2024年07月31日
ライギョ釣れたんだぜ
多摩川がホームフィードの僕。
この夏はちょいちょい中流域で、朝イチに繰り出し川スモールを狙っているのだが、いかんせん釣れない。
以前住んでいた荒川水系なら、サイズはともかく小さいワームをドリフトさせれば数は釣れたのに、ところ変わればなんとやら。
そもそも河川としては大きいのだが、川スモールのポイントの数は少ない。チャラ瀬が多く、流れのあるテトラ帯やガレ場といったスモールマウスの居着くスポットが少なくて、むしろオイカワやアユの川だな、という印象。のべ竿にサシ虫で小物釣るのが楽しいかもね。
代わりと言っていいのか、川が大きい分、止水やワンドの数が多い。
いや、荒川本流や利根川なんかに比べれば水量も規模も小さいのだが、以前のホームと比較したら。
でもってクリアウォーターなので、魚影がよく見える。
河川だとスモールマウスに駆逐されがちなラージマウスもある程度残ってる。
そしてこの日出会ったのは、なかなかのサイズの、ライギョだった。
水が湧いてことさらクリアなワンドに(河川中流域のワンドはこういう場所が多い。底からじんわり水が滲み出るので、クリアだし水温も低い)、ニョロっとした魚体がぷかぷか浮いていた。
あんまりクリアな水では見たことがない魚だったので、僕にとってはちょっとしたサプライズだった。
この日は、日の出から繰り出しあちこち回ったものの完封負けを食らっていた僕は、この魚に遭遇したことを良いことにちょっかいを出してみる。
ぷかぷか浮かんだ魚の少し先にルアーをキャスト。
選んだのはL−バス シュリンプ。
好きだけど使いどころが少ないルアー。
見た目も動きもあまりにリアルなエビすぎて、ルアー釣りとしてはちょっとかったるくまである。アピールが弱いのと沈むのが遅いのだ。逆にそれがこのルアーのキャラクターでもある。
サイトフィッシングなら、このエビっぽさは強みになるだろう。
若干離れて投げたルアーを、スレないよう寄せてきて、魚の顔のそばでフワフワ動かす。
遠巻きにルアーをみながら、ゆっくり去ろうとするライギョ。
そこで、ツン! ツン!とトゥイッチでルアーを跳ねさせる。
ハッ! とルアーを振り向くライギョ。
そのままふんわりフォール。
やっぱやめとこ…という顔のライギョ。
再度ツン!
ハッ!
ツン!
ハッ!
おお、なんかライギョかわいい。
何度目かのツン! でとうとう我慢できなくなったのか、ユラっと寄ってきてハムっ。
フィッシュオン!
フッキングとともに、スバババとヘッドシェイク。
バスと違ってニョロニョロ長いので、走ったり飛んだりではないが、これはこれでパワフルなファイト。
食わせた位置が近く、オープンウォーターだったので寄せること自体は比較的簡単ではあった。
ランディング直前に手前で暴れられたけど、草間にずり上げてなんとかキャッチ。

思ったよりデカい。60cmくらいかな?
スネークヘッドの英名の通り、ヘビみたいな顔だが、よく見るとなんだか愛嬌がある。
ちなみに食べるととっても美味しいらしい。昔、釣りをしていたら通りすがりの日本に働きに来ているであろう東南アジアの青年に、「コノサカナ、ツレマスカ? タベタイ!」とスマホでライギョの写真を見せられたことがあります。
ちょっと興味はあったけど、プライヤーで針を外してたら暴れてお帰りになりました。
ちなみにライギョは凶暴な歯を持っているのでバス持ちできません。エラの付け根に指を入れるというテクがあるそうだが、やったことない。
ライギョを釣ったのは人生2回目。
前回は荒川本流でスピナーベイトを引いてたら食ってきた。
今回もそうだけど、意外と探せばいるのだろうか。
そういや草むらにボロボロになったフロッグが落ちてたな…。
かわいいライギョのおかげで、なんとかボウズを逃れた酷暑日の釣り。
しかし…多摩川キビシイ。川スモールのアベレージサイズは大きい気がするが、ポイントの少なさが何よりネック。そこに世界有数都市の東京のアングラーが集中するわけで。
荒川のパターンがなかなか通用してくれない…。
今年の夏の暑さも、おそらくピーク。
ここらでひと雨来てくれればシーバスの活性が上がると思うのだけど、次回はシーバスにしようかな。
昼間の野外はマジで命に関わるし。
念力の ゆるめば死ぬる 大暑かな(村上鬼城)
この夏はちょいちょい中流域で、朝イチに繰り出し川スモールを狙っているのだが、いかんせん釣れない。
以前住んでいた荒川水系なら、サイズはともかく小さいワームをドリフトさせれば数は釣れたのに、ところ変わればなんとやら。
そもそも河川としては大きいのだが、川スモールのポイントの数は少ない。チャラ瀬が多く、流れのあるテトラ帯やガレ場といったスモールマウスの居着くスポットが少なくて、むしろオイカワやアユの川だな、という印象。のべ竿にサシ虫で小物釣るのが楽しいかもね。
代わりと言っていいのか、川が大きい分、止水やワンドの数が多い。
いや、荒川本流や利根川なんかに比べれば水量も規模も小さいのだが、以前のホームと比較したら。
でもってクリアウォーターなので、魚影がよく見える。
河川だとスモールマウスに駆逐されがちなラージマウスもある程度残ってる。
そしてこの日出会ったのは、なかなかのサイズの、ライギョだった。
水が湧いてことさらクリアなワンドに(河川中流域のワンドはこういう場所が多い。底からじんわり水が滲み出るので、クリアだし水温も低い)、ニョロっとした魚体がぷかぷか浮いていた。
あんまりクリアな水では見たことがない魚だったので、僕にとってはちょっとしたサプライズだった。
この日は、日の出から繰り出しあちこち回ったものの完封負けを食らっていた僕は、この魚に遭遇したことを良いことにちょっかいを出してみる。
ぷかぷか浮かんだ魚の少し先にルアーをキャスト。
選んだのはL−バス シュリンプ。
好きだけど使いどころが少ないルアー。
見た目も動きもあまりにリアルなエビすぎて、ルアー釣りとしてはちょっとかったるくまである。アピールが弱いのと沈むのが遅いのだ。逆にそれがこのルアーのキャラクターでもある。
サイトフィッシングなら、このエビっぽさは強みになるだろう。
若干離れて投げたルアーを、スレないよう寄せてきて、魚の顔のそばでフワフワ動かす。
遠巻きにルアーをみながら、ゆっくり去ろうとするライギョ。
そこで、ツン! ツン!とトゥイッチでルアーを跳ねさせる。
ハッ! とルアーを振り向くライギョ。
そのままふんわりフォール。
やっぱやめとこ…という顔のライギョ。
再度ツン!
ハッ!
ツン!
ハッ!
おお、なんかライギョかわいい。
何度目かのツン! でとうとう我慢できなくなったのか、ユラっと寄ってきてハムっ。
フィッシュオン!
フッキングとともに、スバババとヘッドシェイク。
バスと違ってニョロニョロ長いので、走ったり飛んだりではないが、これはこれでパワフルなファイト。
食わせた位置が近く、オープンウォーターだったので寄せること自体は比較的簡単ではあった。
ランディング直前に手前で暴れられたけど、草間にずり上げてなんとかキャッチ。

思ったよりデカい。60cmくらいかな?
スネークヘッドの英名の通り、ヘビみたいな顔だが、よく見るとなんだか愛嬌がある。
ちなみに食べるととっても美味しいらしい。昔、釣りをしていたら通りすがりの日本に働きに来ているであろう東南アジアの青年に、「コノサカナ、ツレマスカ? タベタイ!」とスマホでライギョの写真を見せられたことがあります。
ちょっと興味はあったけど、プライヤーで針を外してたら暴れてお帰りになりました。
ちなみにライギョは凶暴な歯を持っているのでバス持ちできません。エラの付け根に指を入れるというテクがあるそうだが、やったことない。
ライギョを釣ったのは人生2回目。
前回は荒川本流でスピナーベイトを引いてたら食ってきた。
今回もそうだけど、意外と探せばいるのだろうか。
そういや草むらにボロボロになったフロッグが落ちてたな…。
かわいいライギョのおかげで、なんとかボウズを逃れた酷暑日の釣り。
しかし…多摩川キビシイ。川スモールのアベレージサイズは大きい気がするが、ポイントの少なさが何よりネック。そこに世界有数都市の東京のアングラーが集中するわけで。
荒川のパターンがなかなか通用してくれない…。
今年の夏の暑さも、おそらくピーク。
ここらでひと雨来てくれればシーバスの活性が上がると思うのだけど、次回はシーバスにしようかな。
昼間の野外はマジで命に関わるし。
念力の ゆるめば死ぬる 大暑かな(村上鬼城)
Posted by 大盛貝塚 at 08:27│Comments(0)
│釣行記