言わなくなってきたので、いっそポイント開拓と割り切って三浦半島西側を走ってみることに。
10時過ぎると江ノ島は観光客多くて、ロッドとクーラー背負って歩くのちょっと恥ずかしいですな…。

江ノ電に並走して、鎌倉方面へ。
稲村ヶ崎は今日も雨…の稲村ヶ崎周辺は砂浜続き。サーファーやヨットも多く、師走でも砂浜には人が多くてとても釣りするどころではない。
そんな状態が鎌倉の七里ヶ浜を過ぎても続き、葉山にたどり着くも、調べたところほとんどのエリアが釣り禁止。
世知辛い世の中である。

どこか竿を出せるポイントはないかと彷徨った末、たどり着いたのはとある小規模河川の河口。
近くにコインパーキングもあり、小さな導流堤もあるので、何とか釣りはできそうだ。

ところが、このあたりの時間から風が強まる。
この日は午後は波風が強まる予想。あまり長くはできないな…。
そもそも魚いるのか?

ジグ単ではキャストもままならないので、フロートリグで継続も、トロ引きでは特に魚からの反応を得られず。
ただ水の透明度が高く、近くに小魚が泳いでいるのは見える。生命感があるのは良いこと。
冬はもともと海が澄むし、さすがに街から離れると水がキレイですね。

試しにミノーを試してみる。
メバル用にしていたアスリートミノー5.5S。
シンキング設定だけど海水では浮いてしまうので、チューニングシンカーを貼って、トゥイッチ。
カマスとかいればな…と思っていると、なんと陰から猛スピードでアタックしてくる魚の影が!
しかも群れで!

これは…これがメッキ!

アクションを止めると見切るようなので、トゥイッチし続けて5投目くらいでついにヒット!


まごうことなきメッキ…!
噂に違わずアグレッシブな魚ですね。さすが、小さいながらにGTである。
サイズは25cmといったところ。
いやぁ、嬉しい。

その後もミノーで追加。
しかし、2、3匹釣ると途端に後を追わなくなる。
生意気にもスレてやがるな。

ミノーからジグヘッドに戻し、早めのタダ巻きでもゲット。
同じ群れの魚は仲間が釣られるのをしっかり見ているのだ。
だからルアーを変えると釣れるのは、エリアトラウトで培った知識。

他にも色々試したかったが、この辺りで波が高くなってきたので切り上げ。
ストップフィッシングとなりました。

結果、メッキは6匹釣れ、キャッチしてからお帰りになった者2匹を除いてお持ち帰り。


うーん、海のライトゲーム楽しいな。
残念ながらメッキはシーズン最終盤、今シーズンもう一度狙っても次はもういないだろう…。

でも、新しい釣りに出会えて楽しい釣行となりました。
次は夜のメバルかな。ポイント開拓せねば。

ちなみに持ち帰ったメッキは、刺し身と唐揚げにしてみました。
普通のアジよりも味は薄いけど、身質はコリっとしている感じ。
刺し身が美味いですね。
次からメッキはみんな刺し身にしてやる。死滅回遊魚には容赦しないぜ…。  


Posted by 大盛貝塚 at 07:49 Comments(0) 釣行記

2024年12月08日

早戸川で僕のラパラが火を噴いたぜ

先日、数年振りにリヴァスポット早戸へ行って来ました。

実に10年ぶりに訪れた早戸川。
何度も豪雨でやられて休業だった時期があったけれど、今ではコロナ禍も乗り越えて元気に営業している。

以前はびっくりするほどウジャウジャいた魚も、ネットの情報だと、かつてほどは放流されていないという口コミも。
とは言え、きれいな水のストリームエリア。しかも魚の持ち帰り制限なし、キャッチ&イートするならトリプルフックOK、直火でバーベキューOK、山中で雰囲気は抜群と、なかなかに魅力的な管釣りである。

久しぶりに山道をグネグネ走って到着。
以前は受付から下流がルアー&フライのエリアだったけれど、今は上流側になっている模様。
のぞき込むと確かに、以前ほどの魚影の濃さはない気がする。
といって薄い程ではない。埼玉のプールトラウトとか、もっとヤバいところはいっぱいある…。

早速、タックルを準備して釣り開始。
はじめはセオリー通りにスプーンを巻くが、反応なし…。
この日も最近導入した、23レガリス2000S-Pにフロロラインの組み合わせ。
ストリームはさほど深くないし、魚も結構渋いので、やっぱりナイロン向きだったな…。

あと、やっていて思い出したのが、フロロラインは低温で硬くなるという性質。
もともと伸びづらいフロロだが、冷たい水だとなお伸びが抑えられ、氷の張るような水だとエステルみたいに切れるときはすぐ切れるのだった。
とはいえそういう時ほどボトムを攻めるのにフロロを使いたくなるのだが。

この日はそこまで寒くないが、1日を通してやっぱりバイトを弾きがちだった。
うーん、予備スプール買ってナイロンも巻いとこうかな…。

さて、釣りの方は悶絶が続く。
とはいえかつて魚のいっぱいいた時代も、そんなにイージーにバカスカ釣れたわけではない。ここは結構プレッシャーが高くて、考えなしに投げて釣れるほど甘くないフィールドなのだ。

試しに縦釣りを試すも、魚の溜まった落ち込みを何度も流して、活性が比較的高い魚をようやく拾えた程度。

こういう時は経験上、なぜか真っ黒のスプーンが効く。
ということで黒のスプーンを巻くと、ようやくポツポツとヒットしだす。


これはイワナ。
黒のスプーンで釣れる個体は、斑点のハッキリしたアクティブなマスが多い。
何ででしょうね。シルエットが強いから?
誰か研究してみて欲しい。

朝のうちはそこまで人も多くないので、仕切られたエリアを歩き回って黒のスプーンで釣り歩く。
スレたところで縦釣りに切り替えると、ヒットしてきたのはサクラマス。

お、こいつがいるのか。
ニジマスとサクラマスでは、圧倒的にサクラマスの方が美味い、というのが僕の感想。
サクラマスは問答無用で持ち帰ります。

そしてサクラマスはミノーのジャークに反応が良い。ここでベイトタックルに持ち替え、ダブルクラッチなんかを投入。
しかし、こういうミノーのアクションでは、見に来るけど口までは使わないというじれったい感じ。
試しにクラピーに変えるも同じ状況。
どうしたものか。

クラピーでも追っては来るので、ここでラパラF7を投入。
試しにトゥイッチしてみる。
タダ巻きだと相変わらず艶かしいアクションだが、トゥイッチではそこに意図的に不安定さを与えて、何やら怪しい動きを演出。これにもマスが見に来て、うん、悪くない。

もう少しロッドアクションを強くすると、ルアーがつんのめるような動きのジャークとなる。
ラパラオリジナルフローターは、言わずと知れた高浮力のバルサミノー。
その浮力と相まって、今は殆どやる人のいないクラシカルなテクニック、トップウォーターミノーイングを繰り出す。
スローに行えば盛期のバス釣りでよく効くヤツだ。
今回は連続ジャークでダイブさせ、水面に出そうで出ない程度の深度でアクションさせる。

と、テンションの上がった魚が下から食い上げてヒット。


うーん気持ちいい。
その後も同じアクションをさせるが、あと一歩食いが悪いので、サイズを下げてF5にチェンジ。
今どきのベイトフィネスなら、軽くて飛ばないことで有名なF5でも実用域の飛距離は出ます。

ちなみに僕のタックルはシマノSLX BFSにPE1.5号、ナイロン2号リーダーを10m程という、明らかにエリアトラウトには過剰なラインセッティング。
でも太いPEはライントラブル防止になるし、リアクションの釣りである連続ジャークにはラインが太くても魚の食いは関係ない。

事実、周囲が沈黙する中で、僕のF5は連続ヒット。


30分程で、サクラマス5匹にイワナ1匹をゲット。
見事にニジマスがいないのは思惑通り。
サクラマスはジャーキングが有効。特につんのめるタイプのアクションが好きらしい。

そこそこ満足したのでスプーンの巻きに戻すも、やっぱり黒のスプーンしかヒットせず。
放流タイムもオレ金のスプーンを試すもヒットせず、なぜかやっぱりサクラマスが釣れた。
今日はサクラマスの日だな。
良い日だ。

最後にバスディ シュガリーシャッド(廃盤)でイワナを釣ってストップフィッシング。
このシャッドもジャーキングでつんのめるタイプだ。
僕の中のサクラマスキラーでもある。

結果、朝から6時間程で計20匹くらい。
数としてはイマイチかもしれないけれど、お持ち帰りがサクラマス6、イワナ2と、それなりにお土産ができた日でした。
余談ですが、イワナよりもやっぱりサクラマスの方が美味しいな…。味が鮭っぽくて。

もっと数を釣りたいなら、多分うらたんざわ国際の方が良いと思う。
でも、僕はあんまり数が釣れすぎても飽きるのだ。
爆釣は30分くらいでいい。それよりも少々渋くても考えて釣った1匹の方が楽しく感じる。

そんなことで、久しぶりの早戸川は堪能できました。  


Posted by 大盛貝塚 at 23:55 Comments(0) ルアー釣行記

2024年11月12日

23レガリスは間違いなかったぜ

11月に入り、僕の中ではそろそろエリアトラウトのシーズンに。

そこで、リールを新調しました。

23レガリス2000S-P。
リリース以来、高評価を重ねているダイワのバランスブレイカー。
実売1万円を切りながら、クラスを超えた性能を惜しげもなく投下したコスパモンスターです。
最近、ただ安いリールをコスパが高いとか言うサイトも多いけど、本当は「コストパフォーマンス」なのだから高くても安くても、それ以上の品質がないとコスパが良いとは言えない。
その点、23レガリスは、ガチでした。

詳しいスペックはもう方々にあるので今更語りませんが、噂通り素晴らしいリールだった。

僕の手元にはエリア向けには17エクセラー2000S−Hと16エアノス1000があって、エアノスがさすがにくたびれてきたのと、エクセラーはやっぱりギア比が高くて巻きの釣りがやりづらいので、この辺で買い換えようかと思っていたところだった。
やっぱりスプーンタダ巻きにはローギアだね…。

前モデルの18レガリスもよかったけど、唯一の弱点がボディ剛性だった。
ちなみに持っていたのは2500D。基本バス釣り用でした。
ボディ素材のDS5は軽くてもたわみやすく、それでもエリアトラウトやバス釣り程度なら支障はなかったけど、剛性厨の僕はやっぱりボディはカチカチが好き(笑)
まあ…それよりも18レガリスはATDドラグが流石にオイル切れして、ドラグが怪しくなったのが一番の不具合だったけど。
今回新たに搭載されたATD type−Lも気になっていたところ。

でもって、これまでレガリスは一つ下のクラスのレブロスの噛ませ犬的なところだったこともあり(笑)
18レガリスはリアクションバイトしたけど、今思えばこの世代は20レブロスでも良かった。

と思って1年待って、24レブロスが出たこのタイミングで、今回はやっぱりレガリスだな、と購入に踏み切りました。
実売1000円少々程度の差で、ザイオンVとねじ込み式ハンドルが手に入るなら、レガリス一択だろうと。


で、早速、王禅寺でシェイクダウン。


ところで、これまでナイロン一辺倒だった僕は、今季フロロを導入してみた。
ナイロンの伸びはとても好きなのだが、王禅寺みたいなポンドではレンジ調整に沈むラインが欲しかったのだ。
ナイロンだと深場を巻いても、どうしても浮き上がってしまうし、といってエステルは使いこなす自信がない。
僕はある程度ドラグを締めて、ロッドで魚の引きを楽しみたいのだ。
伸びないエステルだとブチブチ切れそうだし、大したロッドもないのでバイトも弾きそうだし。

フィールドに来たのは午後3時頃。
序盤はさほど魚の活性が高くない感じ。
スプーンの巻きを試したいので、ひたすら巻いてみるも、カウント2でショートバイト。

これ、ナイロンでよかったやん…。
そのせいかどうか確信はないが、5連続でバイトを取れず。
こういうことされると、伸びがあって食い込みの良いナイロンに戻りたくなる…。

慣れるためにも、ここはグッと我慢してフロロで通す。しかし頑張りを嘲笑うように悶絶は続き、開始1時間ノーフィッシュ。
心折れかけた頃、陽も傾き始め、魚の活性が上昇。
さらにレンジは上がったが(笑)、ここでようやくファーストフィッシュ。


入魂、完了。
ようやくポツポツ釣れ始め、




時速5匹ほと。
やっぱりフロロは積極的にアワセに行かないと、リトリーブでオートに乗るというのがあまり無い。
僕が欲しいのは低伸性ではなく比重なので、この点はデメリットだね。グラスのロッドが欲しくなる…。

なお、レガリスは箱出し状態でのグリスが馴染んでないせいか、巻きは若干重い。もしかしたらローターが軽すぎて慣性が弱いせいかもしれない。
まあ…あと2、3回使えばギアにアタリも出てもう少し軽くなるでしょう。
巻きの質感はそれほどだけど、ノイズはなくて十分にスムーズ。3ポンドフロロとエリアでは太めの糸を使っていたが、ライントラブルも皆無。
ドラグは、謳い文句通りに出だしがスムーズだが、ATDの特徴である負荷時の粘りもあり、魚が暴れても適度に粘って寄せるのに時間がかからない。
ローギアは、スピードが速いとすぐ泳ぎが破綻する樹脂製の1g以下のスプーンを巻くのに楽で、まさにエリア向けのスペック。
ちなみに1000番ではなく2000番を選んだのは、このローギア設定があったのと、硬いフロロを使うにはスプール径が大きいほうがライントラブルを防げるからだ。

ちなみにドラグ音は結構変わって、派手で大きくなった。
シマノ系:チリリリリン…
18レガリス:チチチチ…
23レガリス:ヂヂヂヂヂ…!
って感じ。
高級さはないけど、ジャンキーで嫌いではない。
むしろ人のテンションは上がる。

リールに何の不満もない。
普通に釣りをするのに、これ以上の性能が必要だろうか?
この先は、機能ではなく官能の世界だろう。質感とか好みとかの世界だ。
ショアジキとかの負荷のかかる釣りにはメタルボディのモデルがいいだろうけど、多分ライトゲームやフッコ程度の湾奥シーバスくらいなら、ザイオンVのレガリスで十分だと思う。
(僕はそれでも金属ボディが好きだけど)

マジでこれはバランスブレイカーだ。
シマノならアルテグラあたりからでないと対抗できないくらい。
でも、アルテグラは14000円くらいするよね?

日が暮れて、真っ暗な中でジロー池に。
エリアスプーンとしては大きな、ブルーフォックスのモアシルダミニで巻いていると、本日の最大魚をゲット。


40センチくらいかな。
いい引きでした。もちろん、リールは何にも不具合なく、スムーズに寄せられた。

といった感じでこの日の釣りは終了。
魚は全部で7匹と、前半の悶絶のおかげで伸びなかったが、リールのシェイクダウンとしては上々だったかと。

最近のダイワのU-1万円リールはすごいですね。
悪いけど、シマノはだいぶ遅れを取っている印象。
まあセドナやサハラも、使って不満は出ないけど、レガリスと並べた時に積極的に選ぶ理由がない…。
本来シマノ派だった僕は来春、シマノの巻き返しに期待したいところ。
いっそ違う路線で、メタルボディ&ローターの25ナスキーとか出してくれたら面白いけどね。

ということで、23レガリスは間違いない、という話。
ダイワさん、逆にここまでやってしまったら、次のレガリスどうするんだろう(笑)  


Posted by 大盛貝塚 at 07:49 Comments(0) リール釣行記

2024年10月30日

タダ巻きの力を舐めてたぜ

ステディリトリーブ、いわゆるタダ巻きは、ルアー釣りの基本である。

ほとんどのルアーはタダ巻きで動くように設計されていて(もちろん例外はある。ペンシルベイトとか)、タダ巻きのアクションはルアーを評価する上で欠かせない。
しかしある程度経験を積んだアングラーなら、タダ巻きだけでは物足りなくなるのも事実。
なんかこう、ジャークしたりシェイクしたりパンプさせたりと、ちょっとテクニックを使ってみたくなるのだ。
その方が「釣った感」があるし。

かく言う僕も、特にミノーを投げるとトゥイッチやジャークしたくなってしょうがないのだが、先日YouTubeでデイシーバスの動画を観ていたとき。
投稿者が「今日はタダ巻きの日ですねー」とミノーのタダ巻きで連発していたのを見て、デイシーバスでも普通のタダ巻きでも釣れるんだな、と。

そこでとある日、デイシーバスに繰り出して、シーバスハンターXをゆるゆるタダ巻きしてみたところ程なくグイッと引っ張られて。


あっけなく、久しぶりにシーバスが釣れました。

タイミングもあったろうけど、その後トゥイッチしてもストップ&ゴーでも来ず、やっぱりタダ巻きじゃないと釣れない時もあるのね、と認識した次第。

以来、今まで余計なアクションを入れすぎていたのでは、と反省しています。
よく考えれば川スモールだってドリフト釣法が普通だし、これも一種のタダ巻きである。
どうしても人間の目で見て釣れそうな気がする、わかりやすいアクションを入れがちだが、それこそが余計なのかもしれない。

そんなことで、先日行ったとある海でのロックフィッシュゲームでも試してみた。
ルアーは懐かしのギャンブラースタッドにジグヘッド。これで底付近をゆっくりタダ巻きすると、びっくりするくらいバイト多発。



試しにテキサスリグなんかでボトムパンプさせたり、ジグを沈めてシャクってみたりしても、完全ノーバイト。
ジグヘッドのスイミングに戻すと途端にバイトが出る。
スタッドのようなピンテールのストレートワームはついついワインドしたりミドストしたりしてしまうのだけど、何のことはない、ただ巻くだけで十分だったのだ。

当たり前だけど、いつでもこれで良いとは思ってない。
が、人間の感覚にとらわれず、余計なことはしないでみる、というのも一考だなと思った。
タダ巻きはやってみると、ずっと一定の速度で安定して巻くというのは難しく、突き詰めると実は割とテクニカルなアクションではあるのだが。

一度ただ巻いてみる。自分を信じない。
というのも時には必要かもしれません…。  


Posted by 大盛貝塚 at 13:52 Comments(0) ルアー私見釣行記

2024年10月10日

シーバスはもはやオワコンなのかもしれないぜ

僕の大好きで、世間の評価も高いルアー、ラパラのオリジナルフローターやカウントダウン。


永久定番とメーカーすら謳うこのルアーだが、ふと気づくと最近全然投げてない。
なぜだろうと考えていて、気付いた。
東京湾の湾奥、運河で釣りができないからだ。

ラパラは動きは良くても飛距離は出ない。
それでも近距離戦では無類の力を発揮するのだが、逆に手前で魚が釣れるフィールドでないと活躍できないのだ。

では、手前で魚が釣れる場所とはどこだったか。
それは、都心の運河だった。

江戸という地名は、その名の通り江(内湾)の中に戸(家)があったから付けられたのだろう。
翻って現代。江戸は東京となったが、都市が内湾の水辺にあることは変わりない。
人の身近に静かな海があり、魚がそこにいた。

だからこそ江戸の釣りも現代の東京のシーバス釣りも、身近で手軽でアクセスしやすいレジャーだったのだ。


ところが令和の現代。
平成の中頃まで気軽にできた、都市港湾の水辺へのアクセスが思いっきり制限されてしまった。

約20年前、SOLAS条約の発動とともに、それまでなんとなく黙認されていた港湾部への一般人の立ち入りが厳格に禁止され、釣りができるのは水辺の公園、運河沿いの通路など、明らかに行政が設定した開放区域に限られるようになった。

折しもそのタイミングは釣具業界でのシーバスブーム興隆期。
特定外来生物の問題でブラックバス釣りが大手を振ってやりづらくなり、野池は次々と釣り禁止に。
売上を求める業界はバスブームで培ったマーケティングノウハウを元にシーバスのプロを擁立、パターンに特化したルアーをプロモーションして、バス釣りができなくなったアングラーを海辺へ誘導した。

結果、シーバスアングラーの数は急上昇。
人が増えればトラブルも増える。マナー、場所取り、駐車場の問題、船の通行障害…。

マナー違反をしていなくても、夜な夜な集まる、長い棒を振り回しながら、よくわからない専門用語をブツブツ語るオタクっぽい集団。
それが一般人から見たシーバスアングラーの姿だろう…。

怪訝な顔で見られていた中、コロナ禍を良い口実として、多くの場所が「釣り禁止」「投釣り禁止」となった。
まさにブラックバスと同じ轍を踏んだ形だ。

僕はこの時期に長らく海無し県に住んでいたので、シーバス釣りは疎遠になっていたのだが、久しぶりに東京に戻ってきたのでシーバスを再開したものの、この状況にがっかりしている。
かつての手軽で身近でエキサイティングな釣りは、人目と場所を忍んで行う、肩身の狭い行為になっていた。

願わくば、ラパラCD7を短いバスロッドで投げて釣るような運河のシーバス釣りが戻って来てほしいが、残念ながら状況は不可逆的だろう。

かくして、唯一残されたフィールド、河川で釣りをするため、遠投できるフローティングミノーを揃えて、人の来ない干潟を進んで、オープンエリアの回遊シーバスを拾うしかない。
それが今の都心のシーバス釣りだ。

海外では釣り自体、ライセンス制を取っているところが多い。日本もその時期に入っているのかもしれない。
マナーやルールの問題であれば、ライセンスは確かに抑止力として働くだろう。
有料化には必ずしも賛成しないが(特に子供が生き物と触れ合う機会は減らさないで欲しい)、それで気兼ねなく釣りができるならば、一定の制約も受け入れられると思う。
エリアトラウトがこれだけメジャーになっているのだから。

駅から歩いて行ける水辺で、スニーカーで気軽にできる釣り。そこで投げるのは、飛ばないが釣れる、どこか愛嬌のある顔をしたラパラCD。
都会のビルに囲まれながらも、ああ、東京湾って実はこんなに魚がいるんだと気付かされる。
そんな小さなエポックを与えてくれるのが、僕の好きなシーバス釣りなのだが。  


Posted by 大盛貝塚 at 20:02 Comments(0) 環境私見

2024年09月30日

アンバサダー4600C3…良かったぜ

海でベイトリールを使うときは、僕はメンテナンスのしやすさからアブのアンバサダー一択。

ベイトリールは、どうやったって機関に塩水が入るので塩害は免れない。
最近のリールは防水機構に腐心されているのだろうけど、構造上、ベイトリールは完全には防げないのだろうと思う。
ピニオンあたりからメインギアの方に、多少なりとも水沫は入ってしまうはず。

いくつか海のベイト使い達のブログを拝見させてもらったが、やっぱりある程度のスパンで全バラしでメンテナンスがいるようだ。
メーカーへオーバーホールに出すのは面倒だし、だったらシンプルな機構でイージーアクセスのアンバサダーがいい。


そんな僕の主力はアンバサダー5600CLロケット。
なのだが、もう一台4600C3も中古品を持っていて、主力機がサビた時の部品取りに使うつもりだった。


なのにメイン機が、メンテナンスがしやすいせいで全然錆びない(笑)
もったいないなと思っていたので、先日ちょっと登板させてみた。

部品取り目的だったのであんまりメンテナンスもしてなかったのだが、釣行に持ってくにあたりバラして手入れ。
グリスはシマノ純正品、オイルはアブのロケットオイルを使用。
ラインはフロロ14lbを70mほど巻いて出撃。

20g程のジグや30gのダイソーの鯛ラバなんかを投げたのだが…やっぱりアンバサダー、イイ!

巻き心地はそれなり。
イマドキの最新リールほどの滑らかさはないけれど、逆に巻いている時のノイズがリールのコンディション情報となってアングラーに伝わる。

アンバサダー伝統のシンクロレベルワインダー。スプール回転に合わせてレベルワインダーが動く機構なのだが、これがキャスト時には猛スピードで往復。
抵抗になるので軽いルアーを投げるのには向かないけれど、初速を抑えるちょうどいいブレーキにもなるので、2点式の素朴な遠心ブレーキしかなくても意外とバックラッシュしないのだ。
音でも視覚的にもスプール回転数を伝えてくるので、サミングのタイミングを図りやすい。

深溝スプールなので、糸をパンパンに巻かなければ、スプールエッジを親指で擦ることで微妙なサミングも可能。

このマニュアル感。機械を操っている感覚は、現代的な設計のリールだと味わえないですね。

アンバサダーは様々な番手があるけれど、近年のパーミングカップのモデルであれば、僕の知る限り主力の4000〜6000番は、カップの大きさ自体は共通だ。

糸巻量はスプールとボディがワイドか否かで決まるので、逆に言えばそれ以外は共通部品。
だから機構は同じで、小番手のほうが軽くなる。

パワーは同じなのに重量だけ軽くなると思ってもらって間違いないかと。
何ならシャフトが短い分、小番手の方が剛性はあるという説も。

4600C3でも、普通のバス用ベイトよりも糸は巻けるが、海でもっとぶっ飛ばしたい時はPE2号くらいでラインキャバ稼ぐ手もある。
むしろPE使うなら、5000番代以上っていらない可能性も…。
しかしあれ、僕のとある記念用に買ったやつで、手放したくないし…。

どうしよう、また処分もできない死蔵リールが増えてしまった。
まあ…好きなものに囲まれる喜びってあるよね。

アングラーにはミニマリストは無理だろう、と常々思います。  


Posted by 大盛貝塚 at 07:54 Comments(0) リール私見