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プロフィール
大盛貝塚
大盛貝塚
人生色々ありますが、魚が釣れるとそれなりに幸せな人。

2020年04月12日

マチュリティをちょっぴりチューンしちゃったぜ

今期導入した新戦力、リョービのスピニングリールのマチュリティ。
以前記事に上げたけど、値段の割りになかなかの性能を持ち合わせており、すっかりお気に入りになってます。

だがしかし、ひとつだけ不満があったのはドラグ。
悪いわけではないのだけど、出だしたら止まらない、やや粘りの少ない特性で、これはグリスのせいだろうと思慮。
ということで、シマノのドラググリスを足すチューンを施すことに。

個人的にはダイワのATDの、出だしはスムーズなのに、あるところまでは抵抗がかかると粘る、という特性が好きだ。
が、ATDのグリスは単体では市販されていない。まあ、ATDの正体はこのグリスそのものなので、グリスを売ってしまうと全ての過去のリールが最新鋭のドラグを搭載するという、メーカー的にはゾンビに襲われるような事態になるから困るのだろう。
一世代前のUTDグリスは売ってたのにね。

しかし一方で、シマノのドラググリスは普通に売ってます。
嘘かホントか、アリビオからステラまでみんな同じグリスという噂も。
真偽はさておいて、シマノのドラグも嫌いじゃない。程よくスムーズでそれなりに粘る気がする。
そんなシマノのドラググリス、DG01を使って、リョービのリールをシマノ風味に味付けします。


これがDG01。グリスが指につくと不思議な触感で、ヌメるのに滑らないという。


マチュリティのドラグを露出。
ちなみに見辛いけどキャップには縁にゴムパッキンが付いていて防水している。


日本のメーカーのこういうちょっとした気遣いが好きだ。


ばらしていくとフェルトのドラグワッシャー。
ここに綿棒でグリスを塗ればおしまい。


ちなみにスプールの台座の位置には金属製っぽいのカラー(ブッシュ?)。これがベアリングならシマノのリッジサポートドラグと同じ。
こいつをベアリングに変えることも出きるだろうが、ダイワやシマノと違い、六角レンチじゃないと分解できない仕様。しっかりしてる。

その他、ラインローラーとハンドルノブにも注油して終了。


しかし、至極簡単な分解だったけど、各部の組み立て精度とパーツの配置がキッチリしてる。
無理してないのに隙がないような組み立て感。
パーツ構成は、少し昔の設計思想かな。良い意味で余分がある。最新のリールは限界まで合理化を進めているのでパーツが少なく、一部品の機能的な供用が多い。
それは良いことでもあるけど、僅かなクオリティーのブレがドミノ倒しのようにリール全体に波及してしまう。
無駄に全バラするのは悪影響を与えることの方が多いので、今回はメインギアには手を付けずにそっとしておきました。

さて、このチューンの結果について。
後日試すことができました。


ニゴイ約50センチ。


シーバス約30センチ。


ナマズ約50センチ。

きちんとドラグを鳴らしてくれたのはこの魚たち。
結論としては...完璧!
出だしはスムーズだがある程度の勢いになると、柔らかく粘ってくれる感じ。
トータルではクラス(リールの価格帯的に)最高峰の性能になったんじゃないだろうか。
アンダー1万円の巻きスピニングとしては最適かと。

隠れた名品と言っていいでしょう、リョービのマチュリティ。
リョービの釣具はいまだ死なず。  


Posted by 大盛貝塚 at 17:47Comments(0)リール