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プロフィール
大盛貝塚
大盛貝塚
人生色々ありますが、魚が釣れるとそれなりに幸せな人。

2023年07月07日

大水の中で魚がどこにいるのか未だに想像がつかないんだぜ

毎年、この時期になると、日本列島は大雨に見舞われる。
梅雨の終わりは大雨が多いが、気候変動のせいだろう、僕が子供の頃よりも激しくなったのは確かだ。

僕が子供の頃、真夏の最高気温は32℃あたりだった。今では32℃は、夏の暑さとしては「全然マシ」の感覚。
温暖化は確実に進んだ。

これから来るであろう温暖化が叫ばれていた30年前は、北極・南極の氷が溶けて海面が上昇するとしきりに言われていたが、事後となった現代、事はさらに深刻なことがわかっている。

海面上昇は、地球の極の氷が溶けることよりも、温度の上昇による水の膨張...小学校で習う、温度計の原理で、莫大な海の水の体積が膨らむことの方が深刻だった。

そして気温上昇で海の水の蒸発量が増え、従って空気中の水分量が増え、雨の量が増えたことが近年の大雨に繋がっていると言われる。
なお同様に雪の量も増え、ドカ雪になる年も多くなったらしい。
日本は水没の危機にある。

この手の話は語りだすとキリがないが、このブログは釣りブログ。
ひとまず釣りの事に話を戻す。

題名の通り、小さい頃に釣りを初めてから30年近く続けているけれど、この時期の大雨になるといつも不思議に思うのが、増水の川で魚はどこに隠れているのか、ということ。

たとえ洪水が起きた後でも、水が引けば魚は戻り、翌年にはある程度元に戻る。
確かに、流されてしまう魚はいるのだろうけど、回復の早さを考えると、全てを飲み込むような濁流の中でも多くの魚はどこかに留まって水が引くのを待っているはずだ。

大きな川だと、ワンドの奥や水門に、台風後の大水の時に大きな魚が溜まっていたりするのは見たことがある。
でも、川中の魚が集まったにしてはあまりにも少ない。せいぜい、石を投げたら当たるくらいで、もし本当に全ての魚が寄ってきたら、イワシ漁の網を揚げるときのような密度になるはずだ。

とすると、多くの魚は濁流のどこかに潜んでいるのだと思われる。

でも、どこに?

平時なら岩の裏だの岸際の陰だの、釣りをしていればわかる、ある程度のポイントに隠れているのだろうけど、そんな些細な物陰など自然の脅威の中では取るに足らないはず。

底にべったり張り付いたとしても、とても何日も耐えきれる水の力ではないだろう。

大雨の川は、当然危険なので生態調査なんて出来ないし、当たり前だが水が濁るので目視は無理。
真実は濁流の中にあり、僕には手の届かない場所で魚たちは密かに耐えているのは確実だけれど。

僕のよく行く、川スモールのいる川では、水が引いた後、流されて倒れた岸辺の夏草を眺めながら、川の地形すら変わった後でも、変わらず魚は釣れてくれる。
実は僕は増水時の釣りは苦手で、良い釣果に出くわした思い出はないけれど...。

温暖化が進もうとも、外来種であろうとも、何が起きてもその場で生きようとする魚たちには、感嘆すら覚える。
けれど、素朴な疑問が残る。

君はどこにいたの?
  


Posted by 大盛貝塚 at 08:26Comments(0)私見