2017年10月23日
ところでベイトリールにPEを巻いてエリアで使ってみたんだぜ
先日の珍しく釣れた王禅寺にて、想定以上にベイトタックルが活躍してくれた。
このとき巻いていたのが1号のPEに5ポンドのフロロリーダーというセッティング。まあ何か特別な効果を狙っていた訳ではなく、普段エリアトラウト用に巻いている6ポンドナイロンを切らしていたので、急遽代打として使っただけのこと。
そしたらやっぱり普段のナイロンとは使用感が全然違ったので、話ついでのインプレを。
ちなみにロッドはダイコーのブルーダー56UL、リールは05カルカッタ50という00年代タックル。なので参考度は低めにお願いします笑

今さらで恐縮ですが、ナイロンとPEの特性の違いのなかで、改めて触れるべきはラインそのものの重量。PEは比重そのものが軽い上、圧倒的に細いので、必要な長さを巻いたときのスプールに加わる重量に差が出る。
別に計ったりしなかったけど、多分数グラムくらいの差があって、高速回転する物体に対してこの差は大きい(らしい)。
確かにスポーツカーのチューニングで最もイニシャルな効果があるのはバネ下重量の軽量化で、最たるものはホイールを軽い素材のものに変えることだ。
これで何が変わるかというと、廻り出しに必要なエネルギーが少なくて済むこと。
リールに当てはめると、軽量ルアーをキャストするとき、スプール回転の動き出しが鋭いということになる。
ということでベイトフィネスにはキャスト面ではPEは適しているのだけど...。
で、実際の使用感。
確かにルアーは投げやすい。スプール反応が良いのでトラウトルアーみたいな軽いモノでも、さほどストレスなく飛んでいく。
怖かったバックラッシュにしてもほぼ無かった。スプール総重量が軽いので、遠心ブレーキが普段より効くのだろう。キャスト後半でラインがスプールから浮き上がることが少ないのだ。反面、遠投性はやや減少。飛距離を求めるセッティングではないかな。
一方、やっぱり伸びが無い分、アタリはやや弾きやすい。ルアーへの衝撃が直接リールまで届くので、感度はもちろんいいのだけど、フッキングの瞬間にドラグがギャッと出る。
スピニングもそうだけど、PEを使うときはリールのドラグに頼ることが多い。糸の伸びで吸収できないエネルギーをドラグで補う必要があるのだ。
トゥイッチみたいな能動的なアクションはとてもつけやすかった。ただ当日は、こんなリアクションじゃなく普通のただ巻きにしか反応しなかったのだけど笑
ここから導かれた僕の結論。
ぶっちゃけ、エリアトラウト程度のベイトタックルにPEは要らないな。
キャスタビリティー→いいけど、そもそも渓流みたいにシビアなコントロールは不要。
アクションのつけやすさ→いいけどナイロンでも対応可能な範囲。
飛距離→むしろ飛ばないし、別に普段のセッティングで必要十分。
バイト→弾く。
ファイト→ドラグを利かせなきゃならないのでベイトリールのメリットである巻き取りパワーが活かせない。
まあ、例えばグラスロッドを使う、みたいなタックルバランスを揃えればもっと改善はできるだろうと思うけど。でもグラスロッドにPEラインと、カーボンロッドにナイロン、どっちがいいかとか、もはや気分の問題じゃなかろうか。
僕自身は、グラスロッドは好きだけど、そこまでしてというほどではないしなぁ。
ということで、わかったのはやっぱりナイロンいいよね、ということでした。
あ、でもナイロンを10メーターくらいロングリーダーを取ったら適度な伸びで...?
このとき巻いていたのが1号のPEに5ポンドのフロロリーダーというセッティング。まあ何か特別な効果を狙っていた訳ではなく、普段エリアトラウト用に巻いている6ポンドナイロンを切らしていたので、急遽代打として使っただけのこと。
そしたらやっぱり普段のナイロンとは使用感が全然違ったので、話ついでのインプレを。
ちなみにロッドはダイコーのブルーダー56UL、リールは05カルカッタ50という00年代タックル。なので参考度は低めにお願いします笑

今さらで恐縮ですが、ナイロンとPEの特性の違いのなかで、改めて触れるべきはラインそのものの重量。PEは比重そのものが軽い上、圧倒的に細いので、必要な長さを巻いたときのスプールに加わる重量に差が出る。
別に計ったりしなかったけど、多分数グラムくらいの差があって、高速回転する物体に対してこの差は大きい(らしい)。
確かにスポーツカーのチューニングで最もイニシャルな効果があるのはバネ下重量の軽量化で、最たるものはホイールを軽い素材のものに変えることだ。
これで何が変わるかというと、廻り出しに必要なエネルギーが少なくて済むこと。
リールに当てはめると、軽量ルアーをキャストするとき、スプール回転の動き出しが鋭いということになる。
ということでベイトフィネスにはキャスト面ではPEは適しているのだけど...。
で、実際の使用感。
確かにルアーは投げやすい。スプール反応が良いのでトラウトルアーみたいな軽いモノでも、さほどストレスなく飛んでいく。
怖かったバックラッシュにしてもほぼ無かった。スプール総重量が軽いので、遠心ブレーキが普段より効くのだろう。キャスト後半でラインがスプールから浮き上がることが少ないのだ。反面、遠投性はやや減少。飛距離を求めるセッティングではないかな。
一方、やっぱり伸びが無い分、アタリはやや弾きやすい。ルアーへの衝撃が直接リールまで届くので、感度はもちろんいいのだけど、フッキングの瞬間にドラグがギャッと出る。
スピニングもそうだけど、PEを使うときはリールのドラグに頼ることが多い。糸の伸びで吸収できないエネルギーをドラグで補う必要があるのだ。
トゥイッチみたいな能動的なアクションはとてもつけやすかった。ただ当日は、こんなリアクションじゃなく普通のただ巻きにしか反応しなかったのだけど笑
ここから導かれた僕の結論。
ぶっちゃけ、エリアトラウト程度のベイトタックルにPEは要らないな。
キャスタビリティー→いいけど、そもそも渓流みたいにシビアなコントロールは不要。
アクションのつけやすさ→いいけどナイロンでも対応可能な範囲。
飛距離→むしろ飛ばないし、別に普段のセッティングで必要十分。
バイト→弾く。
ファイト→ドラグを利かせなきゃならないのでベイトリールのメリットである巻き取りパワーが活かせない。
まあ、例えばグラスロッドを使う、みたいなタックルバランスを揃えればもっと改善はできるだろうと思うけど。でもグラスロッドにPEラインと、カーボンロッドにナイロン、どっちがいいかとか、もはや気分の問題じゃなかろうか。
僕自身は、グラスロッドは好きだけど、そこまでしてというほどではないしなぁ。
ということで、わかったのはやっぱりナイロンいいよね、ということでした。
あ、でもナイロンを10メーターくらいロングリーダーを取ったら適度な伸びで...?