アングラーは水面下に夢を見るんだぜ

ラパラ カウントダウンジョインテッド。
このルアー、どこでも釣れるわけではないのに、ハマる場所では、ちょっとその釣れ方に引くぐらい釣れる。
正に局地戦専用弾。

Rapala(ラパラ) ＣＤＪ（カウントダウンジョインテッド）

このルアーが効くのは、端的には、ちょっと大きめの小川、といった規模の川だ。
瀬と淵が繰り返し現れ、明確な流れがある。
水深は2メートルまでがやり易い。

使い方は、基本的にはドリフト。アングラーから流れに対し、直角もしくは少しダウンクロスにポジションを取ってキャスト。
あまりリトリーブはせずに、クネクネ泳ぎながら川底を転がすようなイメージで使う。

ターゲットはフィッシュイーター全般だ。
僕の場合、ことさらスモールマウスバスとナマズに反応が良いけど、これはCDJ-7の得意な流れのある場所と、この魚たちの捕食場所が重なっているからだ。
流れと深さの条件がハマれば、海の近くならばシーバスもよく釣れるし、北海道なら大型のトラウトキラーとしても有名である。
ちなみにCDJ-7･9･11とサイズがあるけれど、水深と水量で分ければいいんじゃないかな。

そんなCDJ-7だけど、幸いなことに僕のよく行くフィールドで、非常にハマる。しかも夜釣りで。
釣れるのはスモールマウス、ナマズにニゴイばかりだけど、あまりに釣れるので封印する日もあるくらい。
しかしどうしても短時間で釣りたい日には、エースで4番で中継ぎもクローザーもお願いするという暴挙に出る。
そして、それがまた効く。


CDJ-7に典型的な喰い方をしたナマズ。サイズは50アップくらい。
ドリフトするルアーを後ろから追随してバクッといくと、こんな風にリアフックにガッツリ掛かる。



これはフォールで来たスモールマウス。
CDJは多分、ジョイントしている前側の頭側パーツにウェイトが仕込んであって、リアは無いのだと思われる。
ベリーフック辺りからユラユラ沈んでいくが、フラッタリングなんかはしない。
それでも軽いテールがユラユラ揺れるのでアピールにはなるようだ。

なんでこんなに釣れるのか。
しかも夜に釣れるのか。

多分、その特有のジョイント機構で、ドリフトさせた場合に移動距離に対してのアクション数が多いからアピールできるのだと思う。
といっても動きはナチュラルで、ウィグルワートみたいなブリブリ動きまくるルアーとは違い、リアクションではなくあくまでも喰わせ寄りの動き。
だから、警戒心の高い大物でも口を使ってしまう。



この写真、ネットの枠は36センチ。
魚はどれだけ測っても、大台一歩手前の49センチのスモールマウスでした笑
これ、ショートバイトがあったので何度も同じコースを通して喰ってきた魚。
こんな警戒心の高い大物でも、キャストを繰り返しても喰ってきてくれる。このスゴさ、わかる人にはわかりますよね。

写真に撮らなかった魚もいるし、もちろん凸った日もあるけれど涙
ラパラCDJ-7の信者としては、定期的に釣果を上げなければいけない気がしたので、信仰上の理由で記事にさせていただきました。

最近はシンキングのジョイントミノーのフォロワーが結構出てきているけど、個人的にはCDJとダイワのドクターミノージョイントがあれば他には別にいいかな。
ラパラの伝説、未だ健在なり。