2017年09月17日
悪いがメーカーの想定は無視して使うんだぜ
藤川球児というプロ野球のピッチャーがいる。
とてもいいピッチャーなのだが、この人を見るたびに考えてしまう。
もし藤川球児が野球をしていなかったら?
親は野球が好きで球児なんて名前をつけたんだろうけど、例えば野球なんかやらずに水泳選手として有名になっていたら?
「いやいや、お前球児なんだから野球しろよw」なんてツッコミが入って、でも所詮は名前の話。水泳選手として優秀なら、親の言うことを聞かなかった水泳選手としてクスリと笑われながら愛されるのではなかろうか。
今日ご紹介するのはそんなルアーの話。

デュオ タイドミノースリム ヘルティックです。
数多あるタイドミノーシリーズの中で、最も中二病感漂うキラキラネーム。どうでもいいけどルアー用品ってなんでヤンキー臭い名前とデザインが多いんだろう。

金属リップが地獄感を出しているようないないような。
3フックの細長シェイプ、固定重心のヘビーシンキングミノー。
メーカーのPR文句は
********
タイドミノーシリーズに共通する高いアクションレスポンスと引き変えに、同サイズのスリムミノーにはないキャスティング性能とレンジ攻略のアドバンテージを手に入れ、プロダクティブゾーンを拡大しました。ヘビーウエイトのボディはリトリーブスピードやロッドワークによるアクションの演出が不可欠となり、アングラー自身がシチュエーションに応じて使いこなすことで初めてそのポテンシャルが発揮されます。
*********
だそうな。
それを信じて砂浜で投げようとかした時代が僕にもありました。
そして3投して気付いた。
嘘つき。
重くて長いが、圧倒的に飛ばない。むしろラパラCD7の方がマシなくらい。
キャストした瞬間から固定重心のバランスが姿勢をぶれさせ、105ミリのロングボディが一身に風を受ける。
結果、20メートルも行かずにボチャン。
そっからファストリトリーブさせたところで、下手したら3秒で1キャスト終了よ?
それはただのルアー回収じゃない?
確かに早く沈むしジャークさせるといい動きはする。
でも、水深が深いところだと着底させるのに結構な時間もかかるので、そういう使い方ならメタルジグでいいんじゃなかろうか。
とまあ上級すぎて僕には使いこなせないと思っていたのだけど、インスピレーションは突然降ってくるものだ。
荒川某所、夕暮れ時。
目の前でボイル発生。しかし引き波パターンでは乗らず。レンジを下げる必要がある。
といって普通のミノーでは反応無し。必要なのは、水深1メートルのレンジでゆっくり泳ぐシンペン的な動きのもの。
たまたま目に留まったヘルティック。結んで、キャスト、カウントダウン。
竿はやや寝かせ気味でただ巻き。
で、ゴン!

ということがありまして、ただ巻きルアーとして使うと予想外に面白いということがわかった次第。
アクションは例えるならローリングベイトとシンペンを合わせたような感じで、3000番程度のスピニングで1秒1巻きくらいのときによく動く。
いかんせん重いのでシンペンよりも下のレンジ、かといってメタルジグじゃ沈みすぎる場所で使える。表層で反応のないときは選択肢として面白いルアーだ。
もちろん、沈めてジャークでもいい。
けど飛ばない。海釣り公園みたいな所で際で攻めるのにはいいのかも。
遠投するなら僕はジグかスプーンを勧めます。
ということでヘルティックという大仰な名前とは裏腹に、個人的には強いて言うならローリングワンダーと名付けたくなるような、ある意味至極普通に使用しているルアー。
いいんだよ、言われたままに使わなくても。
球児が野球しなくたっていいじゃない。
ヘルティックが平和の使者でも普通のルアーでもいいじゃない。
とてもいいピッチャーなのだが、この人を見るたびに考えてしまう。
もし藤川球児が野球をしていなかったら?
親は野球が好きで球児なんて名前をつけたんだろうけど、例えば野球なんかやらずに水泳選手として有名になっていたら?
「いやいや、お前球児なんだから野球しろよw」なんてツッコミが入って、でも所詮は名前の話。水泳選手として優秀なら、親の言うことを聞かなかった水泳選手としてクスリと笑われながら愛されるのではなかろうか。
今日ご紹介するのはそんなルアーの話。

デュオ タイドミノースリム ヘルティックです。
数多あるタイドミノーシリーズの中で、最も中二病感漂うキラキラネーム。どうでもいいけどルアー用品ってなんでヤンキー臭い名前とデザインが多いんだろう。

金属リップが地獄感を出しているようないないような。
3フックの細長シェイプ、固定重心のヘビーシンキングミノー。
メーカーのPR文句は
********
タイドミノーシリーズに共通する高いアクションレスポンスと引き変えに、同サイズのスリムミノーにはないキャスティング性能とレンジ攻略のアドバンテージを手に入れ、プロダクティブゾーンを拡大しました。ヘビーウエイトのボディはリトリーブスピードやロッドワークによるアクションの演出が不可欠となり、アングラー自身がシチュエーションに応じて使いこなすことで初めてそのポテンシャルが発揮されます。
*********
だそうな。
それを信じて砂浜で投げようとかした時代が僕にもありました。
そして3投して気付いた。
嘘つき。
重くて長いが、圧倒的に飛ばない。むしろラパラCD7の方がマシなくらい。
キャストした瞬間から固定重心のバランスが姿勢をぶれさせ、105ミリのロングボディが一身に風を受ける。
結果、20メートルも行かずにボチャン。
そっからファストリトリーブさせたところで、下手したら3秒で1キャスト終了よ?
それはただのルアー回収じゃない?
確かに早く沈むしジャークさせるといい動きはする。
でも、水深が深いところだと着底させるのに結構な時間もかかるので、そういう使い方ならメタルジグでいいんじゃなかろうか。
とまあ上級すぎて僕には使いこなせないと思っていたのだけど、インスピレーションは突然降ってくるものだ。
荒川某所、夕暮れ時。
目の前でボイル発生。しかし引き波パターンでは乗らず。レンジを下げる必要がある。
といって普通のミノーでは反応無し。必要なのは、水深1メートルのレンジでゆっくり泳ぐシンペン的な動きのもの。
たまたま目に留まったヘルティック。結んで、キャスト、カウントダウン。
竿はやや寝かせ気味でただ巻き。
で、ゴン!

ということがありまして、ただ巻きルアーとして使うと予想外に面白いということがわかった次第。
アクションは例えるならローリングベイトとシンペンを合わせたような感じで、3000番程度のスピニングで1秒1巻きくらいのときによく動く。
いかんせん重いのでシンペンよりも下のレンジ、かといってメタルジグじゃ沈みすぎる場所で使える。表層で反応のないときは選択肢として面白いルアーだ。
もちろん、沈めてジャークでもいい。
けど飛ばない。海釣り公園みたいな所で際で攻めるのにはいいのかも。
遠投するなら僕はジグかスプーンを勧めます。
ということでヘルティックという大仰な名前とは裏腹に、個人的には強いて言うならローリングワンダーと名付けたくなるような、ある意味至極普通に使用しているルアー。
いいんだよ、言われたままに使わなくても。
球児が野球しなくたっていいじゃない。
ヘルティックが平和の使者でも普通のルアーでもいいじゃない。
Posted by 大盛貝塚 at 18:20│Comments(0)
│ルアー
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